脱サラ医師のライフハック

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最近の記事

シャワー効果

シャワーを浴びている時、考え事が急にまとまったり、ひらめいたりするときがある。

    • 電カルの未来

      電カルとは電子カルテののことだが、この電子カルテは病院の業務効率の中核を担っていると言っても過言ではない。 ただ単にカルテを書くことができるだけでなく、患者の検査データを全て閲覧でき、また、全ての検査オーダー、処方を行うことができる。診療録の域をはるかに超えて、オペレーティングシステムとしての役割を担っている。そうなると当然、電子カルテの使いやすさが医療の効率に影響を与える。 昨年から生成AIが登場し、この生成AIが電子カルテに組み込まれるようになることは想像に難しくない

      • 医学部やめとけ?

        僕は医師だが医学部を安易に勧めない。医学部を卒業して、国家試験に受かるまで、非常に多い暗記を求められるからだ。また、6年間通して試験が多い。文系学部のようにだらだらした、遊ぶことだけ考えた学生生活とは程遠い。 暗記量が多いのは医学の発展によるものだが、膨大な知識を頭に詰めると頭の働きが悪くなる。コンピュータと一緒だ。メモリが増えると動作が鈍くなり使い勝手が悪くなるのだ。 世の中はまだまだ発展途上だ。AIの精度が上がれば、医師に代わって様々な情報を分析して効率良く診断してく

        • コミュニケーションの技術

          コミュニケーションのハウツー本がいっぱいある。そして、1冊あたりにも多くの項目がある。全部覚えるのは不可能だし、仮に覚えたとしてもロボットみたいな人間になりそうだ。 コミュニケーションで重要なのは、 ①自分の言いたいことを言える ②相手の話を聞ける この2つである。 そして、この2つがどこまでできるかが、相手との関係性に相関していると思う。例えば目上の人とのコミュニティケーションでは、②ができても①はできない。結果的に目上の人とはある程度までしか仲良くならない。友達なら①

          やりたいことがない

          自分の周りにはこういう人が多くいる。そして、自分もどハマりするような趣味を持っているかというと疑わしい。 やりたいことというのはなんだろう。まず真っ先に言えるのが、仕事では無いということだ。仕事というのは収入を得なければならない。収入を得るという制限が発生する時点でやりたいことより、やらなければならないことのウェイトの方が多そうだ。 では、やりたいことというのはなんだろう。ワクワクするものだろう。若い時に服や鞄を買ってワクワクしたが、これもやりたいことと違うのではないかと

          階級社会と嘆く人たち

          日本は民主主義である。全国民に平等な権利が与えられている。 しかし、一部の人は階級社会であると思い込んでいるようだ。公的な機関でトップまで上り詰めた人間に対して「上流国民」と揶揄する声を聞いたりする。僕自身医者であるためか、他業種の人から「俺ら庶民とは違うよね」と言われたりする。 いやいや、この民主主義では階級など無いし、皆んなに平等な権利を与えられている。もっと、民主主義に生きている自覚を持ってほしいと思ったりする。 そうはいっても階級社会であると批判する人の気持ちも

          階級社会と嘆く人たち

          医者の地位

          病院カーストが存在する。そのカーストは大まかに二つに分かれる。医者か、医者以外か、だ。 医者は病院カーストのトップに君臨する。他の職種からはいつも「先生」と呼ばれる。それもそのはずで、医者が患者を診察して初めていろんな仕事が発生する。血液検査やCT検査も医者が指示することで発生し、そこで技師さんや看護師さんに仕事が生まれるのだ。また、薬の処方も医者しかできず、処方することで薬剤師さんに仕事が生まれる。初期研修医でも看護師さんや技師さんから「先生」と呼ばれる(建前だけかもしれ

          サラリーマンに医学部再受験を勧める理由3選

          ①失業しない 医者は失業知らずです。何歳でも就職できます。もちろん中高年で外科系をやるのは難しいかもしれません。しかし、内科、精神科などは何歳からでも就職できます。王道の診療科に就職できなくなっても、たとえばAGAやED外来など、スキルをほとんど必要のない職場での需要もあります。 ②給与が良い 給与が高いです。勤務医で年収1000万円程度から始まり、1500万くらいまで見込めます。土日にバイトを入れれば2000万超も狙えます。開業すれば3000万程度です。 ③日本のどこで

          サラリーマンに医学部再受験を勧める理由3選

          人生100年時代に騙されない

          最近至る所で人生100年時代という話を聞く。たしかに寿命は伸びているだろう。しかし、この中には延命治療で生かされている人も含まれていることを忘れてはならない。 健康的に自立して生きられる指標として健康寿命というのがある。うる覚えだが、75歳くらいだったと思う。75歳くらいまでは、自立して生きられるが、それ以降は誰かの手を借りないと生きられないのがほとんどなのだ。 何が言いたいかというと、働けるのはそこまで長く無いということ。早めに貯金し、老後に備えることが重要だ。

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          医学部再受験生が医師国家試験をストレートで合格する方法

          医学部で留年する確率はだいたい20〜25%くらいで結構高いと思う。また、国試浪人を含めれば、さらに上がるのではないか。 医学部留年や国浪する人の特徴の一つに、歳を取っていることが挙げられる。再受験生が結構な確率で留年もしくは国浪している。これは、医学部の試験や国試が完全に暗記に頼るもので、歳を取った人には不利であるということを反映しているとも言える。 そこで医学部再受験生がストレートで医師になるためのヒントを記しておきたい(再受験生以外の方でも参考になると思う)。

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          医学部再受験生が医師国家試験をストレートで合格する方法

          受験を成功させるために

          最初から諦めて勉強しない人が多い。親が高卒だから、テストの点数が悪いから、頭がそもそも悪いからなど、いろいろ言い訳を言って勉強しない。勉強をしなければ当然、勉強ができるようにはならない。 足が速い人と遅い人がいるように、勉強もできる人とできない人がいる。しかし、足が遅くても時間をかければ100メートル進むことはできる。同じように、勉強ができなくても、時間をかければある程度、習得することはできる。特に受験などの試験勉強は、慣れの側面も大いにあるのだ。 勉強ができないと嘆いて

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          医学部再受験 学生生活編

          他学部の大学を経て、サラリーマンになった僕は脱サラし、再受験を経て医者になった。その経験が医学部再受験を目指す人の参考になればと思う。 医学部再受験を考えた時に気になることの一つが、学生生活ではないだろうか。周りが19歳や20歳という若い学生の中で、上手くやっていけるのか、心配になるだろう。また、そもそも上手くやる必要が有るのか無いのかもわからないだろう。 まずは、若い学生たちと上手く付き合う必要があるかどうかだ。

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          医学部再受験 学生生活編