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#392 映画論11|ショーシャンクの空に

この映画は色々なところで十分過ぎるほど語り尽くされた名作なので、僕が紹介するまでもないと思いますが・・・
それでもやはり好きな映画を並べた時に、どうしても紹介したい作品なので、普及の名作「ショーシャンクの空に」を紹介させていただきましょう。

映画公開当時は思ったより動員が伸びなかったりで、当初の興行収入としては失敗だったようですが、その後尻上がり的に評価を高めていき、アカデミー賞で7部門にノミネートされ、劇場再公開や海外収益で最終的な興行収入は5,830万ドルに達した。

さらに全米で32万本以上のレンタルビデオが出荷され、賞へのノミネートや口コミにより1995年に最もレンタルされた映画作品となったようです。

俺が初めて見たのはいつだったか・・・覚えてませんが、高校か大学の頃だったと記憶しています。
多分口コミで名作と聞いていたので、とりあえず見てみた感じでしたね。


ショーシャンクの空に あらすじ

主人公の銀行員アンディは、妻と妻の浮気相手の愛人を射殺した容疑で、無実を訴えるも棄却され、悪名高いショーシャンク刑務所に収監されます。

で、そこはどうしょうもないワルばっかりいる刑務所で、瑪羅門の家族でいうところのバルザック刑務所のような、刃牙でいうところのアリゾナ州刑務所のような、あしたのジョーでいうところの東光特等少年院のようなところをイメージすれば分かりやすいでしょう。

で、そこに入ったアンディは絶望を味わい、看守や同じ囚人からもイジメられたりするんですが・・・そんな中で初老のレッドという男と親しくなります。
レッドは調達屋として、ムショ内にも関わらず色々な調達をしてくれるんですね。

で、そんなある日、何人かで屋根の修理をしていた際に、鬼教官が同僚に愚痴っているのを聞いて、アドバイスをしてあげて、お礼の代わりに「仲間にビールを奢ってくれ」といって、それが許可されて囚人たちはビールを飲み、自由をGETします。ここは良いシーンですね。


その後に、アンディが「フィガロの結婚」という曲を流すシーンもあります。
日本語字幕はないのですが、これも囚人たちが自由を感じることができる名シーンですね。


そうしてそんな中で、トニーという男が収監されました。
そんなトニーは色々と刑務所を渡り歩くワルだったんですが、これまでいた刑務所で、アンディの妻と浮気相手を殺した特徴のある人と出会い・・・その話をアンディにして、アンディの中で決意が固まるんですが・・・

続きは見てください!

このブログがハンパないです。全部わかります笑



ショーシャンクの空に 魅力

とにかく刑務所という閉鎖的な環境の中で育む「友情」がテーマなのですが、その中でも社会に対してと言うか、生きていくことの難しさだったり、そういうテーマもあったりします。

ずっと刑務所生活が長かったおじいさんが出所するんですが、念願のシャバにも関わらず、刑務所生活が長すぎて、一般の生活に適応できず、結局自殺してしまうんです。
そのようなテーマも考えさせられる内容ですね。

ただ、この映画のエンディングはメチャクチャ綺麗なんです。

これまで紹介した映画は、悲惨だったり悲しいエンディングが多いですし、実際そういうカタルシスを残したエンディングが好きだったりするんですけど、この映画のラストはマジで大好きです。
本当に見終わった後、爽快感が残るエンディングですね。

語りのテキストだけ紹介しましょう。

ワクワクして落ち着かない
自由な人間の喜びだ
この長旅の結末はまだ分からない

国境を越せればいいが

親友と再会できればいいが

太平洋が青く美しいといいが


ショーシャンクの空に まとめ

マジで、本当に素晴らしい映画です。
是非これは見ておいた方がいいので、見て欲しいですね。

正直、これまで紹介した映画はそんなに見なくてもいいんですけど、この映画だけは見てほしいですね笑


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