あんずかりん

素直に前向きに生きられなかった昔の私に、楽な生き方を教えてあげたい。

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    主に10代に起こった出来事とそのときの思い

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    恋愛はじめこれまでの人間関係で出会った「痛いオトコ」の特集です!

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「思い通り」にならないことを恐れる人

同級生からの意味不明なおせっかい高校時代は放送部に所属しており、夏、冬に実施されるNHK主催の高校放送コンテストを目指して頑張っていた。放送コンテストは、アナウンス、朗読、番組制作(ラジオ、テレビ)などの部門に分かれていた。 私は1年の冬の大会で、朗読部門で県1位になった。同じ部活のアナウンス部門には、エース的存在の三田さん(仮名)という同級生がいた。彼女は1年の夏の大会で県3位になったのだが、その直後に体調を崩して学校を休みがちになり、秋の大会には出場しなかった。 私が

    • ろくでなしの親おススメの「好きな人」

      ろくでもない両親を否定できない時期があった私は亡き両親のことを「ろくでもない選択を繰り返してみずから地獄に落ち、挙句に他人に迷惑をかけまくった人たち」と思っており、異論は認めない。この意見を身内で披露した相手はただ一人、母の妹である叔母だけである。私の姉は両親のことが好きなようで、こんなことを言うと喧嘩になりそうなので、言わないようにしている。 叔母は、 「まあ、そうねえ。ただ、それはお父さんのお姉さんに言っちゃダメよ」 とたしなめられただけである。叔母としては、父方の伯母

      • うまくいかないのは先祖のカルマではないし、高額なお祓いも必要ない

        怪しげな寺院でお祓いを受けた思い出社会人2年目の夏、ちょうどいまごろの話。私は大阪のはずれ、近鉄の某駅から歩いて10分くらいの場所にある寺院を訪ねていた。インターネットで見つけた〇〇観音という寺院で、昭和の空気が漂う商店街の中にあった。 なぜこの寺院を訪ねたかというと、人生があまりにうまくいっていないような気がして、お祓いしてもらいたかったのである。自分は呪われていて、お祓いしてもらわないとどうにもならないと思い込んでいたのだ。 〇〇観音は普通の民家のような建物であった。

        • 2022年の夏は、私たちが一緒に過ごした最後の夏休みだった

          ※ヘッダー写真の作品名「あの夏の江ノ島」 安田くんと過ごした日々中学時代、男女の間には少し距離があった。男子と話すのが少し苦手だった。そんな時期にひとりだけ、気兼ねなく話せる男の子がいた。 彼の名前は、安田くん(仮名) 大柄でメガネをかけて、おおらかで落ち着いていて、お父さんのような雰囲気の人だった。誰にでも優しく、大人びた考え方の持ち主だった。 中学を卒業後、私は普通科の高校、安田くんは高専に進学した。その後、私は東京の大学に進学し、数年後に安田くんも東京の会社に就職し

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          親を許さなければならない、なんてことはない

          両親のことを理解できない両親は大いに問題のある人たちだった。どうしてあんなにやらかしてくれたのか、私には理解できない。どちらも裕福ではない家庭で育っているが、われわれの親世代、それも地方では、そんな家庭はたくさんあったと思うので、生育環境が特別に悪かったとは思えない。 父には2人の姉、母には4人の妹がいるが、伯母または叔母、その配偶者も、社会的にまともで、人間的にも温かい人たちである。どうしてうちの両親だけ、現実を見ずに身の丈に合わないことをやろうとし、平気で他人に迷惑をか

          親を許さなければならない、なんてことはない

          「ピラミッドゲーム」を見て、自分の人生に集中すべきと思う

          韓国ドラマ「ピラミッドゲーム」ここ数日、ABEMAで配信している「ピラミッドゲーム」という韓国ドラマにはまり、今日完走しました! ※この記事はネタバレを含みます。 韓国ドラマではよくあるのですが、いじめのレベルがすごい。無視とか陰口とか生易しいものではありません。目を覆いたくなるような暴力的ないじめもあります。最初は胸糞が悪く、痛々しいシーンもありましたが、ハリンはじめカースト上位の首謀者たちに屈することなく立ち向かうスジの心理的、頭脳的作戦、クラスメイトの変化は見ていて

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          東京はキラキラした街ではなく、自分でキラキラにするもの

          故郷を離れなくてはならなかった理由私は、故郷が好きではなかった。中学の終わりだか高校に入った頃から、地元を離れたくてたまらなかった。そもそも私は、その街に住み続けなればならない理由がわからなかった。両親はその街の出身ではなく、親戚もいなかった。両親が結婚前に住んでいたその地方で一番大きな街を離れ、隣県に移住した理由はよくわからない。父親の転勤とかではない。両親は結婚のタイミングで会社を辞め、隣県で店を始めることにしたのだ。なぜ、知り合いもいない隣県で始めようと思ったのかわか

          東京はキラキラした街ではなく、自分でキラキラにするもの

          「振り回されない」ということを選択した

          カウンセラーさんの言葉で気づいたことコロナ禍でステイホームを強いられていた2020年夏のこと、漠然とした不安を覚え、オンラインカウンセリングを受けることにした。 Facebookでつながっている友人が、 「私の友達のカウンセラーさんを紹介します」 という投稿をしていて、そこで紹介されていた春子さん(仮名)という女性がなんだか気になり、しばらくは彼女のメルマガを購読し、その後に連絡をしてみたのがきっかけだった。 結論から言うと、春子さんとはあまり相性が良かったとはいえず、オン

          「振り回されない」ということを選択した

          ゴールもなく走り続けても、次のステージには進めない

          仲間だと思っていた彼女の一言にはっとした私はゴールデンウィークやお盆に、近くの英会話学校の短期講座に通っています。今年のゴールデンウィークも参加すると決め、何度か講座でご一緒した友人・恵美さん(仮名)に 「今回も受講されますか?」 と連絡したところ、 「英検1級に合格し、TOEICも900点を超えたから、一旦英語の勉強はお休みします。今年は旅行の年にしたいから節約しなきゃならないし」 との返事がきました。 普通の返事ですが、この返事を見たときの私の気持ちは「焦り」でした。

          ゴールもなく走り続けても、次のステージには進めない

          サッカー部のイケメンが、嫌われ者になったのはなぜ?

          中学時代はモテモテだった吉田くん中学時代、勉強ができて、女子に人気のあるサッカー部員・吉田くん(仮名)がいた。私はクラスが違ったので面識はなかったが、同じクラスの女子・恵子さん(仮名)が、 「かっこいい!好き!」 と騒いでいたので、存在は認識していた。 勝手な印象だが、性格も悪くはなさそうだった。勉強もサッカーもできて、さらに女子にも人気があって、気持ちに余裕があったのであろう。陽キャ男子のグループの中で、やや物静かに大人っぽいふるまいをしている印象だった。 吉田くんとは

          サッカー部のイケメンが、嫌われ者になったのはなぜ?

          告白ごっこは、彼らの自信のなさの表れだった

          一年生の女子をターゲットとした「告白ごっこ」大学時代に所属していたサークルでは妙な習慣があった。 ひとつは、女子は同じサークルの男子と付き合うこと。部員数は、男女比が2:1なので、男子はバイトとかで知り合った「よその人」と付き合うのだが、女子はほとんど全員がサークルの男子と付き合っていた。なお、私はサークルの男子とは付き合わなかった(笑)。 もうひとつは、彼氏のいない一年生の女子に対し、学年関係なく彼女のいない男子が告白するという「ゲーム」が行われることである。 この「告

          告白ごっこは、彼らの自信のなさの表れだった

          気があろうがなかろうが、受け身の男性とは関わってはならない

          皇居ランでのなんでもない出会い私は「なんちゃって皇居ランナー」で、ランニングを通して知り合った友人が何人かいる。皇居ランナーは「一度一緒に走ったらお友達」という雰囲気でFacebookでつながるのだが、その後はほとんど会う機会がない人もたくさんいる。 知り合って間もなく関西地方に引っ越した小田さん(仮名)もそんなラン友の一人だが、とてもフレンドリーな人で、東京出張のたびに 「一緒に皇居を走りませんか?」 と声をかけてくれる。 今年も5月半ばに声をかけてくれたので、ひさしぶ

          気があろうがなかろうが、受け身の男性とは関わってはならない

          浪人時代の失敗を繰り返そうとしていた!

          浪人時代の失敗私は大学に入るのに一年浪人していますが、当時のことを振り返ると 「戦略を立てずに漫然と勉強していたなあ」 と思います。 「漫然と」であろうが、勉強をすれば成績が上がります。でも、勉強時間をかける割にはたいして上がらない(涙)。 浪人生は効率を重視し、「選択と集中」をしなければなりません。 まあ、とりあえず現役では受からなかったであろう大学に行けたので、過ぎたことはよしとしますが…この反省は、今後の人生に生かしましょうね。 また同じ失敗を繰り返そうとしていた!

          浪人時代の失敗を繰り返そうとしていた!

          「奇跡」をアテにするデメリット

          「奇跡」をアテにするようになったきっかけ最近はそうでもないが、私は「神頼み」に走ってしまうことがあった。自分の努力より「目に見えざる力」を信じ、うまくいかないと 「そういう運命のもとに産まれたのだな」 と思ってしまう。 こういう人は、自分で決め、精一杯努力するということを怠りがちである。 うまくいかないのは自分の努力不足のせいなのに、他人のせい、運命のせいにする。すごく迷惑な人間なのである。 私がこういう考えに陥ったきっかけは、何度か書いているが、高校一年の冬、周囲の予

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          苦しかった高校2年と、その後の話

          なぜか嫌われた話以下の記事にも書いたが、私の高校は進学校の割にいじめが多く、私は高校2年から卒業まで、クラスの男子から陰口のターゲットにされていた。 一方、女子は性格がいいかというと、そうでもない(苦笑)。私は協調性に欠けたせいか、どのクラスでも肩身の狭い思いをすることがあった。 1番つらかったのは、高校2年の秋ごろである。体育の時間に2人組でストレッチをしていたのだが、一緒に組んだ堤さん(仮名)が、授業のあとに友達に話しているのが聞こえた。 「あんずさんって、なんか好き

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          「自然な出会い」を実らせるには

          「自然な出会いは奇跡」と言った彼女もう何年も前の話ですが、SNSで知り合った近所の女性・みほさん(仮名)に誘われて飲みに行ったことがあります。 ご近所とはいえ、SNSで知り合っただけの人を誘うなんて積極的な女性だと思ったのですが、お店を決めるときに、ちょっと違和感を覚えました。 私「どこか行きたいお店はありますか?何がお好きですか?」 みほ「特にありません。お任せしてすみません」 おーい。自分から誘っておいて、最初から「お店はお任せ」なのかい? せっかくだから、隣駅の素

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