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マレーシア・クアラルンプールで食い倒れ妄想旅行計画①

 マレーシアの首都クアラルンプール(KL)は、アジアLCCのハブ的な機能を持っていて、実は日本からも非常に旅行しやすい土地だ。そんなマレーシアの民族構成は日本と大きく違い、主に3つの民族から構成されている。一つはもちろん現地マレー人、そして政治的、経済的にも恵まれている中国系、最後に南インド系となる。

 こうした民族のサラダボールである多民族国家マレーシアが世界に誇る料理で爆食い倒れ旅。食から考え学ぶダイエット上等妄想旅行計画。

●ONEDAY妄想スケジュール

7:00:朝食前の朝市場
◯マレー・インドネシア系庶民の台所チョウキット市場の食材と活気を見る
8:00:朝食
◯チョウキット市場で屋台飯
◯マレー系の定番朝食ナシレマッ 
10:00:中食
◯元祖インド人街ブリックフィールズで南インドスイーツ
◯クアラルンプールのインド人街で南インドのパヤサムを食す
12:00:昼食
◯インド人街ブリックフィールズで南インドの定番バナナリーフカレー
◯南インドでは定番の食べ放題カレー定食
14:00:民族文化の融合マレーシアスイーツを堪能する
◯ニョニャ菓子を堪能
15:00:クアラルンプールで料理教室
◯食べるだけではなく作ることでより深い多文化国家を体験
18:00:夕食
◯料理教室で作ったご飯を食べてみよう 
20:00:チャイナタウン
◯夜市でバクテーとビール
深夜:シメ食
◯マレーシア代表選手ラクサでシメ



◇食は社会のアクティブ・ラーニング

 そもそも食文化はその地域が持つ特色をよく表している。山岳地帯であることや砂漠地帯であること、または沿岸部であったりなどの地理的要因が及ぼす影響は大きい。

 例えば、私達の日本は海に囲まれていることから魚を多く食してきたし、また、日本の山岳部では山菜や昆虫を始め、鶏やウサギ、イノシシなどを食してきた。狩猟採集が平地での農耕文化に変化しても、こうした地域性がある食文化は今なお、その土地の名産として残っている。

 もちろん地域性以外にも、その地域が歩んだ歴史的背景も大いに関係する。例えば長崎の卓袱(シッポク)料理は、かつての他国貿易との窓口となった出島があったことから、和・中・洋のトリプルコラボと捉えられることが出来る。またカステラ・天ぷら・コロッケなんていうポルトガル料理も今はしっかりと日本の食卓に馴染んでいる。

 しかし、日本で食を考える上で少し難しいのは、宗教と食の関係だ。多くの日本人の宗教観は八百万の神であり、また、大乗仏教というオールオーケー、全部受け入れます型宗教であるがゆえ、あまり日本で食の宗教的タブーを聞くことがない。

 一方で宗教としての戒律が厳しい国々では宗教タブーの中に禁止の食が存在している。そもそもこうしたタブーもその宗教の地理的要因から発していることも多いのは事実だが、世界宗教となったキリスト教やイスラームなどではその戒律がそのまま拡大した他地域にも引き継がれている。

 したがってまさしく流行りのGOTOイートという旅行の醍醐味である食い倒れは、実はその地域を理解する上で必須な、地理、歴史、宗教といった重要ファクトを食べまくることで学べる最強のアクティブ・ラーニングだった。

 次回マレーシア・クアラルンプールで食い倒れ妄想旅行計画②に続くʅ(◞‿◟)ʃ

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^

HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)


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