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和装のおはなしあれこれ

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一般和装から僧服(法衣)まで、あるいは『足袋型ソックス』という人類の叡智の産物などなど、和装のあれこれを語るのコーナー! 初心者向けの内容がメインです。茶でもしばきながら遊んで行… もっと読む
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記事一覧

【画像あり】ウタマロで足袋を洗うの巻

こんにちは。ご法要とあらばゲリラ豪雨でも出仕の慈岳どんです。

着物でお仕事や和の習い事をされている方……足袋増えません? w
新品→1軍→2軍。4枚コハゼ、5枚コハゼ。通年用、冬用。私らはお式が多く、格式によっては新品指定のときもありますから、ストックもそれなりに持っておかなきゃならない。

へろへろになってもとにもかくにも衣は衣紋掛けに掛けねばなりません。そして白モノは脱いですぐに洗濯。白モノ

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作務衣のいいとこ10選! 選び方もご紹介します

はいこんにちは!仕事着が作務衣の慈岳です!

20代のころに作務衣デビューして部屋着としていましたが、それがワンマイルウェアとなり、お寺に入れば仕事着となり……着やすくて動きやすいのでドレスコードがない場所ならどこでも着るようになっちまいました。

そんなワケで、作務衣のいいとこ語ります。良い作務衣の選び方もご紹介しますので、良いなと思ったらチャンネル登録作務衣を買ってみてね。ではではどうぞ!

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喪服めっちゃ着る人の喪服話

はいどうも!着物民の慈岳です。普段は作務衣が仕事着で、そこらへんほっつき歩くのも作務衣。それゆえメインの手持ちは外出着~セミフォーマルです。街着以下の着物もあるにはありますが、20秒で着れる手軽な作務衣につい手が伸びるぅぇ。

さて、そんな私が最もよく着る着物は五ツ紋の黒無地(以下喪服)です。慈岳の住みかは儀式や行事が多く、私の立場では慶弔問わず喪服を着用するしきたり。帯周りや手回り品は場に応じて

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雪国の着物生活は、洗える着物もスノーブーツも何でもあり!

どうもこんにちは。春分の日に吹雪ブシャー!な土地に棲息する慈岳ですよん。いやーここは本当に関西なのでしょうか。ちょっとしたブリザードでしたねハイ。

私の生息地は11月に初雪、12月~2月は雪、3月もまぁまぁ雪で、4月に降る年もある。1年のうち5ヶ月は冬みたいなもの。以下、豪雪地帯までは行かないけど一応雪国の、合理的なのかテキトーなのか分からない着物事情をどうぞ。

●バカにできない洗える着物

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陰キャほど似合う!? 和式(寄り)のマナーや行動

どうも!自称『陰キャ』の慈岳です。人からは陽キャと言われますが、あれは演技とかロールプレイとかいうやつなので長時間やるとシンドイです!

さて、お寺勤めをしていますと様々なお作法が身に付きます。そのお作法の多くが和式のもので、チャカチャカワイワイしない陰キャとたいへん相性がよろしい。明るく騒いで盛り上げるだけがカッコいいわけではありません。陰陽あっての陰であり陽。静的で落ち着いたカッコよさもある

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普段着和装の履き物。『ケンコーミサトっ子』は大人にも有能!

和装の履き物について、ちょっと軽めに行きましょう。
私は幼稚園時代、『ケンコーミサトっ子』なるエクストリーム草履が指定されており、大人となった今でも愛用しております!

●ケンコーミサトっ子とは

『子』と付いているほどですから、ミサトっ子草履は主に子供さんの『足育(?)』に力を入れているようです。幼稚園児のころはこれを履き、ジャングルジムに登りもすりゃあ鉄棒で逆上がりもし、元気よく園庭を駆け回っ

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これは買わなくていい!和装アイテム紹介

和装初心者は何をどう買えば良いのか分かりませんよね。私は独立までは母親にお任せで、その母親が『理詰め』を毛嫌いしていたことから、感覚的に覚えるしかありませんでした。

本稿ではそんな私が独立後着物に目覚め、あれこれ試した結果『使えない』と判断したアイテムを紹介しますぞ。

●これは要らなかった!断捨離の果てに……!

これは役に立たないよ!という、着物初心者向けの安価なセットにありがちなアイテムを

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浴衣デビュー。重要なのは『足元の仕込み』

なんでまたこんな2月のクソ寒い時期に『浴衣』なんぞの話をするかと申しますと……タイトル通り、この夏に浴衣デビューするためには、今のうちから足の仕込みをやっておかねばならないからです。

毎年、夏近くなると様々な浴衣記事が出てきますが、足元に関して詳しく述べたものは非常に少なく感じます。そこで本稿では、令和6年こそ浴衣デビューするぞよ!という意気込みのお嬢様・お姉様方へ、和装の足元に絞ったお話をお届

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