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「法隆寺」を訪ねて

1400年の歴史を感じて 

 中学生の修学旅行で行ったことがある法隆寺。
でも‥‥😢

 中学生には法隆寺の素晴らしさや寺宝など解るはずもなく、バス🚌の車中で綺麗なバスガイド嬢が英語で🎵『Let's It Be』を歌って下さったことしか記憶にございません🤣

 そんなお粗末な想い出だけでは歴史を勉強している者として、とっても恥ずかしいので再び法隆寺を訪ねてみました👣 

 京都から奈良、奈良から乗り換えJR法隆寺駅🚉で下車、👟徒歩25分ほど。所々に標識があり、地図がなくても解り易く法隆寺まで辿り着きました。

【法隆寺 正面の松林】
法隆寺前

 両脇を車道が真っ直ぐ法隆寺 南大門に向かう中を玉砂利が敷き詰めてある参道が250mほど続きます。
 南大門の鯛石を登って五重塔はまさに
〝 The 法隆寺〟。来たっ〜❗️って感じで、アドレナリン出まくりです👍🏻

【南大門から石畳を】

 南大門は、室町時代の永享10年(1438年)に再建、石畳の向こう正面に見えるのが中門(ちゅうもん)と五重塔。
 斑鳩の里に来た感じに浸れます。
 中門は、入母屋造りの本瓦葺で柱は古代ローマの遺跡にも見られるエンタシス(柱の中央が膨らんでいる)で、飛鳥時代に建てられています。

 📖『日本書紀』によれば、推古天皇15年 丁卯(607年)に、聖徳太子は法隆寺を建立と教科書では習いました。
 🤴🏻聖徳太子。
 昭和の時代を生きた方なら、一万円札の肖像画で有名ですね。今は福沢諭吉にやっと慣れたのに、しばらくすると、渋沢栄一に変わってしまいますが、一万円札といえば、何と言っても聖徳太子。
 法隆寺宝物の中に、あの頃の肖像を参考にした聖徳太子の肖像画『唐本御影』には、感動しました🥲

 宝物の数々は一切、撮影禁止であったため撮影出来ませんでしたが、国宝の「玉虫厨子」などは、
2022年3月8日から隔週刊で発刊され始めた📖『古寺行こう 法隆寺①』小学館発行に詳細が登載されています。
 法隆寺に参詣した際に持参しましたが、ガイドブック代わりとなりました。

【『古寺行こう 法隆寺①』小学館発行】
大変、参考になりました。

 この📘ムックブックを大事そうに持ち歩いている少女を見つけ、私のように丸めて持ち歩いては不謹慎だと思い直し、広げて持ち歩くようにしました🤣

 この内容で490円❗️
解り易く纏められ、🚃の車中でも眺めて予習してから参詣すると、理解が深まりました。

【中門の金剛力士像 阿形】
重文
和銅4年(711年)の作、高さ378cm
【中門 金剛力士像 吽形】
重文 和銅4年(711年)作、高さ379cm
【法隆寺 中門と五重塔】
中門の両脇左右に阿形&吽形の金剛力士像があります。

 711年ということは今から1311年前のことになりますが、よくぞ🪖太平洋戦争の戦火を免れたと思います😱
 五重塔の高さは、基壇より約32.5m、国内最古の五重塔で釈尊の遺骨を奉安するための仏教寺院で、サンスクリット語では、「ストゥーパ」と呼ぶそうです。 

【法隆寺 西院伽藍 五重塔】
ムック本の表紙と同じアングルにしてみました。

 五重塔の隣りが金堂。法隆寺のご本尊を安置する聖なる殿堂です。中に納められた金銅釈迦三尊像、金銅薬師如来座像、金銅阿弥陀如来座像などは撮影禁止なので、お知りになりたい方は、小学館発行の📘ムック本をご高覧ください。
 再現壁画も見事でしたが、創建当時の様相が偲ばれます。

【法隆寺 西院伽藍の大講堂】

 五重塔&金堂の背後に建つのは大講堂です。仏教の学問を研鑽したり、法要を行う施設として建立するも延長3年(925年)に⚡️落雷により焼失してしまいます😭
 そのためでしょうか?
 五重塔には避雷針が設置されていました。

 大講堂はその後、正暦元年(990年)に再建され、ご本尊の薬師三尊像及び四天王像もその時に作られました。このご本尊も撮影禁止なので、写真はありません。

 この大講堂、五重塔、金堂、中門を廻廊が囲み西院伽藍を形成されています。
 この廻廊も国宝で、西堂や東堂、三経院・聖霊院が確認できます。

【法隆寺 西院伽藍の廻廊】
連子窓といい、左右対照のシンメトリーになっています。

 聖霊院(しょうりょういん)は左の建物、妻室が
右の建物です。
 聖霊院は、僧侶の住居であったので、僧坊とも呼ばれています。

【聖霊院と妻室】
【食堂(じきどう)】

 左側が妻室で食堂の奧に、大宝蔵院が位置します。

【大宝蔵院】
聖霊院から東に進むと宝物庫あたる

 この建物は唯一、平成10年に落成した大宝蔵院です。余りにも周囲に溶け込んでいるので違和感は感じません。
 ここに、百済観音像や玉虫厨子、夢違観音像などの寺宝が所蔵されています。館内はもちろん撮影禁止。やはり、📘ムック本で確認した方がよく解ります。

 ここまで見学して、🕛午前中は終了です。
 お腹も空いたので一旦、南大門まで戻り、法隆寺参道名物〝梅うどん〟を食べに行きました。

【梅山菜うどん】
冷たいのと温かいうどんがあります。
さっぱりしていて、美味しゅうございました😋

 かなりの人気店で一人で入店したから、直ぐに席に着くことができましたが、カップルや家族連れの方々は空き待ちになってしまいました。

 食べ終わって、🕐午後からは弁天池を経由して三経堂、西堂、階段登って西円堂からスタートです💦

【法隆寺 西円堂】
西院伽藍の北西の小高い丘に八角造りの円堂

 西円堂には鐘楼もあり、正午には🔔鐘を突いて時を知らせていました。由緒ある寺院には鐘楼がありますね。
 時計🕰がある時代になっても、時を知らせることの大切さを忘れた寺院があるのは残念です🥲
 この西円堂は鎌倉時代に建立されたそうです。

【西円堂から五重塔&金堂を見下ろす】

 西円堂から東大門を潜り、東院伽藍の夢殿に向かうのですが直線にして500mはあります。


【法隆寺 鏡池から西院伽藍を望む】

 真っ直ぐ東へと延びる参道の東側は土塀が東院伽藍の四脚門まで続きます。

【法隆寺 土塀】

 土塀が続き石畳を歩んでいくと四脚門があり、潜り終えると、右にある礼堂は現在、再建改装中でシートに覆われていました。ここも礼堂、夢殿、舎利殿、絵殿も廻廊で囲まれて、東院伽藍が形成されています。

【法隆寺 東院伽藍 夢殿】
聖徳太子の遺徳を偲んで天平11年(739年)建立

 八角円堂は余りにも有名です。夢殿の中にある厨子に秘仏久世観音像、その周囲に聖観音菩薩像、聖徳太子の孝養像も撮影禁止なので、これも小学館発行の📘ムック本でご高覧ください。

 拝観料は600円で別料金になる中宮寺に参詣しましたが、境内は撮影禁止なので一枚も📷撮っていませんが、中には隠れて撮影していた輩が散見されました😡

 ここまででJR法隆寺駅🚉から歩いて13826歩、おおよそ10.5km、消費カロリー643kcal。
帰路はさすがに疲れたので、法隆寺南大門からバス🚌に乗ってJR法隆寺駅🚉へ。片道料金は一律190円でした。

【法隆寺 堀に植るアヤメ】
アヤメが綺麗に咲いていました。

 5月3日のアルクとアプリの小計
総歩数 13918歩
歩行距離 10.6km
消費カロリー 648kcal  🍺ビール3.2杯分

 法隆寺の苦境が📺NHK7月29日の報道で知りました。世界遺産・法隆寺の保存維持へのクラウドファンディングがあるとのこと。
 些少ではございますが、小生も協力させていただきました。

 奈良のお土産に萬々堂の『八重乃里』を買って参りました。奈良と言えば、🌸八重桜。
 〝奈良七重七堂伽藍八重桜〟とも言うそうです🗣
奈良公園の各所に植樹され、神の遣いである🦌鹿と共に、奈良公園の名物です。
 『八重乃里』は、塩漬けした柚子の皮を刻み込んだ白餡を包む焼き菓子です😋焼き菓子の顔には🦌鹿の焼き印も押されていました。






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