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「自分がこの世の中の流れを作ったと言えるような仕事がしたい」障害者雇用に取り組む法人向けのソリューション営業【パーソルダイバースのお仕事#09】コンサルティング

「パーソルダイバースのお仕事」では、自分らしくはたらく社員のインタビューを通じて、パーソルダイバースの仕事を紹介します。

今回は、コンサルティングのお仕事をピックアップします!
コンサルティング事業部で活躍されているK.Nさんに、パーソルダイバースへ入社を決めた理由やコンサルタントの魅力、今後のキャリアビジョン等についてお話を伺いました。

#08はこちら >>ミッションは「障害のあるメンバーが安定してはたらける環境をつくること」 【パーソルダイバースのお仕事#08】スーパーバイザー

【パーソルダイバースの障害者雇用コンサルティング】
パーソルグループの特例子会社として培ったノウハウを活かし、障害者雇用のさまざまなフェーズにおいて法人企業の課題解決をサポートします。
具体的な支援内容は、雇用計画の戦略立案や部門の立ち上げ、環境・組織づくり、採用代行、定着支援など多岐にわたります。

パーソルダイバース 採用サイト
コンサルティング事業部で活躍されているK.Nさん

<プロフィール>
【所属】コンサルティング事業部 コンサルティング第1グループ グループリーダー
【入社】2021年7月
【仕事】障害者雇用に課題をお持ちの企業様への初動営業~提案~契約締結までを担う。その他、業務設計や研修運営等にも従事


これまでのキャリアについて

-これまでのキャリア

これまでのキャリアについて、教えていただけますか?
大学卒業後はマーケティング会社に就職し、その後総合人材サービスで10年間はたらいていました。そこでは、日雇い派遣のコーディネーターや派遣営業といった職種に携わり、特に長い期間携わっていたのが転職支援(キャリアアドバイザー)業務でした。障害者雇用とは関係のない、一般的な転職支援を約5年間経験し、2021年7月にパーソルチャレンジ(現・パーソルダイバース)へ入社いたしました。

-入社のきっかけ

パーソルダイバースへ入社された理由を教えてください
私が転職をしたきっかけは、所属していた部署が無くなる可能性があったことと、前職(総合人材サービス企業)で参加した上野千鶴子さん(※1)の講演会での言葉に感銘を受けたからです。 講演の中で上野さんは、「人材業界の人たちは、自分たちが世の中を作っているという自覚をもって仕事をするべきだ」というメッセージを私たちに投げかけました。その言葉に心を動かされ、雇用の場に携わる者として、自分の仕事が社会にどう影響を与えているかを考えないといけないと強く思うようになり、転職を決意しました。
当初は障害者雇用を意識していたわけではありませんでしたが、雇用に関わる仕事を通じて社会に貢献したいという思いが強くあり、いつか仕事をリタイヤする時に、「自分がこの世の中の流れを作った」と言えるような仕事がしたいと思いました。

※1:上野千鶴子さんは、日本の著名な社会学者であり、特に女性学やジェンダー研究の分野で知られています。

また、前職で障害のある方と一緒にはたらいていたのですが、ほとんど仕事を与えられていない状況を目の当たりにし、社内の理解や世の中の理解が全然足りていないという現状にもどかしさを感じていました。

そんな中で、当社の求人をたまたま見かけ、ここなら世の中を変えることができるかもしれないと考え、入社を決めました。最初は、障害者雇用に関する知識や経験が全くなかったので、入社して本当に大丈夫なのかという不安もありましたが、マネージャーから「入社してから学んでくれたらいいよ」と声をかけていただき、思い切って飛び込むことができました。グループのメンバーも様々な経歴を持っているので、日々刺激をもらいながらはたらくことができています。

仕事について

-コンサルタントのミッション

今のお仕事のミッションを教えてください
主に初動営業から契約締結までを担っています。その他、業務設計や研修運営など、実働部分にも一部携わっています。 顧客層は業界を問わず、メーカー、サービス、金融、保険、地方自治体、官公庁など多岐にわたります。
顧客のニーズも様々で、既に具体的な施策に取り組んでいる企業様もいれば、障害者雇用に対する課題感だけ持っていて何から取り組めばいいのか分からないという企業様もいらっしゃいます。我々のミッションは、ニーズや課題が明確でない企業様に対し、初動営業の中で丁寧にお話を伺い、提供できるサービスを組み立てて提案することです。 また、部署全体の予算は設定されていますが、個人ごとの予算やKPIは設定されておりません。しかし、毎月10数件の商談を一人で行うなど、部署全体の目標達成に貢献できるように日々業務に励んでいます。

-仕事の魅力・やりがい

■仕事の魅力・やりがいを教えてください
この仕事の魅力は、広範な領域に携われることにあります。単なる採用の一部分にとどまらず、計画段階から関わり、安定して運営されていくまでの全過程を見守ることができます。特に、集合配置部署や特例子会社の創設など、まっさらな状態から一つの部署や会社が形成されていくプロセスに携われることは、最もやりがいを感じる部分です。 集合配置部署とは、障害のある社員を集めて集中雇用する部署のことで、最初は3~5名からスタートし、徐々に人数を増やして最終的には特例子会社化するケースもあります。

しかし、一回の提案で契約に至るケースは非常に珍しく、基本的には初回の提案から数年経ち、お客様から改めてお声がけをいただくことがほとんどです。だからこそ、最初のご提案時にお悩みをしっかり拾い上げ、必要な時が来たら我々を思い出していただけるように真摯に向き合う姿勢を大切にしています。初動営業したお客様から改めてご相談をいただいた時に、とてもやりがいを感じます。  

-コンサルタントに向いている人、向いていない人

■どんな人がコンサルタントに向いていると思いますか?
広範で多様な業務に携わり、地方での障害者雇用を推進するために出張する機会も多いので、これまで経験のないことや未知の分野にも積極的に挑戦し、楽しめる人が向いていると思います。コンサルティング事業部は、お客様のニーズに応え、時には新しいサービスを生み出すこともミッションの一つです。そのため、人材業界や障害者雇用に関わる経験が無くても、柔軟な発想や対応力のある方が活躍しやすい環境です。業界にこだわりはありません。 これまでも、障害のある新卒学生向けの取り組みとして、ここ2年ほどで学生向けセミナーの開催や、学生の母集団形成をサポートするサービスがお客様の要望から誕生しました。共に成長し、柔軟に変化していける方と一緒にはたらきたいです。

■逆に向いていないと思うのはどんな方ですか?
主な仕事は営業ですが、純粋な営業志向の方は向いていないと思います。我々は外から収益を得る一方で、お客様が障害者雇用を効果的に進め、自走できるようサポートすることを目指しています。
いつまでも頼りにしていただけることは有難いですが、最終的な目標は、お客様が自社で当たり前に障害者雇用を実現できるようになることです。単に売上を上げることだけに焦点を当てている方は、この目標には合わないかもしれません。

-大変なことや課題

■この仕事の大変なこと・課題感を教えてください
お客様の考え方が1社1社異なるため、提供するサービスは同じでも、その中身のニーズが微妙に異なるということです。常に新しい知識をインプットし続けていますが、他社のケースを参考にする場面もあり、経験による蓄積でしか習得できない難しさを感じることもあります。ニーズが個別であるため、全てのお客様が納得する提案を行うことはこの仕事の最も難しい部分かもしれません。 例えば、障害者雇用で10ポイント(※2)不足している場合、提案した施策に対して社内で円滑な了解が得ることができれば良いのですが、人事の中には「国に納付金(※3)を支払えばいい」という考え方の方もいらっしゃいます。

※2:障害者雇用率制度とは、民間企業や国、地方公共団体は、障害者雇用率に相当する人数以上の障害のある方を雇用しなければならないとする制度です。障害のある方1人を雇ったときに何人分(=何ポイント)としてカウントするかは、障害のある方の障害の程度と、1週間に何時間はたらくかによって決まってきます。

https://persol-diverse.co.jp/lab/fundamental/money/money001/

※3:障害者雇用納付金制度とは、障害者の雇用促進と安定を図るために設けられた制度です。法定雇用率が未達成の企業は、当制度に則って納付金を納めなければなりません。たとえ障害者雇用納付金を支払っても、障害者雇用義務を果たしたことにはなりませんので、事業者は障害者を雇用する側として制度の意義を正しく理解し、雇用を推進していくことが大切です。

https://persol-diverse.co.jp/lab/fundamental/money/money003/

しかし、社名が公表されるというリスクが伴うため、どこを妥協点として進めるかは非常に難しい決断が求められます。お客様の状況や意向によって、提案の調整が難しいケースも多く、プッシュすべきか、選択肢を提示するべきかなどの判断が求められます。 大切なのは、可能な限りお客様の要望に沿ったサービスを考え、お客様が求める範囲で最適な提案を行うことです。初動は人事の方が担当されることがほとんどですが、説明が経営層や各工場の人事担当者に及ぶ場合もあるので、決裁権を持っている方や協力を得られる方の見極めも肝要です。

-印象的な仕事

■これまで携わった中で印象的なお客様や事例があれば教えてください
最近は、職域の拡大に取り組むお客様が多くなっていると感じます。今までは、障害者雇用というと清掃やパン作りなどの作業系業務が多かったのですが、ある企業様では、集合配置部署を立ち上げて事務系業務にも領域を広げています。雇用率が上がっているという外的要因もあるとは思いますが、障害者雇用を始めて3~5年も経つと、お客様が身をもって障害者雇用の多様性を実感してくるところもあると思います。
障害者雇用と言っても個人の能力は多種多様で、既存の評価制度では評価が難しくなるケースも発生します。そうした背景から、導入から数年後に、新たな職域の開発や新しい評価制度の立ち上げをコンサルティング事業部にご相談いただく事例も多いです。

今後のキャリアについて

-コンサルタントのキャリアステップ

■この仕事はどのようなキャリアステップがありますか?
コンサルティング事業部に限らず、キャリアを進める中で、マネジメントのポジションを選ぶ方もいれば、プロフェッショナルとして実務に専念していきたいという方もいます。部署異動も可能なので、例えば障害のある方と協力してはたらく・指導するといった経験も積むことができます。 また、家庭の状況によっては時短勤務など、柔軟なはたらき方も可能です。この柔軟性は、個々のニーズや目標に合わせたキャリアを築く上で、非常に大きな強みだと思います。

-K.Nさんのキャリアビジョン

■ご自身の今後のキャリアビジョンを教えてください
明確なものはまだ決めていませんが、コンサルティング事業部はお客様の性格も実施する内容も異なるため、飽きることなく長くはたらき続けられると思っています。この仕事をもうしばらく続け、将来的には管理職やプロフェッショナルとしてのステップアップを考えています。今は、現場でチームと一緒にはたらき、共に成長していくことに喜びを感じています。

K.Nさん、ありがとうございます!

コンサルタントのお仕事について、詳しく伺うことができました。
「自分がこの世の中の流れを作った」と言えるような仕事がしたいという熱い想いをお聞きし、改めて身が引き締まる思いです。
お客様が自社で当たり前に障害者雇用を実現できるように伴走するK.Nさんのインタビューでした!

\パーソルダイバースでは一緒にはたらく仲間を募集中です//

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