子供は大人の矛盾に気付いています
よく、子供たちが大人になつかなかったり、言うことを聞かなかったりするのは、年齢的なものや、特性・性格的なものなど色々な原因があるかと思いますが、1番は『信頼関係』を築けていないことだと思っています。
信頼関係を築くのにはある程度時間がかかりますが、壊れるときは、一瞬で壊れてしまいます。
信頼関係が崩れる原因は様々ありますが、
大人の言動に矛盾があったり、一貫性がなかったりすることが考えられます。
例えば、
●始めは「ゆっくりでいいよ」と言ったのに、すぐに、「早くして」と言われる。
●約束をしていたのに、大人の都合で予定を変えてしまう。
●「怒らないから言ってごらん」と言ったのに、すぐ怒る。
●子供にだめと言っていることを、「大人だからいいの」と、子供の前でやってしまう。
などが、考えられるかなと思います。
ある程度子供たちは、大人との上下関係がありますから、そこまで矛盾や一貫性がない事に関して、直接的に言ってくることはないですが、
言葉にはならない『モヤモヤ』は、絶対に感じているはずです。
その自分の中で耐えられる『モヤモヤ』が限界を超えたとき、反抗的な態度を取ったり、言うことを聞かなかったり、といった言動にでてしまいます。
ただ、自分の話に一貫性をもったり、矛盾しないで物事を進めたりするのって、とても難しいことですよね。
自分で、「こうしよう」と決めても、途中で変えることもありますし、それに、子供を巻き込んでしまうことも多々あると思っています。
私も、子供たちに指示を出す場面で、
「前に言ってた約束と違う事言ってる。」
「昨日はAプランでいくと言ったのに、やっぱりBプランの方がよくなって、変えてしまった。」
など、矛盾しているなと感じることは多々あります。
でも、そこで大切なのは、
「矛盾しているな」と、感じたときは、そのことを素直に子供たちに謝ることだと思っています。
それは、叱る場面でも同じです。
叱る場面で、なかなか謝ることは難しいと思いますが、叱る場面だからこそ、矛盾に気が付いた時は謝るべきだと思っています。
信頼関係が崩れるスピードを早めることにつながります。
子供たちは、大人の矛盾に、はっきりとは説明できなくても、なんとなく気付いたり、感じ取ったりしています。
よりよい信頼関係を築くためにも、ぜひ、意識してみてください。
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