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ちょっくらシルクロード横断してきます 〜中東・アジア旅行記③〜

三十路センチメンタルジャーニー
ep3,管理人はバックパッカー

 イスタンブールのスルタンアフメットにある日本人宿ツリー・オブ・ライフは現在残念ながら閉鎖されてしまったようだが、当時の私は次の目的地シリアのビザ情報を獲得するために宿泊しようとやって来たのである。ツリー・オブ・ライフは三階建の小さなビルの2,3階にあって一階にはお土産物屋?がある。

 そのすぐ隣りにある階段を上がるのだが、ここには鉄錠門があって鍵が閉まっている。チェックインしようと呼び鈴を鳴らす、カチッという音とともに扉が解錠され狭い階段を登っていく。レセプションらしきものは当然ない。そして、なぜか日本人の女性が「泊まり?」って聞いてきたので「そうしたいんですが」というと、「ちょうど今、ベット一個だけ空いてるから大丈夫」といって、ベットまで案内してくれた。

 部屋に入るとなんだかカビ臭い。でもここでこのような環境に慣れておかないとなと、自分の甘ったれた考えを直し荷物をおろした。「チェックインしたいんですが誰にいったらいいですか?」と聞くとパスポートと宿泊費を請求され、???となる。「あのーあなたはどなたですか?」となって初めてその人が説明してくれた。

 ここのオーナーのトルコ人は普段ここにはいないらしく、管理しているのは自分と同じ旅行者であり、宿泊期間中は宿代を安くしてもらい(タダだったかも)、オーナーの代わりに管理しているそうだ。つまり、その人が旅立つときには、次の旅行者が管理者になるっていうシステムだ。兎にも角にも、長いフライトでクタクタだった僕はベットに荷物をおいてやっと少し落ち着いた。

 とりあえず、夕食を何処かで食べて明日に備え今日は早めに寝ようと思い、リビングに集まる他の宿泊者にご飯情報を聞きに行った。そうすると宿泊者からは「え?シェア飯しないの?」と当然のように聞かれた。シェア飯とは、旅行者同士でお金を出し合い、近所のスーパーで買い物して共同でご飯を作りみんなで食べるという、とにかく安くご飯代をうかし、一日でも長く旅行をする費用に当てるための行為だ。しかし、せっかく世界三大料理のトルコに来たんだから、本場を味わってみたい。ということで近所にある安くて美味しいサバサンド屋を紹介してもらった。

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^

HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったらよってみてください(^^)


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