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ちょっくらシルクロード横断してきます 〜中東・アジア旅行記①〜

三十路センチメンタル・ジャーニー 
第一章 日本・大阪 〜 韓国・仁川 〜 トルコ・イスタンブール
ep1,センチメンタルジャーニーのはじまりと最初の街イスタンブールへようこそ 

 2006年、僕は30歳を目前にして旅に出た。旅の目的は、まだ僕が鼻を垂らしていつも袖をカピカピにしていた小学生時代によく眺めていたの社会科資料集に掲載されていたシルクロードを横断すること。

 その資料集には中央アジアのどこかでロバで貨車を引くおじいさんという写真が出ていた。なぜかそんな風景に見惚れていたことを今更ながら思い出した僕は、その風景を実際に体験しながら『異邦人』by久保田早紀を聴いてみたいという本当にどうでもいい目的でこの旅を思いついた。そしてそのついでに中東イスラーム世界を見て周ろうと旅行計画を立ててみた。

 日本を旅立つ初日、大阪関西空港から韓国仁川空港を経由して中東周遊の起点になるイスタンブールへ飛んだ・・・さあ冒険の始まりだ。

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ボスポラス海峡

 初めてのイスタンブール。空港の中から高速鉄道が出ていてとても便利だ。当時は今のイスタンブール空港ではなく、イスタンブール・アタテュルク空港で、市内までは鉄道に乗って行くことになる。なのでよくある空港を一歩出ると・・・的な情緒は残念ながらない。

 鉄道に揺られ付いた駅からさらにトラムに乗り換える。この駅からトラムの乗り換えにちょっと歩く。その時、初めて建物や壁に囲まれていない直のイスタンブールの空気を吸うこととなった。道行く人々がごった返している。でも東南アジアのあの感じではない。何処か落ち着いていて、それがまた心地よい。そして想っていたよりもずっと都会で洗練されている。心地よくも何処か物足りなさを感じる部分は無くはなかったが、感傷に浸るのはあとで十分できる。とにかく最初は宿探しだ。

 トラムにのってスルタンアフメット地区へ。初めてのイスタンブールなら、この地区に宿を取るのが当時の定番だった。当時は今のようにスマホもなければ、まともに使えるインターネットカフェも稀だった。だから、空港からスルタンアフメットまではずっと前を歩いていた白人のバックパッカーと思われるお兄さん2人組のあとを追ってここまでたどりついた。

 スルタンアフメット地区でトラムを降りると、すぐに視界に入ってくるのはアヤソフィア大聖堂。おおー、見事なまでにドラゴンクエストの世界じゃないですか・・・と思いつつ、とにかくまずは宿に向かう。ちなみにここスルタンアフメット地区で宿を取れば、その後の観光には便利だし、ここには言わずとしれた超有名日本人宿ツリー・オブ・ライフがあったからだ。

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アヤ・ソフィア

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^

HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったらよってみてください(^^)

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