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#094 映画論①|その男、凶暴につき

映画についても語りましょう。
まずはこれから。

その男、凶暴につき

世界のKITANOこと、北野武の映画デビュー作ですが、メチャクチャ面白いです。

1989年と、今から30年以上前の作品ですけど、今見ても普通に面白いですね。
僕は北野作品に一時期傾倒していた時があり、この映画はずっと名前だけは先行して知っていたんですが見たことが無かったので、10年前の2012年とかに今の奥さん(当時は彼女)と一緒に家でDVD借りて見たんですけど、どう考えてもカップルで見る映画では無かった


あらすじ

主人公の我妻(北野武)は警察です。
北野映画で武は大抵はヤクザですが、HANA-BIとか警察官役も多いですね。

そしてこの我妻、とにかくメチャクチャバイオレンスなんです。
確か冒頭でいきなり何かの犯人を捕まえて、殴る、殴る、殴る笑
惹きつけられるバイオレンスシーンで物語は始まります。

そんな感じで暴力も辞さないバイオレンスコップの我妻ですが、目的としては白竜(メッチャ怖い)が麻薬のシンジケートか何かのボスで、こいつを捕まえるというのがメインとなっています。
そして、同じくこの映画の肝なのは我妻の妹です。その妹は障害を持っており、吾妻は働きながらそのケアをしているんですね。
そうして白竜の手先が、その妹を拉致して、最後は壮絶なエンディングを迎えます。
映画のオチを言うほど野暮じゃないので、ここでは何も言いませんがかなり壮絶でした。


所感

マジで衝撃を受けました。
何も先入観なしで見たので、とにかく最初から最後まで惹きつけられた。
最後の我妻の選択がメチャクチャ自然というか、「そりゃ、そうしちゃうよな・・・」と思うというか、「これをやってしまうのか」というか、とにかく凄く、共感でもないし、理解でもないし、納得でもないんですけど、とにかく魅力的なカタルシスを残す、渇いたエンディングです。
アウトレイジ好きな人は絶対見た方がいいですね。僕も入りはそこだったんで笑

「どいつもこいつもキチガイだらけだ・・・」と言うセリフは気に入り、よく当時の彼女(今の嫁)と真似してましたね笑

是非、見て欲しい作品です。

てか映画ポスターのデザインめっちゃカッコいいですね。
30年前と思えないカッコ良さです。

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