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【パーソルダイバースのお仕事#02】Neuro Dive支援員

「パーソルダイバースのお仕事」では、
自分らしくはたらく社員のインタビューを通じて、
パーソルダイバースの仕事を紹介します。

今回は、就労移行支援事業所「Neuro Dive」の支援員のお仕事をピックアップします!
現在支援員として活躍されているU.Kさんに、
パーソルダイバースに入社を決めた理由やNeuro Diveの魅力についてお話を伺いました。

Neuro Diveの支援員として活躍するU.Kさん

<プロフィール>
【氏名】U.Kさん
【所属】パーソルダイバース 人材ソリューション本部 Neuro Diversity事業部
【入社時期】2021年8月

パーソルダイバースには2021年に入社し、現在4年目です。
前職では製造業で品質保証の仕事をしておりましたので、福祉業界や支援員は未経験からスタートしました。
現在はNeuro Dive横浜にて、職業訓練や就労支援を中心に担当しております。



これまでのキャリア

ー大学卒業後、製造業へ

・これまでのキャリアを教えていただけますか?

実は、最初から福祉業界志望だったわけではありません。
私は地元が好きなので、もともと市役所の職員を目指していました。
しかし色々なことがあり頓挫しまったのですが、周りの友人にも影響される形で就活をしましたね。
結局、実家から徒歩15分という近場にあった製造業の上場企業に入社することになりました。
両親はとても喜んでいましたが、率直なところ、自分自身は「入社後に何をやるか」までは当時考えられていませんでした。

入社後、文系出身の自分は営業配属だと思っていましたが、品質保証部というところに配属されました。
ドライバー片手に走り回る日々で、はたらく中で当初のイメージとのギャップ大きくなってきて転職を決意したのですが、学生時代にもっと考えて就活すればよかったなと後悔したことを覚えています。

自身の経験から、他の人にはこんな後悔をしてほしくないと考え、就職支援の仕事をしたいと決意しました。

ーなぜ障害者支援の道へ?

・障害福祉に関心を持ったきっかけは何ですか?

特別支援学級の友人と遊んだり、就労継続支援B型の事業所のボランティアをしたりしていて、学生時代には身体障害や知的障害がある方と関わることがあったので、何か自分自身にもできることがあるのではないか、という想いはずっとありました。

身近な方でも、就職活動や就職をきっかけに精神障害や発達障害に気づき、本来優秀な方なのに思うように実力を発揮することができない方々もいたので、当時は、なんて声をかけたらいいか悩んだこともあります。
そんな中、そういった悩みを抱える方に、技術やロジックを身に着けて支援ができるようになりたい、と知ったのが就労移行支援に着目したきっかけでした。

ーパーソルダイバースの入社を決めた理由

・就労移行支援の中でも、先端IT特化のNeuro Diveに入社を決めた理由を教えてください。

最初はあまり区別がついていなくて、他社さんの選考も受けましたし、パーソルダイバースで最初に応募したのは就労移行支援事業所のミラトレでした。
選考過程でNeuro Diveを案内されて、こんな支援ができるのだと知りましたね。
HPなどで調べたことや、配属先の方からお話いただいた事業理念にも共感し、入社を決めました。

優秀な方が社会に出て初めて障害に気づき活躍の場を失ってしまったり、
やりたいことがあるけれど障害者雇用だからと、能力がある優秀な方が力を持て余して事務職や軽作業ではたらいていたりすることを悔しく思っていたので、Neuro Diveでは、障害があっても優秀な人材を社会に輩出して、活躍の場をつくっていけるんだ、ということが一番共感しましたね。


Neuro Diveの支援員の仕事

ーミッションと仕事内容

・Neuro Diveのミッションは何ですか?

Neuro Diveのミッションは、多数派ではない脳機能の特性を持つ方々が、その特性を職業上の武器として活躍できる社会を作る、ということです。
精神障害・発達障害がある方の雇用は年々増えていて、障害者雇用の中心になってきています。
先端IT領域のスキルを持った人材を輩出していくことで、障害があってもこんな優秀な人材がいるんだということを企業に認知してもらい、IT領域の進化に貢献していくことが使命だと私たちは考えています。

・その中で支援員のミッションは?

支援員のミッションは、もちろん面談や講座を通して利用者様と関わることも大切ですが、定量的な目標はNeuro Diveを卒業した就職者を出していくことです。
就労移行支援事業所は利用できる期限が原則で最長2年間と決まっており、障害がある65歳未満の利用者様に対して就職に向けた訓練を提供し、伴走しています。

・仕事内容を教えてください。

支援員の仕事は、主に以下3つです。

・就職に必要な知識や技術の訓練
・就職活動に関する支援
・就職後の職場定着を目的とした支援

また別部門ではありますが、職場の開拓などの業務もあります。

この3つの仕事の詳細は、利用者様・内部運営・社外活動の3つの軸があります。

①利用者様
通所時のコミュニケーション、週1回以上の面談を行い、就職に必要な知識や能力向上の職業準備性を高める講座の講師をしています。
あとは、就職活動の書類添削や面接に同行することもあります。

②内部運営
ではNeuro Dive全体の運営に関わる部分を行っており、それぞれの事業所で行うミーティングや、事業所横断で職業準備性講座の内容や、就職活動の進捗、説明開催や新規利用者へのアプローチなどをアサインされたメンバーが取り組んでいます。

③社外活動
就職後の職場定着の支援を半年間行っています。
月1回ペースで面談実施して、企業担当者を交えた3者面談や面談後の報告、トラブルや就労継続の懸念があった際の職場との調整が主な業務となります。
就労を開始しても、職場で感じた不満をうまく言えないこともあります。「元気ですか」と聞いても困っているけど言えない場合や、不満があるけどうまく言えない人もいるので、どんなことに困っているのか、何を悩んでいるのかを聞き、寄り添うことができるように心がけています。

ー 仕事のやりがいと大変さ

・支援員の仕事のやりがいは何ですか?

担当する利用者様から就職や内定の報告をもらえた時は、自分のことのように嬉しくなります。
利用者様からすると就職はスタートラインではありますが、入所してから、徐々に体調を整えていき、就職に備えて一生懸命学んでいる姿を見ているので、就職が決まるとホッと一息をつく瞬間です。
就職後、半年間の職場定着支援の最終日に、「お世話になりました」と、笑顔で挨拶をしてくれるととても嬉しいですね。

Neuro Diveでは、卒業者も交えたイベントもあり、卒業後も時間を作って来所してくださる方もいます。
卒業生から利用者様へ、苦労したけど今こうして働いていますというお話を聞くと、とても感動します!

また、定着支援の報告時に企業の担当者様から「〇〇さん活躍しているよ」と連絡をいただけると誇らしく嬉しい気持ちになりますね。

・未経験でスタートした支援員のお仕事ですが、苦労したなと思うことはありますか?

今までは製造業でモノに向き合う仕事だったので、最初は利用者様との面談で緊張したり、講座の進行が思うようにできなかったりなど、自分自身がやりたいことと、うまく立ち回れないことが重なって、とても苦労したことを覚えています。
面談で伝えたいことが利用者様になかなか伝わらず、初めて担当した利用者様を泣かせてしまったことも・・・・。

あるひとつの課題を伝える場面でも、相手に伝わる伝え方を考えながら、目の前にいる利用者様に向き合って試行錯誤していました。
それが苦労でもありつつ、この仕事の面白さや、やりがいの1つでもあります。

実は、支援員の仕事は一人でどうにかしないといけないことはほとんど無くて、先輩社員に助けてもらったり、他の支援員と一緒に考えたりすることができるので、一人で抱えずに相談をしながら利用者様に向き合うことが大事だと思っています。

Neuro Diveは、元営業職やエンジニア、人事のスペシャリストなど、支援員も様々な経歴を持つ多様性のある支援員がいることが強みです。
利用者様が帰宅された後の事業所で他の支援員に相談ができたり、他事業所の支援員同士で実際の事例について相談する機会も設けられていたりするので、お互いの強みを生かし合い、相談できる環境があることはとても心強いです。

自信はないけど、自分自身はこの利用者様をどう支援したらいいのか、どう関わっていけば利用者様のためになるのかを考えられるようになってからは、面談の緊張や講座の悩みは晴れましたね。

ー 支援員に向いている人、向いていない人

・U.Kさんから見て、Neuro Diveの支援員に向いている人はどんな人ですか?

人と話すことが好きだったり、苦手ではない人は向いていますね。
あとは、言いたいことをうまく口に出せない利用者様もいるので、相手の気持ちを思いやって気持ちに寄り添った対応ができる人や、1人の利用者様と長期間のお付き合いになるので、すぐに成果が見えない時も長い目で一緒に伴走できる人が向いていると思います。

例えば、こういった方が向いていると思います。

・コミュニケーション力、傾聴力(人の話に耳を傾ける)が高い方
・相手の気持ちに寄り添える人
・短期間での大きな成果を求めず、長期的に物事に取り組める方
・知らない知識を積極的に身に着けられる方

福祉の仕事ではありますが、就職先は企業なので、福祉業界経験ではなくても、企業視点を持っている、ビジネス感覚がある方はとても貴重だと思います。
年齢についても、若い方だと学生の感覚がわかると思いますし、社会人経験が長い人は人生経験から支援に活かせることが沢山あると思います。

・逆に、向いていない人は?

気持ちに寄り添える人や思いやりがある人は向いている一方で、利用者様の気持ちに入れ込みすぎてしまうと、休日も利用者様のことを考えてしまって悶々とする・・など大変だと思います。
仕事のオンオフの切り替えが苦手、メリハリをつけられない場合は向いていないかもしれません。

・U.Kさんが一緒にはたらきたい人は?

様々な意見を発信してくれる人と一緒にはたらきたいと思います。
Neuro Dive事業はまだまだやるべきこと、改善すること、必要な知見が多くあると思っています。

そういった状況で積極的に試行錯誤してくれる人とはたらきたいです。経験・知見や自分の色を出せる人に入社していただきたいですね。
異業種・未経験の方でも、就労支援のノウハウ共有の場が数多くあるので、身に着ける意思があれば問題ありません。

今後のキャリア

ー 支援員はどんなキャリアを描く人が多い?

一般的なキャリアステップは、支援員からセンター長という各事業所の責任者を目指していく形になると思います。

他にもサービス管理責任者という有資格者ポジションがあり、事業所の新設・運営には必要不可欠な存在なので、福祉業界で長く働いていきたい方はそういったポジションに就くために資格取得を目指している人もいます。

実際に私も入社後にジョブコーチ研修やセミナーを受けたり、そういった場で他社の就労支援員のお話を聞くことで、世間や社会の状況を把握したり、学ぶことも多かったです。
パーソルダイバースではキャリアコンサルタントなど会社が資格取得支援もしてくれるので、技術や知識を身に着けたい人には非常に良い環境だと思います。

また、知人の中には支援員の経験を踏まえて障害者雇用を推進する企業の人事になった方、キャリアアドバイザーになる方などもいました。

ー ご自身の今後のキャリアを教えてください。

私個人としてはセンター長を目指すのもいいなと思いますが、Neuro Diveの事業そのものに共感しており、より拡大していきたいと思っています。
今後は事業の企画推進など、より上流の部分にも携わっていきたいと考えています。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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