耽楽的音声記録

アマチュア文筆家 片倉洸一による実験的音声配信。 レコーダーを挟んでの収録を言い訳にし…

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アマチュア文筆家 片倉洸一による実験的音声配信。 レコーダーを挟んでの収録を言い訳にし、周りの人間を巻き込んでしか得られない楽しみに耽ろうとする記録を埋没させてゆく試み。

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    ネットラジオを気取った体裁をとった音声記録「耽楽的音声記録」の集積。

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    耽楽的音声記録で紹介した楽曲に関する説明。

最近の記事

第26回_記録開始から1年_締め付けの3週目_a子新アルバム雑感_2024_7.14

この記録を始めてから1年経過して辞める決意をして良かったと思えそうな状況にいます。 1:転職3週目 ・やり方を教わる1週目、自由にやらせる2週目、締め付けの3週目 ・ニコニコ諭してくる上司に対する妙な恐怖 ・洗練された教育方法―思い出される教育実習の指導教員の酷さ ・中途採用者が多めの職場の良さ―ロールモデルが見える、余計な事は言われない、上司の過去が見える 2:音声記録開始から1年経って ・1年で転職成功、音声記録も意外と意義を感じる ・noteという媒体で「1億総自分語り時代」におけるニッチに潜伏―影響力がないという素晴らしさ、棚としてのnote利用 ・note側が想定していない使い方をやってる面白さ―文章中心の媒体で容量一杯に音声記録を配信する意味不明さ=規制に引っかからなさそうな空白地帯 3:a子新アルバム「GENE」雑感 ・Irori Record(ポニーキャニオン傘下の新レーベル)移籍後初のアルバム―正直言って、「Steal Your Heart」からは既存曲多めで新鮮度は薄まった印象。 ・ざっと収録曲に言及―「Trank」が未収録の謎と納得、「Samurai」の原型的な曲がYoutubeチャンネルから削除されていた記憶 ・MVで様々な形で表れるa子像―実写、アニメ、CG… ・総評―自己紹介的、名刺的初アルバムを「分かりやすさ」に陥らずに実現。歌詞の推敲で定型句を殺すa子の姿が浮かぶ ・a子節を通したもっと幅広い世界観を見たい―自己完結、自己循環型の貴重なアーティストの可能性 この後自転車飛ばして温泉入りました。

    • 第12回 寒洛&鼓润「夏」(『凑活』(2017))

      第25回_夏_2024.7.7|耽楽的音声記録 (note.com)より。歌詞は苦労して探し出して翻訳いたしました。 曲の紹介文の訳詞もつけておきます。 凑、水の上の人の集まり。 活、流れる音がする。 宇宙は、回転する原子の集まりで、さまざまな物質を作り、水の波紋のように散っていくだけ。 ほとんどの原子は生きたことがなく、ほとんどの原子は人間になったことがない。 眠れない、嫉妬できない、海を見たことがない、夏の日を過ごしたことがない、わけのわからない話を聞いたことがない、偽

      • 第25回_夏_2024.7.7

        いつの間にか一年でも最悪に熱い時期に入っておりました。そんな時期にこそ紹介したい曲もあるので録音。 1:新生活の状況 転職先の感触―いい意味でパターンも区分も単純で規則もきっちり ・12kmの自転車通勤の敢行 ・途中にある掛地区―純粋な田園地帯に驚き。地元民のたくましい農耕意識を感じる地区。※河川敷の畑に関しては昭和40年4月1日以前から私有地でやっていれば合法。新規参入はできないようです。 ・プランター事情―培養土からクロバネキノコバエが発生。そこへ待望のあの方が参上。 ※この翌朝そのお方の姿は消えてましたが、いつも朝方に湧くコバエの数は減ってました。また翌日増えましたが…。定着とは言わないのでたまに来て下さい ・仕事を割り振られる有難さ―社内ニートもそれはそれで地獄。人手不足も程々ならちょうどいい。 2:古情さんからの誘い ・土曜日にクラブイベントへの誘い ・去年に初参加した経験談―クラブは他人と会う場所ではなく自分に没頭する場所だと認識。※前回紹介した軽薄な連中はお仲間と話さないと落ち着かない様子だったのも当然。 ・転職したての土曜出勤の人間に徹夜イベントは酷なのでお断り―誠実タイプの人間として理由を正直に述べてお断り。 3:耽楽的楽曲紹介 寒洛&鼓润「夏」 訳詞はこちら ・いつもは嫌いな夏だが今年は少しマシに感じる ・片倉にとっての夏といえばこの曲 ・中国の2人組Folkグループだが、グループ名もアルバム名「凑活」の正確な読みも詳細も不明。 ・湊っぽい「凑」(集める)に活で「凑活」―不満や悩みがあるがどうにもできない状態を指すらしい。 ・生命肯定がテーマの壮大なアルバム―ほとんどの原子は生きたことがなく、ほとんどの原子は人間になったことがない。 眠れない、嫉妬できない、海を見たことがない、夏の日を過ごしたことがない… ・グループはその後ドラマ(時代劇)の主題歌を制作するなど活躍中の模様。 4:楽曲解説「夏」 https://note.com/brainy_azalea673/n/n9459ef5f408b ・君に一つ、こんな夏を贈ろうと思う―あの時の夏を回想する私の物語だが… ・何かを決定的に分けた夏に何があったのか ・「君」を知ったのはその前から、会ったのはその後だった―では夏の時点で「君」との間に何があったのか? ・最後に出てくる「君」の姿とそれを形容する春に咲く花―最後の一節は自分に対する言及? ・結局謎に包まれる君と私―何もかもがはっきりしないからこそ、様々な想像が可能 ・様々な定番の「夏」とも異なる「夏」―美化されきらず、現在にも長い影をもたらしている謎に包まれた夏 ※片倉の乏しい「夏」の定番の羅列。こういう時に相手がいれば良いのにと実感。 outro ・軽薄な連中への追撃 ・軽薄と誠実のさらなる細分化―少なくとも両方に人間不信タイプはいそう。 ・大雑把な構造的分類から細部へ ・今年は夏休みがある喜び ・週明けだけどやる事がはっきりしてる仕事なら行きたくない気にならない

        • 第11回耽楽的楽曲紹介 陳鴻宇(Cheng Hongyu)「火燒雲」

          第24回後半_軽薄と誠実_第11回耽楽的楽曲紹介陳鴻宇_「火燒雲」_|耽楽的音声記録 (note.com)より。厭世的かつどこかにささやかながら前向きさが感じられ、それでいてルサンチマンに陥らずにどこかで立場を確保しながら暮らしてる視点の人物独特の哀愁は彼ならでは。 火烧云 (youtube.com) https://open.spotify.com/intl-ja/track/7LnpigOglIZtgIT6NQicLz?si=6266c0ca5eba483c 城市盡頭

        第26回_記録開始から1年_締め付けの3週目_a子新アルバム雑感_2024_7.14

        第26回_記録開始から1年_締め付けの3週目_a子新アルバム雑感_2024_7.14

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          第24回後半_軽薄と誠実_第11回耽楽的楽曲紹介

          1:軽薄と誠実 ・人間関係への態度の測定基準 軽薄――――誠実 どっちに傾く? ・誠実さ―正直でいられるか、無理をしないでいられるか ・軽薄さ―表面的な反応だけしてよく逃げる傾向が強い。曖昧に済ませて返事をはっきりしない「日本的」反応の典型とも言える。 ※「軽薄」を「社交的」と良さそうに言い換える事も可。 2:軽薄な連中の見本市 例1:邪口―自分から言い出した「読書会」を放置、シェアハウス仲間も同類で全て放置されて逃げられる。ざまあ 例2:B(邪口、古情らがいたシェアハウスの家主)―大学時代に色々と手を出しては放置して退学、ついには映画監督志望になって同居人らと共依存関係を形成、同居人の善意を利用して使い倒して制作した「映画」で下手な成功経験を経て所在不明。どこまでも他人に依存しなければ何もできない〇〇野郎。 ↑こいつらの共通点―周りの人間に影響を受けて自分も何かできると錯覚して何もできない軽薄なワナビー。末路は本人以外容易に想像がつく。 ※幡ヶ谷のシェアハウスは家賃折版だった模様(古情談)。周囲のお情けで成り立っていた場所が崩壊するのは必然だったわけです。 例3:4月に誕生日だったS氏―自分から始めた話を元気のいい返事をして放置。そこから誕生会にて数年ぶりの再会。そんなのが中心の誕生会が軽薄さで満ちてるのは当然。事業主ってそんなのでいいのか。 例4:Sに近しいU氏―前回のMさんの話についてダメもとで尋ねたら、予想外にいい返事が来てやはり放置。やはり同族。そんなんなら最初から返事しない方がいいぞ。 ↑間違ってもこの手の連中と金の絡む約束はしない方がいいでしょう。自分から始めた会話、宣言すらまともに完結できない奴らなのだから。例の誕生会が片倉にとって地獄だったのはこの点から見ても納得。 3:軽薄と誠実の友人関係 ・軽薄な連中は最初の返事だけはいい ・類は友を呼ぶ―軽薄な連中に近い人間ほど軽薄、誠実な人間に近い人間ほど誠実であると思われる。軽薄な連中の周りには同じような生き物しかいないのも当然。 ※性格も趣味も正反対なのに相性が良い、みたいな組み合わせも結局は当人らの軽薄度、誠実度という点は似てるためだと思われる。ここが違えばいくら性格が似ていても相性は悪い。 ・軽薄と誠実の「友人」―基準からして違う。よって、数も違う。 ・軽薄な連中の利用法―関係の初期段階だけは得意なので無駄に広く浅い人間関係を持っている。連中からある程度離れたところの誠実そうな人間と知り合うのには使えるかも? ・誠実な人間に「友人」が少ないのは当然である―出会うのも関係を形成するのも難しい。ただし一旦始まると独自の人間関係が形成される。 ※よくある人見知りと社交的な人間の性質にも通じてる。 ・古情の誠実さの分析―誠実で自分の役割にも忠実な故にBとの依存関係に甘んじていた。 4:耽楽的楽曲紹介第11回耽楽的楽曲紹介陳鴻宇「火燒雲」 https://note.com/brainy_azalea673/n/n7aec676ef3f7 ・中国の同世代が歌う「現代」に共鳴 ・内モンゴル自治区出身の漢民族という文学的な出自 ・日々の繰り返しの合間に途方に暮れる哀愁 ・現代的でいて普遍的なFolkの体現者陳鴻宇の哀愁に誠実な人間は頷く。 自分に対して誠実な貯金や人は信用して、貴方が同類でもない限り軽薄な連中は避けろ!または軽薄には軽薄で返すのが得策。

          第24回後半_軽薄と誠実_第11回耽楽的楽曲紹介

          第24回後半_軽薄と誠実_第11回耽楽的楽曲紹介

          第24回前半_検査前_検査後_入社後_2024_6.29

          今回は入社前日に行った内視鏡検査の前後の録音~入社して1週間後の様子を録音。かなり大きな1週間でしたが想像以上に良さそうな状況です。 1:大腸内視鏡検査前(入社前日) ・腸管洗浄液服用中―期待していた爽快感は全くなし。すぐ水だけになった ・空腹感なし、気だるさ多し―ただ不安感ばかり 2:検査直後 ・結果に安堵―ただしケツは切れた ・検査状況―即鎮静剤投与、即内視鏡挿入、即意識なくす ・診断結果―「100%なし」ついでに血液検査で他の臓器も検査してくれてお得な気分。おまけに胃カメラ検査と内臓エコー検査も予約させられました(8月に2週連続)。 ・積極的な事前検査が何よりの対策―親父の場合は痔かと思って検査して大腸癌が発覚する無神経ぶり。癌も虫歯も基本は同じ。 ・痛みに関する非共感性―だからこそ自分の痛みには敏感に 3:入社後 ・入社1週間を経て ・ないない尽くし(欲しいものはある) ・上司と同僚 ・大宮を経由する日常開始

          第24回前半_検査前_検査後_入社後_2024_6.29

          第24回前半_検査前_検査後_入社後_2024_6.29

          第10回耽楽的楽曲紹介 これが俺の「ハード」だ!

          第23回_東岩槻帰還後_録音中断_ついでに楽曲紹介_2024.6.17|耽楽的音声記録 (note.com)より。 実家でのレコードコレクションの記録を経て改めて自分の好きな音楽を実感してご紹介する2曲。 Wildflowers | Meagan Aversa (bandcamp.com) カナダトロントのグループ。重めの音に抽象的で様々な物語が連想できそうな歌詞をゆったりと歌う。他の曲も安易な表現に妥協しない姿勢が感じられて良いです。 Drifting off into

          第10回耽楽的楽曲紹介 これが俺の「ハード」だ!

          第23回_東岩槻帰還後_録音中断_ついでに楽曲紹介_2024.6.17

          苦行のような実家での滞在から東岩槻に戻ってきて快適な暮らしを再実感する片倉。 1:帰省後 ・バッティングセンター指数―実家最寄りは車で1時間、東岩槻は自転車10分圏内に2件  ・帰省時に思い出の地姪浜から西新へ―埼玉と福岡でのマシンの違い ・栽培したい―ベランダでツルムラサキ栽培開始、栽培を介して見える世界、気になるPH値 2:録音中断 ・録音中断、明け方まで通話 ・友人のMさん―極めて能力が高いために疎まれる村社会の体験談 ・発端は「間違い電話」から―佐伯○インティもドン引きの赤ちゃんプレイ志願者 3:初のサブスク登録から思う事 ・念願の「Miami Vice」―これぞ「80年代」を作ったドラマ。シーズン1しか配信されてないけど… ・ヒュー・ダンシー目当てで気になっていた「The Pass」は既に配信停止―配信サービス頼みの映像作品の消耗性 ※すかさず「ハンニバル」シーズン3最終回の最後の場面は観ました。ちょうどDVD時代とサブスク配信時代の間に生まれた「ハンニバル」はDVDも全巻出揃い、配信も盛んにされている両時代の恩恵を受けた作品とも言える。 ・現代の映像作品の保存は20世紀のものよりも利かないのでは。 4:第10回耽楽的楽曲紹介 片倉的なハードはこれだ! https://editor.note.com/notes/n18b93e97b744/edit/ ・Meagan Aversa「Wild Flowers」(『Blood Moon』(2024))―好きな要素が揃った曲 ・Marie Louise「Glun la」(『Glun la EP』(2024))―重い音に遅く抽象的な歌の情感がたまらん ・親父の愛好した「ハード」と片倉の「ハード」の違い

          第23回_東岩槻帰還後_録音中断_ついでに楽曲紹介_2024.6.17

          第23回_東岩槻帰還後_録音中断_ついでに楽曲紹介_2024.6.17

          第22回_実家脱出前夜、ジミヘン地獄_2024.6.10

          親戚からすればたった1週間、片倉からすれば長い長い1週間でした。実家にて何気に重要な用事は済ませてレコードコレクションの記録もできたので一応の意味はあった。 座り心地にいい椅子に座りながらの録音でギコギコいっててすみません。 1:何気に重要な用事と祖父母との接点 ・携帯料金プランの変更―長年ぼったくられていた母 ・実家の金銭感覚はしょせん前時代的 ・身元保証人は信頼できる親戚で固める事に成功。 ・祖母の納骨予定の墓参り→寄生一家のいない隙に祖父へ接見 ・祖父母の出会いの話―入院中の祖父を縁談から逃げたがっていた祖母が見初める ・病気知らずの祖母と病気しがちな祖父―祖母が肺炎になったのはここ15年ほどだった ・祖父との話にバカ孫(歌手)が乱入―軽薄な話に合わせる苦労 ・「何度もある」から「二度とない」への変遷 2:親父のレコードコレクション一覧表雑感 D~G ・今では知らないDoobie Brothers、やっぱり来たEagles(売れて調子こく→メンバー間格差出て対立→脱退の典型) 以後の不穏な前触れElectric Sun、後年からは謎に貶されているE.L.P、もちろん来たよEric Clapton(解散解散、すぐ解散、メンヘラ化) 範囲外っぽいEuropeも一応あり、多いけど印象薄いFleetwood Mac、オランダのプログレFocus、80年代に流行った印象のForigner 過小評価されてるっぽいが抑えられてるFrank Marino 政治的態度が面白いFrank Zappa(レーガンとの役者対ミュージシャンの大統領選見たかったかも) ジャケットが80年だ先取りのFree、職人ドラムのガットさんのGatt Gang、歌うドラマーといえばの人がいたGenesis、80年代っぽい甘さ漂うGeorge Benson そこに紛れるようにGeorge Harrison G~J ・話には聞いたGreatful Dead(経営方法が今に通じる、ジミヘンとは対極の斬新さ)、古のジャズを歌うHelen Merrill、ジミヘンを裏切り者扱いして咆えたHowlin' Wolf 2000年代以降がカッコいいJames "Blood" Ulmer、名前の響きだけ聞いた事がある27クラブ筆頭のJanis Joplin、忘れてたよJeff Beck、 当時は知られていたし進化してるJefferson Airplane→Jefferson Starship そして…Jimi Hendrix、Jimi Hendrix、Jimi Hendrix…版権の管理が杜撰で音源が死後氾濫。 それを極力全て集めようとしたらしい執念を感じるコレクション。ヘンドリックスの苦悩が一番刺さった。 以降はツェッペリン、ストーンズ、R・スチュワートが目立つ程度のようでしたが、ジミヘン愛に及ぶものはなし。 ・メインストリームを受容するからこその自分の趣向へ強く回帰できる。 ・埼玉が待ち遠しい。

          第22回_実家脱出前夜、ジミヘン地獄_2024.6.10

          第22回_実家脱出前夜、ジミヘン地獄_2024.6.10

          第9回耽楽的楽曲紹介 親父のレコードコレクションから気になったアーティスト

          第21回_実家滞留記_文化資産の継承作業_2024.6.6|耽楽的音声記録 (note.com)より。 レコード店店員、資料を濫読する大学院生みたいな感じで実家のレコード一覧表を作成する中から気になったものを紹介。 1: Tom Waits 音楽 | Tom Waits (bandcamp.com) 低いだみ声で叙事的な作品世界を展開する感じがコレクションの中でも異質でBANDOCAMPも登録していて今後深堀したいと思います。 2: Back Street Crawler

          第9回耽楽的楽曲紹介 親父のレコードコレクションから気になったアーティスト

          第21回_実家滞留記_文化資産の継承作業_2024.6.6

          前言通り、ナガサキ県北の実家に滞留中の片倉。しかし僕の帰省は何ら披露できるものではなく、かといって誇張もしません。レコーダーくらいしか話し相手もいない度合いが埼玉よりひどいとはどういう事だ。というわけでございます。 1:長崎県北のある田舎町 ・すでに実家入りして数日 ・目標設定―レコードコレクション参照と同窓生との再会だったが… ・大学院時代を思い出す対レコード ・人口2万人以下の田舎町の視線の意識 ・気になる同窓生は皆行方不明だし当時の面識すらなし―彼らの視点からこの地がどう見えていたかが気になる ・興味を惹かれる地元の話題―今年になって続発した中学生の自〇、市議会議員の不審〇 ・片倉によるナガサキ評―表層的な秩序押しつけ型社会。表面上は平和だが、突然抑圧されたものが爆発するような場所 ・すぐに情報が行き渡る親ネットワーク ・伯母と母の人間性の違い―個人主義的で正直な伯母一家と、勝手に他人に合わせてイラつきだす母 どっちを信用するかは明白 ・身元保証書の奔走―親戚間をあちこちへ 2:耽楽的楽曲紹介第9回 文化資産の継承 https://note.com/brainy_azalea673/n/nee318cb84570 ・推計1000~1500枚のコレクション ・傾向―広く浅く集められつつ、ギタリストへの執着、レゲエ、ブラックミュージックへの関心が深いっぽい。親父が20代の70年代のブツが大半 ○テキトーに始めたV~S 当時のレコード会社の推薦の熱さと後年の知名度のなさの齟齬が笑える。Tom・WaitsからFolk魂を感じる。親父がギターの手本にしたっぽいTen Years After、「GTAV」のサントラも作ってた老舗グループTangerine Dream ○ビッグネームだらけのA~B ・ABBA,AEROSMITHは最小限に抑えつつやっぱりブルースAlbert king、名前が似てるAlice Cooper,Al Kooper 曲よりメンバーの連続死が気になるThe Allman Brothers Band 純愛詩人Al Stewart やっと知ってるAmerica「名前のない馬」 謎のフランスのプログレグループAnge やたら帯が躍動してるAsia(詠時感) ★片倉注目のBack Street Crawlers―リーダーが薬中ですぐに死んじゃって解散してしまったが、「It`s a Long Way Down to the top」が良い。 ・臼井ミトン氏のラジオでおなじみ The Band、今のところ最多所有のB.B.King、一応触れてた程度のBeatles,Bob Dylan Billy Joelとかよりも多いBlack Sabbath、そして親父にとってのBobはマーリィーだった模様で多数所有。※片倉はレゲエ、というよりレゲエが好きな人間が嫌いなのですが。あ、Bob Seagerも多いよ。 ★片倉注目のThe Boomtown Rats「I Don`t Like Monday」―1979年の女子高生による銃乱射事件を題材にしたふざけた楽曲。売れてなかったら完全に寒い便乗商法の例に挙げられていたと思うと笑える。 ・元祖青春野郎 Blues Springsteen 初の日本名カルメンマキ&OZ あるよChicago、やっぱり古のギタリストは忘れず Charlie Christian ロックの殿堂第一号で90歳まで生きたChuck Berryこそロッカー短命説の反論材料にすべし。 ★片倉注目 Country Joe Macdonald&Fish ウッドストックで反戦歌を先頭で歌ったらしい人。悪ふざけしつつ皮肉こめるのが好印象。 ○やっぱりクラプトンは別格らしい C~D ・海賊盤までコンプリートしてるCream(Blind Faithもあったよ)、南部ゴリゴリかと思ったらもろディスコサウンドのThe Crusaders やっぱり関心薄めのDavid Bowie こっちの方が多いよDavid Sanborn 先に予想されるクラプトン、イーグルス地獄… ・埼玉で伸び伸び暮らすための実家での苦行

          第21回_実家滞留記_文化資産の継承作業_2024.6.6

          第21回_実家滞留記_文化資産の継承作業_2024.6.6

          耽楽的楽曲紹介第8回 拝跪願望者が求めてそうな幸せ

          第20回後半_ある人物の類型_拝跪願望_2024.5.30|耽楽的音声記録 (note.com)より。地元の同窓生やこれまでに見てきた実例から勝手な偏見を進めた結果、彼らが結局このような幸せの風景を求めてそうとこじつける。 The Lantern Flower | Scott Matthews (bandcamp.com) It's minus ten degrees, a heavy breeze to the west マイナス10度、重い風が西へと吹いていく A q

          耽楽的楽曲紹介第8回 拝跪願望者が求めてそうな幸せ

          第20回後半_ある人物の類型_拝跪願望_2024.5.30

          1:親父の身辺整理 ・膨大なレコードコレクション―死後20年でようやく知る音楽の趣味 ・幼少期の音楽の記憶がない片倉―しかし結局遅れて出てくる何か 2:帰省の際に気にかかる人物の類型―拝跪願望型の3例 ・共通点1―学校(高校以前)で要求される能力が高いが、結局何も手に着かずフラフラしてる ・共通点2―何かに従いたい欲望が強い 例1:先日の誕生会で居合わせた男 ・参加者の変わり者のファンらしいが、当人からはあまり見向きもされず ・片倉にも話しかけて勝手な解釈を披露して気味悪がられる 例2:川越氏 ・初対面の日からやたらと話して身の上を聞く―高校時代に家計を助けるために鬼バイト、弟達の進学のために自分は就職。その後自分も大学へ ・尊敬する「師匠」の話から怪しくなり…―カリスマ溢れる武勇伝に惚れ惚れ。「将来の計画」に備えて鍛錬の日々 ・3年前の年始の誘い―「軽井沢に行きませんか?」 ・別荘地の集会―やっぱりそれ系の集会でした。天下国家天下国家連呼 ・数年経っても「師匠の事業」は進展していない模様 ・その後―知り合いの知り合いの女性達に気持ち悪がられていた模様 ・能力が高いが故に反論を受け流せてしまう 例3:同窓生の荻原 ・小学生の頃から背も飛び抜けて高く、勉強もスポーツもできたエリート ・高校も一人だけ遠い進学校へ進学。その後の詳細は不明だが結局現在に至るまで実家住まいのフリーター ・荻原の家庭環境、周囲との齟齬―何でもできた故に周囲に合う人間もおらず、距離があったのではないか ・高校以前に要求される能力とそれ以降に必要な能力の齟齬―高校以前に何でもできた人間の方がその後却って狭く深く要求される場面で挫折しやすいのかも ・成功体験が多い故に自分の不遇を認めてくれる陰謀論、カルト宗教、詐欺師にハマりやすそう。その上自分が状況を正当化する詭弁にも長ける。 ・「能力が高い」が、その還元先を見つけられていないのが最大の欠点なのでは。彼らが必要とするのは強力な指導者。それがたとえ詐欺師であろうとも彼らは自分の献身を信じる。 第8回耽楽的楽曲紹介 Scott Mattews「The Lantern Flower」(『Home Part2』(2016)) https://scottmatthews.bandcamp.com/track/the-lantern-flower 歌詞はこちらhttps://note.com/brainy_azalea673/n/nb2f3c7411261 ・ロマン溢れる「二人だけの光景」 ・拝跪願望型の彼らのような人達は素朴にこんな光景を求めているのでは―しかし、そこにも必ず生じるであろう齟齬を彼らが認められるとは思わないが… 早速この後飛行機を予約しました。身元保証書という非常に面倒な書類に苦労しそうでございます。

          第20回後半_ある人物の類型_拝跪願望_2024.5.30

          第20回後半_ある人物の類型_拝跪願望_2024.5.30

          第20回前半_帰省前の親族話_2024.5.30

          記録も20回を迎え、片倉も転職が決まって状況だけを見れば良い感じ。だが、それもそれで本人ならではの問題がある。そんなところを長時間録音。 1:転職決定から入社までの微妙な状況 ・前職の会社に保険証返却 ・入社までまた1ヵ月の休み ・書類変更に敏感―結局離職票が届くのに時間がかかるので保険証、年金の変更も遅れる羽目に ・あるニート経験者の経験談に共感―ニート暮らしでやれる事は数ヵ月で終わり、後は同じ事の繰り返しなのでは ・「何もない暮らし(経済的、物質的には問題なし)」を楽しむのは困難 2:実家近辺の状況―実家の隣町の母方の実家の一族概観 ・今月祖母が死去―田舎町の酒屋の一族 ・祖父母による酒屋隆盛期―実家が酒屋の祖母と農家の祖父が結婚し、地域一の酒屋に ・祖父母のジェンダーバランス―戦時中~戦後世代の方が共働き多く対等感強いのでは ・裕福な田舎の酒屋の立地―店舗兼住宅と裏庭の離れ ・酒屋一族の居住状況―現在裏の新築の家に祖父母、店舗兼住宅に長男一族。 ・祖父母の4人の子供―信頼する伯母(子供3人)、母、酒屋継いだ長男(子供3人)、独立した次男(子供2人)田舎の金持ちのお坊ちゃまお嬢ちゃま達 3【問題点】酒屋を継いだ長男一族について ・長男の嫁―川向こうの家から嫁いできた程度の距離感 ・長男一家の3子―「歌手」の長男、一応会社員の次男、一応教員の長女が全員実家と祖父母の家に寄生 ・田舎の教員というだけで偉ぶって何もできない嫁と長女 ・一番マシだが祖父の小部屋に住み着く次男 ・「歌手」の長男―片倉の音楽性に合うはずもなく…「売れない歌手」と言い切りたいが言い切れない厄介さ(地元の文化に浸食) ・長男一家の寄生方法―収入がある孫連中は一切家に金を入れず、長男夫婦もおんぶにだっこ。婆さんがベッドから落ちて骨折しても数時間気づかず。それでも「世話をしてる」と思ってるらしいツラ ・祖母の葬儀にて―前々からの予言が実現…誰よりも祖母を悲しむ態度、葬式でまさかの歌唱 ・悪意がない厄介さ…「自分達は本当に祖父母の世話をしてるし想いやってる」と言い張れる恐ろしさ。そいつらと優しい祖父母という最悪の組み合わせ ・腐っても金持ち―悪意なく他人を利用できる性質の悪さ。他人の悪意も理解できず、自分の害も理解できない 4:親父と自分の類似点 ・悪意をおもちゃにしていた親父の態度―悪意の露呈と信頼が比例すると思ってる節 ・得意の子捨てジョーク―片倉少年は苛立ちを募らせるばかり ・文化系なうざさ―全共闘運動やらバンド活動経験、広く浅い文化的教養に基づいたブラックジョークがお得意の親父 ・悪意=信頼の図式は息子には通じず。だが…現在の片倉も悪意の露呈大好き人間になっておりましたとさ。 ・以上を踏まえた古情さんへのメッセージ

          第20回前半_帰省前の親族話_2024.5.30

          第20回前半_帰省前の親族話_2024.5.30

          第19回_緊急報告_2024_5.25

          片倉洸一からのお知らせ ・転職成功―昨日内定確定 ・弱い立場から選べる立場へ 片倉的転職の重要点 ・転職サイト使用は前提。企業の求人掲載有料のところにすべし。求人者有利の特典が多いので使わない理由がない。ただし、転職手数料とってくるところは× ・人事決定に時間がかかる会社にすべし―人事採用は重い決定のはずで、そこの意思決定が速すぎる会社は危険。 ・求職者側も会社を選ぶ側だというのを忘れずに。 ・「数百社、数十社落選」なんてできるとは思うな―応募先も厳選すべし ※言及してない最も重要な点は、無職期間数ヵ月持ちこたえられるだけの貯金と精神的余裕を持つ事です。

          第19回_緊急報告_2024_5.25

          第19回_緊急報告_2024_5.25

          耽楽的楽曲紹介第7回判然としない過渡期に聴いて落ち着く自滅楽曲

          第18回_判然としない過渡期にて_第8回耽楽的楽曲紹介_2024.5.21|耽楽的音声記録 (note.com) より。 どちらも色々と物語を想起させ、陰鬱でいいものです。灰色の季節など関係なく何とも判然としない釈然としない、かといって憂鬱とも言えない状況で聴いていると落ち着きます。 Cancer House「a hiding place」(『a hiding place demo』(2024)) a hiding place demo | Cancer House (ba

          耽楽的楽曲紹介第7回判然としない過渡期に聴いて落ち着く自滅楽曲