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人生初バックパック旅 -バルセロナ版○宝館編-

2回連続ど下ネタミュージアムの写真から始まりすみません。前回の記事でリュックの中身を紹介しましたが、今回から少しずつ旅行の中身を紹介していきます。


エコノミークラス症候群と己との戦い

ハリーポッター新作のような見出しですが、今回の旅行は、行きのフライトが12時間55分・乗り継ぎ1時間25分・7時間10分と、ほぼ20時間座りっぱなしという過酷なものでした。
と言っても、海外旅行初心者すぎて「乗り継ぎは短ければ短いほど効率がいい」と思って自らこの飛行機を選んだわけですが。

そして以前述べた通り、筆者は血栓症のリスクがやや高めなため、この20時間フライトは、常に死と隣り合わせと言っても過言ではありませんでした。いや、やや過言かもしれない。
エコノミークラス症候群の予防法としては、水分をたくさん取る・足のストレッチを定期的に行う・着圧ソックスを履くなどがあります。筆者は3つとも実行に移したわけですが、席が通路側ではなかったため、とにかくトイレに行きづらかった。起こすのも気まずいので、通路側の人がトイレに立つ度に自分もついていった結果、毎回トイレから出てきた通路側の人と鉢合わせて、結果的に気まずかった。
ちなみに、途中座っているのがつらくなるくらい足に違和感があったのですが、色々試した結果、恥を忍んで通路に立ってアキレス腱を伸ばすポーズをするのと、座ったまま膝裏をほぐすのが1番効きました。もし長距離フライトで足がおかしくなったら試してみてください。

そして、飛行機の到着がやや遅れた結果、乗り継ぎ時間がさらに短縮。爆速乗り継ぎをすることに。

急ぎすぎてブレたクマ

爆速すぎた結果、乗り継ぎでトイレに行かずに搭乗口にたどり着いてしまい、乗り継ぎ先の飛行機の搭乗開始まで全力で尿意と戦うことになりました。危なかった。

バルセロナ、半日持て余す。

そんなこんなで、人生初のバルセロナに到着。しかし、この日はあくまでモロッコに行くための経由地点としてのバルセロナ泊だったため、ほんとうにサクッとバルセロナを観光することに。

着いたのが14:00近いため、とりあえずARTiSA Barcelonaというカフェで軽食を食べるも、近くにサクッと行ける場所がない。どうしようかとカフェでだべっている内に、大量のアジア人観光客の集団がカフェに来てしまい、ええいままよ、と近くにあったErotic Museumへ(なんで?)。

入り口でノリノリで客引きしてて逆に入りづらかった

左側にミュージアムショップと言っていいのかわからないセンシティブなショップ、右にミュージアムがあり、チケットを買って2階へ上がって鑑賞する仕組み。ミュージアムらしく学割もあり、11ユーロ(約1800円、そこそこ高い)で入場。なぜかワンドリンク付き。

2階に上がるといきなり、またがって座れる棒(ど下ネタ)があり、せっかくなので座ってみた。写真は割愛させていただく。
その後は各国の性の歴史みたいなものが、大ボリュームで展示されていて、もはや3周くらい回って勉強になる感じだった。日本の春画も展示されていて、思わぬところで日本を感じて複雑な気持ちになる。

展示を全て見るのに、説明文を斜め読みしても、なんだかんだで小一時間かかった。意外と満喫してしまった。
せっかくなので、別に見たかったわけではないが、せっかくなので、併設ショップにも入ってみる。ちなみにミュージアムに行くと、ショップの10%オフクーポンがもらえる。やったね!
お店に入るなり、店員さんに「Do you have any question ?」だか「May help you ?」だか忘れてしまったが、いきなり結構距離を詰められて質問されたので、咄嗟に「No」と答えてしまったことだけ覚えている。なにか聞いてみれば良かった。

全体的に面白かったのが、ミュージアムに結構なペースで人が入ってくること。しかもカップルだらけ。なおショップには、ひとり真剣に店員さんに何かを相談しているおじさんもいた。
この施設が日本にあったら客層がどうなるのか地味に気になるところ。日本の珍宝館とか秘宝館の存在は知っていたが行ったことはなかったので、興味深い経験だった。ただバルセロナですべき経験だったかはわからない。

アクロバティックすぎてもはや応援したくなる

今度こそバルセロナ観光

ど下ネタだけで終わりかと思った皆様、ご安心を。ちゃんとバルセロナらしいところにも行きました。Boqueria市場!

カラフル!これよこれ!

どこのお店も陳列が上手すぎて、スペインでは義務教育で配色とレイアウトを教わっているのではないかと思うほど。思わずフルーツジュースを買いたくなったが、海外の氷はきれいじゃないことがあるのでジュースの氷には気をつけろ、みたいなことを聞いたことがあり、流石に旅行初日にお腹を壊すわけにもいかなかったので断念。

またこういう市場みたいなところはスリが多いと聞いていたので、試しにコートのポケットにすられる用のレシートや電車のチケットなどを入れておいてみたものの、全くすられなかった。クリスマスイブにクッキーと牛乳を置いておいたのに、クリスマスの朝そのまま残ってたみたいな気持ち。

こんなことしてる人にはスリも寄ってこないらしい

夕ご飯はたしかRamblero de la Boqueriaというカウンター席のお店で食べました。1人だけ声量が爆発している男性コックが、お店の賑やかな雰囲気をひとりで担っていて、たまに女性店員にちょっかいを出して「まったくもう〜」みたいな反応をされていました。楽しいお店。
あ、もちろんご飯もおいしかったです。

フルーツジュースも我慢し、ご飯も完全に加熱されたものだけ食べようと心に決めていたのに、初日から半生の焼きサーモンを食べてしまって覚悟しましたが、何も異常はなく、ただおいしくいただきました。
食事中カウンター席で背中がら空きだったので、このときもすられチャンスと少し期待していたのですが、何もすられませんでした。なーんだ、全然スリいないじゃん。


ということで、ホラー映画の冒頭で最初にスリの被害に遭う人のセリフみたいなものを言ってみたものの、本当に全くスリに遭うことも見かけることもなくホテルに無事到着。人生初のホステルです。

陽気な外国人との相部屋を覚悟して部屋に入ると、筆者一行以外誰もおらず。なーんだ、相部屋じゃないじゃん。


と思ったら、夜目が覚めるときちんと隣の二段ベッドが埋まっていました。びっくりした。思い切りリュック全開で寝てたわ。危な。
しかしなにもすられず。
こんなにスリに遭ってみたがっている観光客はなかなかいないことでしょう。果たして最後まですられずに旅を終えることができるのか。


こうして初日(飛行機を入れると2日間)が終わりました。最後まで読んでくださった方ありがとうございます。あと前回感想をくださった方々もありがとうございました。めちゃ嬉しい。
次回はようやく本命のモロッコ編です。それでは〜


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