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「自然な出会い」を実らせるには


「自然な出会いは奇跡」と言った彼女

もう何年も前の話ですが、SNSで知り合った近所の女性・みほさん(仮名)に誘われて飲みに行ったことがあります。
ご近所とはいえ、SNSで知り合っただけの人を誘うなんて積極的な女性だと思ったのですが、お店を決めるときに、ちょっと違和感を覚えました。

「どこか行きたいお店はありますか?何がお好きですか?」
みほ「特にありません。お任せしてすみません」

おーい。自分から誘っておいて、最初から「お店はお任せ」なのかい?
せっかくだから、隣駅の素敵なお店に行こうかと思っていましたが、みほさんの答えにテンションが落ち、自分の最寄り駅の駅前のお店を予約しました(爆)。

直接会ったみほさんは、SNSの写真とおり美人なのですが、まったく笑顔のない人でした。こちらが話を振っても興味のなさそうな返事をしたり、なぜか怒り口調になったり。
婚活中なのにうまくいっていないようで、話題はほとんど婚活のことでした。

そこで、私が
「同窓会でも行ったらどうですか?社会人サークルとかでもいいし」
と言ったところ、
「そんな出会い、奇跡みたいなもんじゃないですか!?」
となぜか切れられました(苦笑)。
いや、その頃に結婚した私の友達、そういう場で知り合った人と結婚してるんだけどさ。


彼女にとって「奇跡」である理由を理解する

みほさんとしばらく話すうちに、彼女にとって「自然な出会いが奇跡」である理由を理解しました。
彼女、どうやら女性の多い短大、職場で生きてきたみたいです。中学、高校あたりでは男子もいたでしょうが、私との接し方を見ていると、かなりコミュニケーション能力は低く、同級生との付き合いが続きそうにないタイプだと思いました。同窓会にも行かなさそうだな。
また、物事に対する興味が薄いのも気になりました。どんな話題を振っても
「わかりません」
のような回答ばかり。
これじゃ、社会人サークルでの出会いは無理だろうなあ。
彼女にとっては、同窓会も社会人サークルも無縁の場所ですから、そんな場所での出会いは奇跡でしょう。

恋愛経験はあるというので、
「じゃあ、いままでどこで男性と出会ってきたんですか?」
と聞いたところ、
「お見合いパーティ」
とのこと。
だったら今週末も行けばいいじゃん、と思いましたが、みほさんの受け答えでは、パーティでカップリングするのか怪しいと思いました。反応が薄いか、急に怒るかしかしない女性、怖くてカップリングできないでしょうよ。
もしかしたら、お見合いパーティでは全然態度が違うのかもしれないけど。

みほさんがなぜ私に会いたかったのかわからないまま飲み会は終わり、それ以降、彼女との付き合いは途切れました。
彼女、SNSの友達もとても少ないし、友達が欲しかったのかもしれません。しかし、自分が誘っておきながら「お店はお任せします」と任せきり、実際に会ったらにこりともせず、急に怒り出す…それじゃ、これ以上のお付き合いは無理ってものです。
男性にも同じように思われるだろうなあ。その後、いい出会いがあればいいのだけど。


「自然な出会い」を生かすには?

みほさんは最初から「お見合いパーティで探す」と決めていましたが、みほさん以外の女性で
「アプリやお見合いではなく、自然に出会った人と結婚したい。だから、あなたの友達を紹介して」
と言う女性がいました。
「友達の紹介」は、人為的に出会いを作ることになるので、アプリやお見合いと同じだと思うのですが、どうも彼女にとっては違うようです。

それはさておき。「自然な出会い」で出会った人と結婚するにはコツがいるように思います。

・社会人サークル、同窓会、習い事(スポーツ、英語、音楽)などに積極的に参加して、たくさんの人と出会うこと。
・出会った異性に愛想よく接し、連絡先を交換したり、SNSでつながること。
・声をかけてくれる人がいたら、よほど嫌な人でない限り、シャットアウトしないこと。デートをしたりして、相手のいいところを見つけること。

そこで「この人!」と思う人に出会えなくても、仲良くなった相手が既婚者であっても、男性の友達ができれば、そこから出会いが広がる可能性もあります。
私の友人で、同窓会や飲み会に参加するものの、ほとんど男性と話さず、話しかけられても反応の薄い人がいました。傍目に見れば明らかに彼女の受け答えが問題なのに、
「あの男性は気がきかない」
のように言うので、こりゃダメだ、と思いました。彼女の態度を変えればいいだけなのに、外に原因を求めているからです。
連絡先も交換しないし、SNSもやっていないので、その後のつながりもできない。
本人は「出会いがない」と思っているかもしれませんが、こちらから見れば、
「あんなに同窓会に行ってるのに、独身の男性もいたのに、もったいないなあ」
と思ってしまいます。

「自然な出会い」を生かせるかどうかは、本当に自分次第です。

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