見出し画像

それはあなたには合っているやり方だけど、その人にも合っている?

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

先日、ボディメイクを競うフィジーク選手の動画を見ていました。その動画は、世界の舞台で活躍を誓う日本人フィジーク選手が、世界のトッププロにポージングを習うという内容でした。世界のトッププロというのは世界の舞台で長年戦ってきて、常に上位をとってきた選手。もちろん、ポージングについての知識と経験を兼ね備えています。その動画に、こんなコメントがありました。

「そのポージングは、〇〇だから合うんだよなぁ。骨格が違う日本人選手だと、逆効果になってしまう…。世界のトッププロだからと言って、真に受けないといいんだけど。」

このコメント、すごく自分の中で響いたんですよね。

4スタンス理論!

7〜8年前に話題になりましたよね。人の荷重のかけ方は人それぞれ。つま先荷重の人もいればかかと荷重の人もいる。足の内側荷重の人もいれば、外側荷重の人もいる。それを分類すると、4つに分けられる。その4つの分類によって体の使い方は違い、それぞれにあった体の使い方をすることでパフォーマンス向上にもつながるし、ケガの予防にもつながるという理論です。

これを知ったとき、衝撃だったんですよね。例えば、「速い球を投げたい!」という願いを叶えたい!今だったら、速い球を投げる選手といえばやっぱり大谷翔平選手ですよね。大谷選手をお手本に、同じ投げ方で、同じ力の使い方をすればいいはず…と考えてしまいますが、そうではない。どんなにいい投げ方でも、一流の選手がやっている投げ方でも、自分に合っていなければ意味がない。

フィジーク選手も同じ!

どんなに結果を残している選手の理論でも、それが本人の骨格や筋肉のつき方、体の使い方、特徴に合っていなければ意味がない。もしかしたら、その理論がピタッとハマる人もいれば、ハマらない人もいる…。

先生が気をつけなければならないこと…

自分の経験は絶対ではないということ。先生って、子どもたちと関わったり、何か伝えるときって、人生観がでますよね。それまでの人生で学んできて、「これが大切だ!」「これは外せない!」「こうあるべき!」ということを子どもたちに伝えます。

でも、それって子どもたち全員に当てはまるのでしょうか?もしかしたら、そのやり方が合う人も、逆に合わない人もいるのではないでしょうか?

そう考えると、先生が盲目的に自分の考えは絶対!…という感じで伝えていくことはちょっと危険ですよね。「こういう考えもあるんだよ!」と選択肢を示すくらいでいいのかなと最近思います。そして、子どもたちは、たくさんの先生が示してくれた選択肢から、最も自分の合うものを選んでいく。そんなことができればいいのかな…。今回の件で、そんなことを思いました。

皆さんは、どう思いますか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?