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懸垂10回の壁…

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

私の趣味の1つが、筋トレです。…と言いつつ、お恥ずかしいのですが、最近まで懸垂を10回できなかったんです。恐らく、筋トレが好きな人からしたら、「筋トレ好きを名乗るなら懸垂10回位余裕でしょ?」「トレーニングしてない人だってできるよ!」と思われるかもしれません。他の種目は、やるほど重量は伸びるのに、懸垂だけは6〜7回位を、行ったり来たり。だから、懸垂の回数が伸びないのが悩みでした。

最近、急に10回をクリア!その秘訣は?

80㎏以上ある体重から、10㎏減量…したわけではありません…。

懸垂ができる特別なトレーニングを徹底的にやった…わけでもありません…。

筋量が一気に増えた…わけでもありません。

変えたのは、意識のみ!

これまでは、やみくもにただ体を持ち上げようとしていました。とにかく、ぶら下がったところから体を持ち上げて顎がバーまでいけばいい!そんな感じでした。

それを、背中の筋肉(広背筋)を使うように意識を変えました。バーにぶら下がったら、肩甲骨を下げるようにして広背筋に力が入っていることを意識。そうすると、体を持ち上げる時に広背筋にしっかり力が入っているのを感じます。これまでは恐らく大きな筋肉である広背筋を使わず、小さな腕の筋肉の上腕二頭筋で必死に上げようとしていた…。わざわざ出力の大きな筋肉を使わず、出力の小さな筋肉でなんとかしようとしたってそれは無理ですよね。

意識が変わると、結果が変わる!

最近、筋トレでは懸垂だけでなく、全ての種目で「このトレーニングはどこを鍛えているのか?」「どこの筋肉を使っているのか?」を意識できるようになってきました。そうすると、同じトレーニングをしているはずなのに、効果が全然違います。すごく狙っている筋肉への効き方が違うし、何より発達のスピードが上がったように感じます。

教員の仕事にも通じる『意識』!意識しないものは、見えない…

もうすぐ始まる2学期。2学期には、研究授業がさかんに行われるようになります。

若い頃によくあったのは、「一生懸命作り込んだ授業。自信あり!きっと『いい授業だった!』って言ってもらえるはず!」と意気揚々と研究授業本番へ。その後の授業検討会で、いろんな先生方から感想や意見をもらった時に…

「あぁ…、そんなこと、考えたこともなかった…。」
「そんな視点で捉えたことがなかった…。」
「そんな意識すらなかった…。」
「そんなこと、全く見えなかった…。というか見てなかった…。」

子どもたちの学習に向かう姿勢、学習規律、自分が机間巡視する時にいつも通るルート、話し方のくせ、授業の抑えどころ、交流のさせ方、この授業で外してはいけないところ、時間配分…

自分は、一生懸命考えたようで、何も見えていなかったんだ…。

こうやって愕然とすることが多々ありました。いろんな先生方と同じものを見ているはずなのに、自分には見えていない部分がたくさんある…。

『意識』は大切!でも、一朝一夕にはできない…

研究授業のように、たくさんの人から、いろんな視点からの意見をたくさんもらうことで、意識できる視点が、1つ、また1つ…と増えていくんだろうなと思います。

正直、人に見られて、自分のできていないところを指摘されるのって勇気がいりますよね。でも、その一歩を踏み出すと、意識できる視点が、1つ、また1つ…と増えていく。そうすることが、教員としての成長につながっていくんだろうなと思います。

意識することで、見える世界が変わってくる!
意識を広げることで、さらに見える世界、考える深さが変わる!
意識することで、結果が変わる!

『意識』を大切にしていきたいですね!






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