我が魂の試し方 その2
久しぶりの投稿になってしまった。
あれから1か月。オーダーメイドのバッグの注文を処理したはいいが、あまりにも値切られたもんだからなかなか厳しい。知り合いに頼まれて作ったが、知り合い=安くしなくてはいけないってのは筋違いな気がするんだよな。
安いって事は利益を削っている。すなわち生活の一部に支障を来たす恐れもあるって事だが、発注した知人はそれを理解しちゃいない。妥協せずに作ったが余計な事は本人には言うまい。
それはそうと最近両親と話をした。
話した内容は今まで長男である俺の全ての行動を批判し、いかなる場合でも両親は謝罪すらしない。
つまり、俺はずっと下手に出て言いたい事すら我慢して来た。両親が悪いと思っていても常に
「俺が悪かった」と。
自分の欠点探しが上手くなった。
そして演技を続けた。
腑は煮え繰り返り、それでもずっとずっと今までの人生で彼らに対して悪いのは俺だというスタンスで接して来た。
しかし爆発してしまった。
これからどうやって生きていくつもりだと伝えてはみたものの、案の定彼らは批判した。
でも、悲しくなかった。
何とでも言ってもいい。
もう彼らとの関係は断ち切るという決意は変わらなかった。正確には彼らでは無く、親父と関わる事についてはもう終止符を打とうと。
そんな話を先日、お袋と電話で話をした。
隣には親父が居た。ため息が聞こえる。彼のため息はよく聞こえるんだ。嫌というほど聞いたからな。ため息の後に悪態を吐かれる。それはまるで定型文みたいに。
来年の5月にこの家を出て行く事にした。
いかなる理由があっても、俺は新しい住所を言わない。
今まで悩んでいた事について、心の奥にあるヘドロみたいなもんを消してしまう能力を持った人に出会える気がする。そんなおとぎ話を心の奥底で信じていた。
今年の一月に転機となる出会いがあった。
偶然なのかはわからない。その時期は頻繁にゾロ目の数字を目にした。毎日毎日。なんかラッキーな事があるんじゃないか?なんて、少しの期待もしていた時期だ。
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