ずっと30代になりたかった
20代の私は「早く30代になりたい!!」
その一心だった気がする。
理由は、大人の余裕がありそうだったから。
時間的、金銭的、心の余裕。
今年31歳になって感じていること。
イメージしていた30代とはかけ離れているが、理想としていた「余裕」は持つことはできている。
30代になって分かったのは、
20代の私には余裕がない訳ではなかったこと。
余裕を持たないことを選択していたのだ。
20代、
仕事に対して夢を持っているべき!
仕事は好きなことをしているべき!
なりたいものに全力で向かうべき!
羨ましいほどに何も考えず過ごしていた。
自分が本当に望む感情を無視していたのかもしれない。
するべき思考が、私に余裕のない選択をさせていた。
当時の仲間はみんなガムシャラな働き方をしていた。今では涙が出るくらい笑えるエピソードもたくさんできた。
後悔は全くない20代には感謝もある。
やらされている訳ではなく、あくまで自分たちで選択してその道を選んでいたからだ。
そんな風に思える今は、ほんとうに余裕があるのだと感じている。
決して今が妥協して生きている訳ではない。
20代は仕事にガムシャラに。
30代は生活と仕事のバランスでガムシャラに。
今はガムシャラの種類が少し違う。
転職したばかりの企業で出来ることを探すことに必死で「今の私にでも出来ることはある!」なんて毎日奮い立たせている。
基本的な知識しかでない資格試験にも落ちたばかりで、ここはまだまだガムシャラさが足りなかったと反省をしたり。
仕事以外の生活面は、20代では「今はいいや。」と向き合ってこなかったが、30代ではその時間も大切だと気がつく余裕を持てている。
20代では、今が大切で今に向き合ってきた。
これからは、今もその未来にも向き合っていきたい。
昔の選択に後悔はない、これからの選択にも後悔を残さぬよう「余裕」と「ガムシャラ」のバランス合戦でこれからも生きていこうと思う。