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クイズ付き連作短編小説四部作(3)「He is 魚類」


※小説の途中に「読者への質問」が挿入されます。


 こんにちは、今回は6500字です。
 僕は自分の創作の中でこの話が一番好きです。

 よろしかったら《あとがき》で、またお会いしましょう。
















クイズ付き小説「He is 魚類!」



      マルティン☆ティモリ作









 僕は訊く。



 「それで、彼って一体何ていう名の魚なの?」



 「そう、彼はね…」



 言い掛けてカズヨさんは、何故か英語で言い直した。



 「He is …」





   ☆  ☆  ☆












 穏やかな春の日の昼下がりのこと、僕は二階の自室の窓辺に腰掛け、我が家に同居する雄猫=ジェネラルと一緒にひなたぼっこをしていた。

 大型連休の途中の一日。妻は先刻、友人と映画を観に出かけていったから、家の中にいるのは僕とジェネラルのひとりと一匹のみ。



 「ねえ、ジェネラル。どうしてきみが猫で僕の方が人間なんだろうね?もしその逆だったとしたって全然かまわないのにね」



 そんなことを問いかけてみたところで、ジェネラルはただ大儀そうに視線だけこちらに向け、ひとつ欠伸をするとまた直ぐに眠りに落ちる。いやいや、僕だってそこに何らかの解答があるなどと思っているわけじゃないんだ。生きているとは実に不可思議なこと。僕らがそれぞれ別々の種に生まれつき、しかも同時にこの時代を生きているってのはとっても奇妙…そんな感覚を、ジェネラル、きみと一緒に分かち合いたかっただけなのさ。



 間欠的に頬を撫でるそよ風。こんな至福の午後には、窓外からの街の音に聞き入りながら、ウトウトするのが僕にとってのここ最近のちょっとした楽しみになっている。



 うたた寝でみる夢は決まって若い日の夢だ。



 柔らかな春の日差しは今や人生の秋を迎えつつあるこんな僕にも、光と憧れに満ちた季節があったことを思い出させてくれる。だから、みる夢の多くは恋の夢…でも、夢に現れてくるのは実際に恋人としてつき合った女性や若い頃の妻じゃない。そうではなくて大抵は、若い日に、ほんの一場面ですれ違った程度の少女たち…すなわち、恋にまで発展しなかった蕾(つぼみ)のような小さな感情が、夢という仮想空間の中で幾分理想的な形となって開花するってわけ。その舞台は当時通っていた高校からの帰り道だったり、大学近くのカフェだったりする。



 だが、この日にみた夢は、いつもとは違ってかなり非現実的なものだった…



 ☆   ☆   ☆





 この日の夢に僕の相手役として登場したのは高校一年の時に同じクラスだったカズヨさん…ちっちゃい背に小作りな顔を包みこむような短めの髪、一重瞼(ひとえまぶた)の普通にまじめな女子生徒…ところがその夢の中では、何故だか僕と彼女はタヒチの海辺を歩いていたんだ。



 夢の中の十六歳の僕たち。

 カズヨさんはゴーギャンの絵に出てくるような原色のパレオを身にまとい、僕はといえばチェック柄のバミューダパンツ姿。亜熱帯の目映い光の中、海からの風が彼女の髪をもてあそんでる。



 と、



 「お魚になるよ!」












 いきなり宣言する彼女。そして僕の手を引いて走り出した。彼女の言葉に僕は高校の頃に流行っていた昭和のCMソングを思い出す。



 ♪お魚になった、ワ・タ・シ



 カズヨさんは僕の手を引き浜辺にある岩場の坂をずんずん上って遂には頂点へと到着する。そこは垂直に切り立った目もくらむような崖、鉛直遙か下方に青く透き通った海面が見える。



 「さ、行きましょ」



 言って躊躇なく飛び降りるカズヨさん。



 「うあああっ」



 しっかり手を引かれていたが故に、僕も一緒に遙かな海面へと真っ逆さま、落ちていく恐怖と突然訪れた無重力感に僕は手足をばたつかせずにはいられない。途方もなく長く感じられた落下の後、やっと着水したと思ったら、海面を突き抜けた衝撃で身につけていたものは全部脱げてしまい、ふたりは天使みたいに真っ裸。そのまま海中深くへと沈んでゆく。



 (ああ、そうか。お魚になるんだったな。これは夢、だからそのうちにきっと僕らの体表は鱗で覆われ、身体のあちこちからは鰭(ひれ)が生え始めて…)



 そんなことを思いながら、すぐ目の前にいるカズヨさんの、決して豊満とはいえない全裸に目を凝らしていたんだけど、彼女の身体には何の変化も起こらない。カズヨさんの全裸はやはり人間であるカズヨさんの全裸そのままだ。



 「…み、見ないで下さい」



 「あ、ごめん」



 あわてて僕は目をそらす。でもカズヨさんは特に怒った風もなく、いたずらっぽい目をして僕の顔をのぞき込んだ。 



 「ね、お魚になったでしょう?」



 ええっ!?どう見たって人間のままなんですけど~なんて思いつつも僕は、今、自分が水中にいるにもかかわらず、普通に話せて呼吸もしっかりできているという事実に気がついた。それがすなわち『お魚になった』って事を意味しているのだろう、ま、夢なんて大概そんなものだ。



 水面という名の果てしなく続く大天井に覆われたここは魚社会。上下左右を、僕らを取り囲むように小さな魚の群れが行き交っている。



 「ふ~ん、僕たちって、どっちかって言えば大型魚の部類に属しているみたいだね」



 のんびりつぶやいてみる。と、突然頭上に巨大な影が…



 「何言ってるの、ほら、急いで!」



 カズヨさんが叫んだ。



 よくわからないままに僕は先を行く彼女を水を切って追いかける。今や巨大な影は、水面という大天井の下のもうひとつの天井となって僕たちの頭上を悠然と進んでいた。



 「さあ、頭を反らして!」



 言われた通りにその白い天井に思いっきり頭を押し当てる、と、後頭部はそのまま頭上の巨大な生き物に固定され、急に泳ぎが楽になった。



 「ってことは、僕たちは…」



 「そう、わたしたちコバンザメなの。ね、素敵でしょ!」



 「う~ん、でも…(素敵かどうかは別として)どうして、よりによって僕らはコバンザメなんだろう?」



 先にジェネラルに問いかけたと同じ様な問いをつぶやいてしまう僕。



 だが、夢が脳の作り出したイリュージョンであるのなら、どんなに気まぐれに思えることにも意外な理由があるものだ。このときの僕の脳裏に浮かんでいたのは、子供の頃の愛読書のひとつ=原色魚類図鑑の中に書かれていたある記述だった…



 ☆   ☆   ☆





《カズヨさんの思い出》



 今から四十数年前の高一の秋。放課後、大事なノートを机の中に忘れたことに気づいて学校に取って返した僕は、人気(ひとけ)のない校内のクラスルームにひとり残って掃除をしているカズヨさんと遭遇した。



 「あ、鈴木さん…」



 カズヨさんはフルネームを鈴木和代(スズキ・カズヨ)という。



 高校に入学してからもう半年近くが経っていたが、同じクラスであるにもかかわらず、この日まで僕はカズヨさんとはほとんど言葉を交わしたことがなかった。

 印象としてはとっても地味でまじめな女子生徒…教室の掃除をしていたのは、名簿順からいってこの日が彼女の当番だったのだろう、他の当番たちが掃除をすっぽかして帰ってしまったために、彼女だけがひとり、律儀に義務を果たしていたってことらしい。



 「…忘れ物しちゃったんだ。鈴木さんは、掃除当番?」



 「うん、そう」



 「ふうん、真面目だなぁ」



 「そうかな?……あ、あの…よかったら、掃除……手伝って下さい!」



 ん、何だろ?この感じ。他の女子なら「手伝ってよ」とか何とか軽く言うような言葉を、カズヨさんはちょっとためらった後に絞り出すような口調で言った。



 「えっ、あ、いや、今日は家の用事があって、早く帰らなくちゃいけないから」



 本当は用事なんてなかった。ただ、咄嗟(とっさ)に僕が恐れたのは、ひっそり静かな教室にカズヨさんと二人でいるところを友人に見られてしまう事。

 この頃の僕は、友人たちと好きな女の子について話すときにはいつも、隣のクラスにいる美少女系の女子生徒(当時のイギリスの人気女優=Maisie・Eraに似ていたので『メイジー』ってあだ名で呼ばれてた)の名前を挙げる事にしていた。だけど、本当はメイジーの事が特別好きだったって訳でもない。隣のクラスだから性格とかもわからないし、だいいち僕とメイジーとでは顔面の偏差値が違いすぎる。ただ友人同士で女の子の話をするときには、取りあえず誰かの名前を言っとかないと盛り上がらないし、変に秘密めかしたりすると何かと面倒。だから友人たちの前では、一応メイジーを意中の人ってことにしていただけだった。



 そんなわけで、当番でもない僕がカズヨさんと一緒に掃除しているところを友人に見られでもしたら、彼らはきっとニヤニヤ笑って、『ふ~ん、ショウジ(昭時=僕の名前です)、お前、ホントは鈴木さんとそういうことになってたんだ~』なんて冷やかされ、以後の高校生活がとってもやりにくくなる。












 「じゃ、ごめん、お先に!」



 言って僕はカズヨさんを残し教室を出た。



 カズヨさんは僅かにほほえんでいたけれど、何も言わなかった。



 帰り道、僕は、箒を持ってひとりで教室に残っているカズヨさんの姿を想い少し後悔した。



 (手伝うくらいしてもよかったのにな…)



 もしも手伝っていたらどうだったろう、と考えた。



 友人に見つかることもなく掃除を終えた僕たちは、学校からの帰り道を一緒に歩いたかもしれない…そしてその時、ひょっとしたら僕たちの間に何か暖かい感情が流れたのではないか…並んで歩く制服姿の僕たちは、(背の高さはずいぶんと違うけれど)道行く人から見て、結構お似合いのふたりと映ったのではないか…



 だが、カズヨさんとはそれ以降、特に親しく会話する事もなかったし、高二になって以後はもう同じクラスになることすらなかったのだった。



 ☆   ☆   ☆



 …さてさて、話は再び夢の中の海の中。



 それで?どうして僕らはコバンザメになったのかって?



 それはね、きっとカズヨさんの姓からの、僕の無意識下に於いての連想によるものだったんだと思う。というのも、実はコバンザメは鮫の仲間じゃなくって分類すれば何と何と『鱸(すずき)』の仲間(昔の人がいい加減な命名をしたんですね)。子供の頃に図鑑でそんな記述を読んだことがあったから、それがかすかに僕の記憶に残っていたのだろう。



 大きな魚の腹にくっついて、夢の中の僕たちはとっても快適だった。泳がなくても移動できるのはもちろんの事、その魚が食い散らしたエサのおこぼれにも預かることができる。



 おいしそうに小魚を飲み込んだカズヨさん、にっこり笑って「彼のお陰よね」って言う。



 「彼?でもひょっとしたら『彼女』かもしれないよ」と僕。



 カズヨさんは黙って僕らのいる斜め上辺りを指さした…そこには大きくて白い腹があり、その後方に突起しているのは一対の交尾器。



 「ああ、な~るほど!ところで僕らがくっついてるこの魚って、一体何て名前なんだろうね?」



 「え?わからない?彼の名前はね…」言い掛けてカズヨさんは何故か英語で言い直す。












 「He is ○○.」












 ………………………




















 階下に人の気配。妻が帰宅したようだ。うたた寝から覚め切らない僕はまだ夢の余韻に浸っている。



 (…そうかぁ…彼は○○だったんだ…たしかに…魚類であるには違いないよね…ムニャムニャ)



 「ショウジさん?…ショウジさんってば!居るんでしょ?もうっ、返事くらいしてよ!で、言いつけておいたお風呂掃除、ちゃんとやっておいてくれたんでしょうね?」



 一気に現実に引き戻される。



 「ああ、ごめん!まだなんだ。今すぐやるよ」



 窓外を見れば現し(うつし)世は既に夕刻、今日という日が暮れようとしている。ヨッコラショっと立ち上がった僕は、今見た夢の続きがまた見られるようにと、夢の中でカズヨさんが最後に言った言葉、「He is ○○」を、手の甲に小さくサインペンで書き取っておいた。



 ☆   ☆   ☆



 さて、一夜が明けて今日からは五月。



 この年=2019年のこの朝は、ひとの人生においてそうは何度も経験できない、ちょっと晴れがましくてモニュメンタルな朝…にもかかわらず、昨日のうたた寝がいけなかったのか、僕は風邪気味で寝床に伏している。

 パジャマの袖からのぞいた腕時計を見ればもう昼近い時刻、妻はまた別の友人とランチに出かけたらしい。僕も何か食べなくちゃと身体を起こす…



 と、



 (んっ?)



 先刻、腕時計を見たときに何か意識に引っかかるものがあった。

 もういちど左の手首に視線を移す。



 (ない、消えている)



 そう、昨日の夕方、うたた寝から覚めた時に書いておいた手の甲の文字が消えているのだ。

 使ったのは水に強い油性のサインペン、それに昨晩は風邪気味だったから風呂には入っていない。風呂掃除はしたけれど(でないと妻にこっぴどく叱られる)ちゃんとゴム手袋をはめてやっている。いやいや、何より昨夜は早めに床に就いたのだったが、就寝前に僕は、まだ手の甲の文字が残っていたのをしっかり覚えているのだ。それが朝になって消えているというのは…これはちょっとしたミステリーではないか。



 取りあえず起き出してトーストをかじり新聞を開く…




















 そして…ピーン!…僕はすべてを理解した。



 「な~るほど、そういうことだったのか。確かに…妙なことではあるけれど、一応、納得はできるなぁ」




























 さて、では、そろそろ恒例の…



 ※※※※※※※※



 【読者への質問】



 夢の中で、

 ふたりのコバンザメを運んでくれた

 『彼』とは

 一体、何という名の

 魚類だったのでしょう?



 日本名です。

 でも、英語で言っても

 同じ様な響きの名前かも!?

 ただ、英語で言うと

 ちょっと眩しい感じになりますね。



 ※※※※※※※※※





















 ☆   ☆   ☆












 あのモニュメンタルな朝から数日がたった日の昼下がり、僕は今日も自室でジェネラルと一緒にひなたぼっこをしている。



 連休は続いていて、妻は昨日から友人と旅行に出かけている。家を出るときの妻の様子から、どうやらその友人とは男性のようだ。まだ風邪の治りきらない僕は、窓辺に座って毛布にくるまり街の音を聞いている。












 そして、眠りに落ちた…












 ☆   ☆   ☆












 先日の夢の続きをみた。












 カズヨさんと僕、ふたつの人間の姿をしたコバンザメが、大きな魚の腹にくっついているあの夢の続き。



 「さあ、もうお腹も一杯になったことだし、」



 「そうね、じゃ、そろそろ離脱しましょう!」



 カズヨさんの言った『離脱』って言葉が何だか可笑しくて、僕は笑う。何が可笑しいの?って顔をしながら、カズヨさんも釣られて笑った。



 魚の腹から後頭部の吸盤を外すと、僕らは『彼』から離れ深く潜る。



 見上げると頭上はるか、海面を背景に『彼』の大きな影が見えている。 まるで未来志向の宇宙船のような姿…ひし形をした体と長い尾部、目の下から前方に突起しているふたつの頭鰭…その『彼』の名前とは?












 思い出してほしい、前の夢から覚める直前にカズヨさんは『He is ○○.』と言い、目覚めた後に僕はそれを手の甲に書きとめた。でも次の朝、その文字が消えていたんだ。



 手の甲に書いた文字が消えたのはなぜ?



 2019年五月の初めの朝に消えたものといえば?












































































 …2019年の五月に消えたもの、それは元号『平成』だ。
































 …消えたのは『平成』




































 …消えたのは『HEISEI』






























 …消えたのは『He is Ei.』!!!




























 そう、彼は『エイ』!…しかもエイの中でも最大の、体盤幅が七メートルにも及ぶオニイトマキエイ(=別名マンタ)だったのだ!




































 …去っていく『彼』の勇姿を、僕とカズヨさんは感謝のまなざしで見送った。一瞬、彼は身を反転させ、僕らの方を振り向いたようにも見えた。彼の両目に映った僕たちふたりは、お似合いのふたりと映っただろうか。



 これからも、お腹が空けば僕たちはまた、大きな魚を見つけその腹にくっつくだろう。そして食欲が満たされれば離脱する。来る日も来る日も、これを繰り返すことだろう。



 ゆっくりと水を切って泳ぎながら、カズヨさんと向き合い、僕は言った。



 「僕と結婚してほしいんだ」



 カズヨさんは優しい一重(ひとえ)の目を細め、小さくうなずく。そして笑い声をあげながら、逃げるように素早く泳ぎだした。僕も笑って後を追いかける。カズヨさんの身体から海中に放たれるのは無数の卵(らん)、僕はそれへ向けて放精する。カズヨさんに追いつき彼女を腕の中にとらえる、そして僕たちは長くて熱いキスをかわす。



 頭上には海面での全反射のために丸く切り取られた青い空。僕はもうすっかりこの世界の住人だ。目覚めたくない…あのリアル世界へは戻りたくない。いや、絶対に戻らない!



 (ごめんよ、ジェネラル、さようなら。いつかこの宇宙のどこかで、同じ時間軸のどこかで、また、きみと出会いたいな…)



 波の向こうに揺れているタヒチの夕日。眼下にたゆたう海草の群。仲良く手をつないで泳ぎながら、僕はカズヨさんに訊いた。



 「ねえ、僕が『彼』の名前について訊いたとき、カズヨさんは『彼は…』って言い掛けて『He is …』って言い直したよね。どうしてそんな風に言い直したの?」



 カズヨさんが答える。



 「それはね、わたしたちの会話のこと、彼にもわかってほしかったからよ」



 「???」



 「だってあの時、彼にはお世話になりっぱなしだったんだもの。だから彼に分かってもらえるようにと思って言い直したの…」












































  …エイ語でね。




















        《終わり》












































 【あとがき】



 読んで下さってありがとうございました!



 クイズの答えは『エイ』でした。



 余り役には立たなかったと思いますが、今回も一応作中にヒントを潜ませてあります。



 ①僕とカズヨさんの名前、「ショウジ(昭時)」と「カズヨ(和代)」を組み合わせると「昭和時代」になる。



 ②僕と同居している雄猫の名前はジェネラル。ジェネラル(general)

とは「(陸軍)大将」→「大正」。



 ③僕が高校時代に、友人の前で意中の人としてあげていた女子生徒のあだ名は「メイジー」。その由来はイギリスの女優「Maisie・Era」。「era」は「時代」の意なので「明治時代」。



 …と、明治・大正・昭和とくれば「平成(HEISEI)」に何か仕掛けがあると思っていただけるんじゃないか…なんて。



 また、読者への質問のところに、答えの魚類は日本語で言っても英語で言っても同じような響きの名前、と書いておきましたが、「エイ」は英語で「レイ(ray)」なんですね、たしかにちょっと眩しそうな(ray=光線)名前ではあります。



 それと、作中にあるようにコバンザメは魚類だから体外受精、でもサメ類やエイ類は体内受精で、しかも、今回調べて知ったんだけどオスの交尾器は一対(二本)あるんだそうです、ビックリでした。



 ではまたね、



  マルティン☆ティモリ


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