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行動経済学からみた恋愛心理。

こんにちは、にんにんです。
今日は行動経済学を恋愛に応用した考え方について
お話していきます。
ゆるくみていってください♪


行動経済学とは

人は必ずしも合理的な判断を下さず、
感情に左右されて行動が決まる生き物です。
その人間心理、心の働き方を重視して経済の動きを
読み解こうとしたものが行動経済学
です。

お金に関する心の動きがわかることはもちろん、
人間心理を読み解くものなので、部下のマネジメント
などにも有効です。

また、他者のみならず、自分自身にも当てはめて
活用できるため、行動を変えるための理論と方法を
学ぶものとしても効果的です。

今日は、この行動経済学の中から、
特に恋愛面に当てはまりそうなものについて
いくつかピックアップしてご紹介してみます。

初頭効果

1番最初に触れたものによって印象が大きく左右される。

1番最初に悪い印象を持てばそのイメージがずっと続き、
良いイメージを持てばそのイメージが長々と続く
というものです。

ここで得た印象は長期的に続くようなので、初対面の
場面の印象が非常に重要ということですね。

合コン、婚活などの場面では、「いつもの自分で!」
と着飾らずに参加する場合もあるかもしれませんが、

初対面で良い印象をつけておけば、その後も
相手からは「感じの良い人」と見てもらえるし、
その後の関係性が良好に進む可能性がある
ため、

初対面の人と会う場では、普段の自分よりもう少し
気合いを入れて着飾ったり、感じ良く接するように
すると良いかもしれないですね。

また、恋愛とは少しずれますが、初頭効果は
初対面の場面はもちろんのこと、話す時の
言葉の並べ方にも影響します。

話をするときは、最初に結論や1番伝えたいことを
簡潔に伝えることで、相手へ印象づけることができる
ため、仕事にも活かせるポイントかなと思います!

サンクコスト効果

お金を注ぎ込んだからには回収したい。
これまでかけたお金があるほど、「途中でやめられない!」という心理になり元を取りたくなる。

ギャンブルや、定額制の動画配信サービスなども
これに当てはまります。
お金をかけたんだから・これだけ払ったのだから
元を取りたい、という気持ちですね。

この効果を恋愛に当てはめると、

お金や時間をかければかけるほど、

「自分はこの人にこんなにやっているのだから
相手のことを愛しているはずだ」
(愛していなかったり、別れてしまえば今まで
注ぎ込んだものが無駄になる)
と思ってしまう、ということかと思います。

すなわち、相手に尽くせば尽くすほど、
お金や時間をかければかけるほど、
相手を手放したくなくなる
、ということです。

長年付き合ってきた恋人同士が、気持ちは冷めても
なかなか別れることができない裏には、
こういう心理があるかもしれないですね。

保有効果

手をかけることでより愛情が深まる。

保有効果として、IKEA効果というものもあります。

IKEAでは、自分自身で組み立てる必要のある家具が
販売されていることが多いです。

組み立てを自分ですることにより、よりその家具に
愛情が湧く という心理を表したものが
IKEA効果というようです。

手間暇をかけることで、よりその対象へ愛情が
増すというものですね。

これを恋愛に当てはめると、

相手のためにしてあげる行動が多いほど(家事、飲み会の送迎、プレゼント等)、相手に愛情が湧くということです。

先ほどのサンクコスト効果と似ていますが、
あちらは「自分の費やしたコストを回収したい」
という思いからきており、

こちらは人間心理として、愛情が深まっていく過程と
いえるかもしれません。 

相手に迷惑と思い遠慮してしまったり、
自分のことは自分で!を徹底するよりも、
甘えて色々と相手にしてもらった方が、
相手からの愛情を得やすい
と言えそうです。

確証バイアス

嫌いな情報をシャットアウトしたり、自分にとって
都合のいい情報ばかり集めてしまう。
勝手な思い込みで短絡的な判断をすることもある。

バイアスとは、偏りや偏見、先入観を意味し、
認識の歪みや思考の偏りを表す言葉として用いられます。

中立の判断や考えをしているつもりでも、
人間は必ずバイアスがかかってしまう生き物です。

その中でもこの確証バイアスが恋愛に影響する場面は、

周囲は「あいつはクズだから別れたほうがいい!
遊ばれてるよ!」というが、
本人は「いや、いつも優しくしてくれるし
絶対本命のはず…」と聞き入れない。

などが当てはまるかと思います。

「相手はいい人で自分のことを愛してくれている」と
いう確証バイアスがかかると、

客観的にみると 都合のいい時だけ連絡がきたり
相手に振り回されて弄ばれているような場合でも、

「でもマメに連絡をくれる!」「ほら、今日も
会いにきてくれた!」など自分に都合の良い事実のみ
受け取り、その他の情報はシャットアウトして
しまいます。

バイアスを全く無くすことは難しいですが、
バイアスの存在を知っておくことで

「自分は今偏った見方をしているのかもしれない」と
思うことができれば、十分だと思います。

自分の考えや判断が中立でない可能性があることを
理解できれば、自分自身の行動も変わってくる
はずです。

最後に

いかがでしたか?

今回は行動経済学の中でも恋愛に応用できそうな
ものについて少し解説してみました。

人間の心理は複雑です。
いつでも合理的な判断や利己的な判断を下すわけ
ではなく、その時々の状況に応じて
合理的とは言えない判断や、利他的な判断も行います。

だからこそ、人間って面白いのかもしれないですね♪
今日も読んでくれてありがとうございました。

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