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『書き出し』で意識しておきたい2つのこと。

 アウトプットのお時間です(・ω・)ドンッ!

 今回は『書き出し』について、
 学んだことを書いてみます。


・冒頭の役割

📖ひとつは『展開への興味を惹くこと』


 『冒頭で死体を転がせ』はミステリーで有名な格言です。

 読み手は『なぜ死体があるの?』と、展開が気になって読み進めたくなる(誘い込む)常套手段のひとつ。

 むしろ、懐かしさすら感じます。

 他にも、
 イベント系(卒業式、愛の告白)
 格言系(アンナ・カレーニナ [上]など )
 衝撃系(起きたら女になってた!?)
 セリフ系(『冴えカノ』の冒頭は主人公が暑苦しく語りだすシーンではじまります)

 等など。

 色々あるみたいです(※個人調べ)。
 言い換えれば、『ブースト』でしょうか?

 冒頭で"面白そうだ"、"これ、どういうこと?"と、"興味を引き出す"のがまず一手。

 そこから、種明かしをするまで、焦らしながら、小出しに情報を出していく(二手)。
 
 読み手に点けた『興味の火』を消してしまわないよう大事にくすぶらせて。

 (焚き火かなんかですかね?)

 クライマックスで完全燃焼させる。

 あとに残るのは、なんの感情でしょう?

 心に残せるものがある程のエンディングが用意できれば良いんですけどね……。

📖ふたつめは『魅力的な登場人物と読み手を引き合わせること』

 ひとつめで"興味を惹きました"(インパクト重視とも……)。

 それだけで、この先も全部読んでもらえると思いますか? 
 
 クライマックスまで、読み手を引っ張って行けるでしょうか?

 そこで、冒頭で大切だと思う2つ目のこと。

 魅力的な登場人物(主人公など)の存在です。

 ここで、あなたの好きな作品とその作品のキャラクターを思い浮かべて下さい。

 恐らく、思い浮かべた作品には個性あるキャラクターが複数登場しているはずです。

 その中でも自分の"好きなキャラクター"って愛着とか印象が深いですよね。

 そのキャラクターのどこが好きとか、
 どのシーンが一番良かったとか、
 グッズもこれだけ持ってるーとか、
 色々、語れることでしょう。

 …………気づいてますか? 

 あなた――、

 『語れるくらい、読まされた・・・・・んですよ』

 現実には存在しない、
 魅力的なキャラクターを追求し、
 創り上げて、小説の中で活躍させる。

 好きなキャラクターが、どうなってしまうか、気になりますよね。

 願わくば、報われて欲しい(もしくは、酷い目に合うところが見たい)と続きを追いたくなるでしょう。

 何だったら、何回でも読み返したくなります。

 あのカッコいいシーンとか、
 もう一度、感動を! とね。

 『あなたの"好き"というエネルギーは、間違いなくクライマックスまで進む力があると思います』

 それぐらい、読み手を本気にさせる登場人物の存在を、使わない手・・・・・はないでしょう😈

 『魅力的なキャラクター』と言っても、読み手ひとりひとりに好みがありますから、万人に受けるわけではありません。

 読み手の熱量も違います。

 それでも、魅力的なキャラクターを冒頭から登場させ、読み手と引き合わせておくことの意味は確かにあると、自分なりの言葉にしてみました。

 手塩にかけたキャラクターが、みなさんに愛されるのも、それはそれで、誇らしいものです。きっと。

 『書き出し』も奥が深いですね。

※おまけで下記リンクの方もよろしければ。


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