ぼさっつ

1978年北海道生まれ。大正大学仏教学部卒業 高野山真言宗専修学院卒 高野山真言宗福王…

ぼさっつ

1978年北海道生まれ。大正大学仏教学部卒業 高野山真言宗専修学院卒 高野山真言宗福王寺住職。仏教ってとても面白い、型に嵌らず日々の生活に寄り添う仏教文化になってほしいと発信していきたいと思います! 地域にも何かできないことがないかと活動中。 趣味はゲームにゴルフ、散歩、読書、。

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最近の記事

脳科学と仏教

先日youtubeをたれ流しにしていたら、池谷裕二先生の市民公開講座が流れた。  「私が感じている世界は本物か?」 タイトルに興味がひかれ、見てみると難しい用語はほぼ使わずにわかりやすく話しており、そのまま30分見入ってしまった。 話の中で面白かったのは、人の目には赤と緑と青しか見れる機能が無いのに黄色が見える。 何故黄色が見えるのか?? それは簡単な実験でわかるそうです、左の目と右目の間に仕切りをつけて、左の目には赤、右の目には緑、を見せる。 そうすると・・・・ 

    • 死者と霊性 メモ2

      中々継続しない私ですが、ちょっとNOTEやってみようと思います。 投稿の写真がでかくなるのはなぜなのでしょう… それはそのうち慣れるとして、、、 今日も死者と霊性の心に残ったお話をメモしま~す。 そのお話は、コロナ渦の中で、子供と公園に行く機会が増えたそうです。そんな中、子供が道端のたんぽぽを目にして、「持って帰っても良い?」と言うので、「良いよ」といって持って帰ってきたそうです。 食卓にタンポポの花を活けておくと、朝晩にタンポポをみる機会が増える。 そうすると朝になっ

      • 死者と霊性 メモ1

        先日先輩がpeatixで読書会の募集をしていたので、参加しようと思っていましたが、満員になっていて残念な気持ちです。  読書会ですが、「死者と霊性」という末木先生がファシリテーターになって様々な方のご意見を聞いている本です。まだ途中ですが、少々難解でわかりにくい部分も多々ありますが面白いです。 https://www.iwanami.co.jp/book/b587793.html  今読み進めていますが、印象に残ったことをメモしていこうと思います。 中島岳志さんの話だっ

        • 和歌にふれる

          先日、オンラインの和歌の会に参加させてもらった。 和歌 5.7.5.7.7 の言葉に思いを寄せる。 テーマが決まっていて皆そのお題に沿った和歌を詠う。 テーマは「推し」  私は 「さんぽ推し 自然の流れ 体感に 過ごす時間に 生きる喜び」 とした、 そしてこの詩を題材に、皆が感想をいう。 「あなたの散歩しているところはこんな情景が浮かぶ!」 「私もさんぽすると アイデアが浮かんできて なんかわかる」 そういった事を予想しながら和歌について語る。 ひとそれぞれの

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        • 作品感想
          1本
        • 生活に根差す仏教ってなんだろう
          2本

        記事

          コロナウイルスに罹りたいですか?

          お寺でおたよりをだしてまして、せっかくですのでNOTEに小出しに書いていきたいと思います。 田舎でコロナウイルスは、罹るより周りの人の目が怖いです。 ちょっとした心の隙間から感染した人たちを、人間的本能、「自分を守りたい」ということが強調され、非難が強く発生します。 「コロナウイルスにかかりたいと思いますか?」と言われたら、殆どの人が「絶対にかかりたくない」と言うとおもいます。 私達は自分の体をもって生まれてきています。人間も動物も、「生きたい」という欲求をもって生まれて

          コロナウイルスに罹りたいですか?

          「もうろうをいきる」を観て

          先日友人から紹介されたドキュメンタリー映画を見た。 「盲聾を生きる」。その名の通り、目の見えない方と耳の聞こえない方、その両方の方にスポットを当てたドキュメンタリーです。 各々に障害のある中、それぞれの人生を生きる姿を目の当たりにすると、心に残るものがありました。 苦しみや不安、その中での希望や楽しみ、淡々と写実に人を捉えていました。 特に印象に残った事は、私は知らなかったのですが、 目も見えず、耳も聞こえない方の手に触って点字や手話をするシーンがありました。 こうやって

          「もうろうをいきる」を観て

          そよそよと 静かな田舎に 藤かおる

          そよそよと 静かな田舎に 藤かおる

          天上天下唯我独尊を考える

          一昔前に暴走族の漫画が流行り、「天上天下唯我独尊」と書かれた特攻服を目にした、その時は「この世で一番だとか、最も強い人」みたいなイメージで捉えていたのを記憶している。 しかし、仏教を学びこれがブッタ、お釈迦様の言葉ということを知った。お釈迦様が誕生した時に七歩歩いて、「天上天下唯我独尊」と天を指差し、地を指差し言ったのであると。 ここでの意味は「天の上にも、天の下にも 自分という人間はたった一つしか無い 尊い存在なのだ」という意味になる。 総べての存在は、とても大切なたっ

          天上天下唯我独尊を考える

          配信っていろいろあるよね…

          最近 朝のお参りに10分だけ一日の始まりに、心を整える時間となればと朝六時半より10分間 配信をはじめてみてます。 ZOOMに課金して2カメで本尊さんのUPとお経を写して放送しているのだが、配信って難しいですね。 FBのページサイト(https://www.facebook.com/fukuoji.info/)で放送中ですが、問題はFBアカウント無いとみれないっぽい、でも告知が自動だから数人みてくれるのでありがたい。 あとフェイスブックだと投稿が何日も同じものが蓄積してくの

          配信っていろいろあるよね…

          春の境内 桜と木蓮 もう少し

          春の境内 桜と木蓮 もう少し

          供養ってなんだろう

          供養って何だろう。 普段お参りしていて、「ありがとう」と言ってもらえることは本当に嬉しい、しかし仕方なく、義務的なニュアンスでお参りをされる方もいます。 私も含めてそうですが、近代社会の快楽は所有欲であったり優越感を求めたり、獲得する喜びに傾いている気がします。 欲しかったものを手に入れられたら嬉しいものです。 私たちが次の世代へDNAを残すために本能的に「欲」としてプログラミングされているので仕方がないことですが、近年はより強くその傾向があるのではないかと感じます。 そ

          供養ってなんだろう