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男子校にも吹奏楽部があるんだよ#7 ついに入部

吹奏楽部の顧問

吹奏楽部の顧問ってどんな人が多いのでしょうか。多いのは音楽の先生なんですかね。テレビに出てくる吹奏楽部特集なんかだと4,50代の男性が多い感じがします。さて、今回は私が顧問に入部届を提出するところから話を始めましょう。

前回も話した通り、私が入っていた吹奏楽部では顧問に入部届を直接提出して入部になります。なのでその時に初めて面と向かって顧問と会話することになります。もちろん体験入部の時や、新入生歓迎会での演奏なんかでなんとなく見た目は知っていますが、どんな人なのかは良く分かっていません。

前日の体験の終わりに入部届をもらった私は、必要事項を書いた入部届を持って、放課後の職員室へ行きました。

ちょっと話がそれるのですが、職員室の入り方って皆さんどんな感じでした?私は中高一貫校で中学と高校で職員室の入り方が異なっていました。
中学校では職員室の入口で名前、クラス、用件を叫んで、用のある先生が返事をするまで入口で待ち続ける仕組みでした。
で、結構ガン無視されるんですよね。あれなんなんですかね。ちなみに社会人になって研修を受けている時の教務室に入る時もそうでした。普通に用件のある先生のところまで行って、そこで用件を言えば良いんじゃないかと思いますが。で、高校の職員室がそういう仕組みになっていました。職員室へは失礼しますと言って入って、用のある先生のところまで行く。

この高校の仕組みを知らなかった中学生の私は高校の職員室へ入って、大きな声で名前と用件を叫びました。あ、私まともにしゃべれないキャラだったと思うんですけど、出せる声量は結構大きくて、やるしかない時には大きい声を出します。

安西「中学1年1組安西礼司です!横丸先生に入部届を提出しに来ました!入ってもよろしいでしょうか!」

チラッとこっちを見る先生がいたりする中、私の中で気まずい時間が流れます。そんな時にいかにも大人しそうな長身で男性の先生が声をかけてくれました。

先生「。。。横丸先生。。。?あそこにいらっしゃるから声かけてみな。。。」

この先生から数年後に生物を習うことになります。中高一貫だとこういう伏線が張られまくるのが面白いですよね。

私はこの先生に軽く会釈をして、横丸先生の元へ行きました。横丸先生は寝ていました。

安西「すみません。。。」

横丸先生は置きません。

他の先生「横丸先生!」

困り果てて立ち尽くす私を見た他の先生が近寄ってきて、横丸先生の肩を揺すってを起こしてくれました。

横丸先生「ああ!はいはい!」

他の先生「生徒さんお越しですよ。」

横丸先生「ああ!どうも!」

そうしてようやく私に気づきました。

横丸先生「おお!どうした!」
安西「入部届を出しに来ました。」
横丸先生「そうかそうか!はい!受け取ります!」

横丸先生のしゃべり方は常にエクスクラメーションマークがついているような感じでした。

横丸先生「で、お前さんはどの楽器をやろうと思っているんだい?」
安西「サックスです。」
横丸先生「サックスね!良いじゃないか!はいそれじゃこれからよろしく!」
安西「よろしくお願いします。」

こうして私は吹奏楽部に入部しました。こんな簡単なやり取りで今後6年間の多くの時間の使い方が決まってしまうんだから、今思えば驚きです。

吹奏楽部入部までに#7まで来てしまいましたね。吹奏楽部入部までの話を優先させていたので、時間間隔が分からなくなってきているかと思いますが、
現在は学校の行事的には中1の中間試験が終わったくらいです。中間試験が終わると部活への入部が許可される仕組みになっていました。

学校での生活を少しだけ話すと、クラスに友達は全くできずに、私は体育係になっていました。この体育係が本当にしんどかったんです。何をする係かと言えば、体育の授業の準備なんかをするわけですが、職員室へ行かなきゃいけない回数が異様に多いんです。体育の授業をやる場所を確認しに行ったり、貴重品を集めて持って行ったり。何が面倒って奴ら職員室にいないんですよ。その度に探し回って本当に面倒でした。まあ、大体喫煙所にいるんですけどね。今は学校に喫煙所は無いはずなので、どこかで隠れて吸ってるのでしょうか。。。そうすると更に探すのが大変ですね。。。

吹奏楽部の話からは少し離れて失礼しました。
次回はいよいよ本格的に吹奏楽部での活動に入っていきましょう。さあ、一体いつ友達が出来るのか。

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