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考える時間を

お子様に何かを伝えるとき、
『子供の考える時間』を意識していますか?

大人側からすると、何か話をしたり、指示を出したりするときに、すぐに反応や返事がないと、
「聞いてるの?」
「分かってるの?」
「どうしたいの?」
と、思ってしまいますよね。

もしかしたら、そこで叱ってしまったり、「もう知らない」と突き放してしまうこともあるかと思います。


ただ、子供たちの中には、
●自分の考えがすぐに浮かばない
●どんな言葉で伝えたらよいかわからない
●急に答えなければならない恐怖心や焦りで、頭の中がいっぱいになってしまう

と、言われた内容は理解しているのに、答えられなくて困っている子供たちは多いかなと感じます。


そのための支援としては、

『焦らせない』

『穏やかな雰囲気』

『時間をとる』

この3つが大切かなと思います。


私も気を付けなければならないことなのですが、
「早く!」
と口癖のように言ってしまうこともあるかもしれませんが、
よく考えたら早く急がせてもよいことなんて何もないですよね。

反対に
「ゆっくりでいいよ」
と、言えるように気持ちに余裕をもつべきかと思います。


そして、
穏やかな雰囲気を意識することも大切です。

大人が急いでいる感じを出したり、怒っていたりすると、本当に子供たちは答えにくくなって、話すことに支障がでてきてしまいます。

穏やかに、笑顔で話しかけるようにすると、子供たちも安心して話をすることができます。


そして、お子様に合わせて時間を確保してあげてください。

例えば
「お話しできるようになったら教えてね」
と言った言葉かけでも、十分に時間を確保してあげられています。

もし、途中で考えることをやめてしまったり、違うことをしてしまったら、
「さっきの話どう?」
と、話の内容に引き戻してあげるとよいかと思います。


『考えるには、時間がかかる』
『答えを表現するのにも時間がかかる』

このことを頭の片隅にでも置いていたら、お子様に合わせた言葉かけができるのではないかと思います。

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