Hosizora 2
ミンスの手記
冬の街灯を目指したピエロは夕暮れを歩いている。生業は人を殺める事である。また、誰かがピエロの真似をする。溜まったものではない。
道はいつも、寒空である。きっといつかは報われると信じて、奏でるジャグリングは類を見ない。海をわたろうと、ポケットの砂利線を確かめる。ふと思い出す故郷のまち。僕が、まだ化粧をする前の記憶である。
歩く街に、汽笛は響く。いつものようにやってくるかもめは、どのカモメかわからない。水平線を見ている自分をみる。太陽が胸の中に登る。その時、雨がふる。気づいた頃には夜の気配を黒い雲がつげる。寂しい夜である。月はかけ、想像を破壊する。見下して、歩く飛行機に乗っているように、しかしながら、飛行機というのは、飛び続けることが出来ない。
ピエロはまた、路上喫煙所にいる。詫びしく、携帯電話をてにする。本はロックミュージッシャンの本である。木の横に花が咲いている。母親を思い出す。歩きつかれたピエロは、また愛おしい人を思い出す。仮に、好きな食べ物がひとつに決める事ができるなら、どんなに楽であろうか。
ここは、砂漠である。商店にはいくつも商品がならぶ。雑踏と砂嵐はおれを攻め立てる。目が悪くならないように、電気をけす。
偉く広い部屋である。猿が屯する。文学的な世の中というものが、あるのであれば、今なのかも知れない
。
火を囲んだ人々が踊る。魚を焼き食べる。星は見えない。
私はお金を稼ぐ、調子に乗っている奴を滅ぼすために。とは言えども、奴らと同じやり方をしているようで、していない。
カスはくたばれ。あなたはカスではない。心の中に、祈りを入れてやる。お前が幸せに、なれるように、いくらわたしを追っても追いつけないわ。私を傷つけた代償よ。姿をくらましてあげる。あなたは幸せな人よ。
素直にいうと、傷ついたのよ。凄く、人はsexをしたあと、苦しくなる。それは、寂しさや愛を誤魔化しているからである。だから、私は夢をみる。必要としてくれる人に答える。
おれは、いつも街を歩いている。きっと闘うことを望んでいる。まるで、ビー玉に輪ゴムをかけるように、気づいた時にお前らのこめかみを射抜いている。おれは、アパートを借りた。お前らの洞察を支配するために、悪党は跪き、殺しあうだろう、健康であれよ。ベイビー。おれは、娼婦は相手にしない。まるで、合わせ鏡の部屋でつくった音楽のように。陽気に音を奏でているのだ。
また、誰かが殺されたと知らせがあった。おれは、死体を超える。そして、飛んでいる時だけの、星を眺める。それが、たとえ、滑稽であっても、おれは、傷ついている。その傷がおれの勲章であり、優しくいれる代償なのである。
私がいなくて、あなたは、悲しみと嘔吐に見舞われているらしい。俺は薬を運ぶ。まるで、ロングコートが風にゆられ、月夜が、車のヘッドライトにかなわないように。
私は後ろからみる。あなたたちが、ミッションを遂行しているようすを。
いたい、いたい、身体がいたい。冷静というものは、足の角度にでる。向かう次の街へ。悲しみを慈しみ、薬を届けるのだ。
ダイヤモンドは食えない。がしかし、おのれを高める。
今日も猿が、自分達のノミを食べている。そのうち、身体をたべ、悪臭を漂わせ、食うものがなくなれば、暴力
が始まるであろう。痛める心がなくなる時、人は居なくなる。
それが、今、砂漠での宴である。
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