ぼそ

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ぼそ

詩をはじめました。 bluesky https://bsky.app/profile/readingpoetry.bsky.social #詩

記事一覧

詩⑪

                                 ・                                  ・                                  ・ …

ぼそ
7か月前
21

詩⑩

私は全てが欲しいわけじゃないの 愛が欲しいわけじゃないの 少しだけ ほんの少しだけ こっちを向いてくれる時間がほしいだけ 私のことを思う時間をもってほしいだけ 遠…

ぼそ
7か月前
15

詩⑨

黒の中の黒 白の中の白 何色だって同じこと どっちもよく見えなくて でもどっちが良いの? 見えなければ 何も伝わらない 何をしても分からない 混ぜたところでそれは…

ぼそ
7か月前
16

詩⑧

           それは、おだやかな人            それは、あたたかい人                 それは、ていねいな人                        …

ぼそ
7か月前
24

詩⑦

なにか思うことがあると 心の中の薄霧が 気にする度に濃くなって 白いうちはいいんだけど それはだんだん 色づいてくる 歩み寄っても 言葉を選んでみても ならばと 断…

ぼそ
7か月前
26

詩じゃない小話〈猫の日に〉

あたしは琥珀。 このしなやかな身体 スっと伸びたしっぽ なめらかな毛艶 思わず触りたくなるでしょう? 少ししっぽの先が曲がってるって? それはチャームポイントよ。 …

ぼそ
8か月前
27

詩⑥応援歌

厚い雲の隙間からもれいづる 青い空の光輝く様が眩しくて 目をすがめつつ 目の奥に残像を焼き付けつつ その澄み切った爽やかな色を 瑞々しさで溢れるコントラストを それで…

ぼそ
8か月前
27

詩⑤

深く繋がれば繋がるだけ 色が濁ってくる気がするのだけど 例えば そう 海の底に深く深く沈んでいく きっとそこは清廉で静謐で 美しい世界 でも苦しくてずっとは居られない…

ぼそ
8か月前
26

詩④

別にいいんだけど 別に気にしてないんだけど 私じゃない誰かの話でなら 貴方は笑うのね 嫌われてる訳では無い 気を遣われてる訳でもない でも好かれてる訳でもない 私も…

ぼそ
8か月前
16

詩③

コーヒーをかきまぜる ぐるぐるぐる ぐるぐるぐる くるーくるー 真っ黒の液体では 動いていることは よく見えないけど 激しく動いている 何もかも塗り潰す 慈愛の黒が美…

ぼそ
8か月前
14

詩②

たとえばママが年老いて どうしようもなく別の人みたいになってしまったら どうしようもない病気になったとしたら 君たちは2人で何とかしようと思うかもしれない 2人で力…

ぼそ
8か月前
21

詩①

選ばれない悲しさ と 選ばれない安心感 選ばれないからこそできる 自由さ と 選ばれないからこそ沁みる 孤独感 選ばれたいのか 選ばれたくないのか それは服を着る時に…

ぼそ
8か月前
25

詩⑪

                                 ・
                                 ・

                                 ・

                                 落 
                                 ち 
                     

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詩⑩

私は全てが欲しいわけじゃないの
愛が欲しいわけじゃないの

少しだけ
ほんの少しだけ

こっちを向いてくれる時間がほしいだけ
私のことを思う時間をもってほしいだけ

遠く離れて
そのままで

熱も触感も何もいらないの
約束も言葉も何もいらないの

少しだけ
ほんの少しだけ

私のことを思い出して
口角を上げてくれるだけでいいの
#詩

詩⑨

黒の中の黒
白の中の白
何色だって同じこと

どっちもよく見えなくて

でもどっちが良いの?

見えなければ

何も伝わらない

何をしても分からない

混ぜたところでそれは同じ

灰色の中の灰色になるだけ

でもさ

見えたらいいの?
伝えたらいいの?

見えたところで
何にもならないことのなんと多いことか

わかったところで
何にもならないことのなんと多いことか

伝えたところで
何にもならな

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詩⑧

           それは、おだやかな人   

        それは、あたたかい人

                それは、ていねいな人     
                        それは、自由を好む人
                               それは、優しく話す人
                                       それは、思

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詩⑦

なにか思うことがあると
心の中の薄霧が
気にする度に濃くなって

白いうちはいいんだけど

それはだんだん

色づいてくる

歩み寄っても
言葉を選んでみても
ならばと
断ち切っても
離れても
思い切って
気にしない振りをしても
歌っても踊っても?

ほとんどが濁ってくるのに

ただほんの少しだけ

綺麗に色づくことも
あるにはあった
だから今まだこうして
ここにいられるのかも
しれないね

薄靄

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詩じゃない小話〈猫の日に〉

詩じゃない小話〈猫の日に〉

あたしは琥珀。

このしなやかな身体
スっと伸びたしっぽ
なめらかな毛艶
思わず触りたくなるでしょう?

少ししっぽの先が曲がってるって?
それはチャームポイントよ。

大きな目はヘーゼル。
ほら、吸い込まれるように綺麗でしょう?

猫なら鳴いてみろですって?

ふふん

あたしは子猫じゃないの。
大人はそんなに鳴いたりしないものよ。

好きな物は何かですって?
そうね
グレインフリーのカリカリを

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詩⑥応援歌

詩⑥応援歌

厚い雲の隙間からもれいづる
青い空の光輝く様が眩しくて
目をすがめつつ
目の奥に残像を焼き付けつつ
その澄み切った爽やかな色を
瑞々しさで溢れるコントラストを
それでも見ずにはいられない

遠い青空は
遠い記憶につながり
私にとっては
もう遥か彼方に
霞んでしまった記憶を
ぼんやり浮かび上がらせる

離れた微かな繋がりに
少しでもあたたかみが
伝わりますように
少しでも明るさが
伝わりますように

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詩⑤

深く繋がれば繋がるだけ
色が濁ってくる気がするのだけど

例えば そう
海の底に深く深く沈んでいく
きっとそこは清廉で静謐で
美しい世界
でも苦しくてずっとは居られない

例えば そう
どんなに近くずっと居ても
求め合っても
私たちは
チョコレートみたいに溶けて
ひとつになったりはしない

例えば そう
クラスメイトは
本当は全然友達でもなんでもない
その時だけのつながり
それが心地よくもあり

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詩④

別にいいんだけど
別に気にしてないんだけど

私じゃない誰かの話でなら
貴方は笑うのね

嫌われてる訳では無い
気を遣われてる訳でもない
でも好かれてる訳でもない

私も私の話で貴方を
笑顔にさせたいけど

何も言えなくて
ただ薄笑いを浮かべて
ただ黙ってそこにいるだけ

そんな私を
気にしてもくれないのは

いいことなのか
悪いことなのか

ここに居ることが
辛い気がするけど
ここから離れること

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詩③

コーヒーをかきまぜる

ぐるぐるぐる
ぐるぐるぐる
くるーくるー

真っ黒の液体では
動いていることは
よく見えないけど
激しく動いている

何もかも塗り潰す
慈愛の黒が美しい
あれもこれも全て
隠しては飲み込む

ぐるぐるぐる
ぐるぐるぐる
くるーくるー

ミルクを入れてみる

綺麗な渦巻きが
美しい対比を描き
白、黒、白、黒
なんだかそれは
くっきりしすぎて
少し刺激が強い

曖昧でいいんだよ

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詩②

たとえばママが年老いて
どうしようもなく別の人みたいになってしまったら
どうしようもない病気になったとしたら

君たちは2人で何とかしようと思うかもしれない

2人で力を合わせれば乗り越えられる
いい子の君たちはきっと思うだろう

楽しいことたくさんあったね
ママは2人がいてとても素敵な人生だったよ
じゅうぶん幸せだった
もう満足した
ありがとう

だからまさかの時は誰かに頼って
そして
必要なら

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詩①

選ばれない悲しさ

選ばれない安心感

選ばれないからこそできる
自由さ

選ばれないからこそ沁みる
孤独感

選ばれたいのか
選ばれたくないのか

それは服を着る時に似てる

着たい服がないの

目の前のクロゼットにたくさん服はかかってるのに
今 着たいと思う服は無い

それは食べる時に似てる

食べたいものが無いの

お店には沢山食べ物が売ってるのに
外に行けば店も沢山あるのに

それは

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