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【生産性向上】目標設定に有効な「SMARTの法則」

あなたはビジネスやプライベートで何か目標をたてていますか。

そして、その目標を達成するために効果的に行動していますか。

こんにちは、Bosch(ボッシュ)です。
私は、東証プライム市場上場のIT企業を昨年退職し、現在は再雇用で就業継続中の一般男性です。

この記事では「SMARTの法則」というビジネスやプライベート、組織、チーム、個人にも活用できる目標設定のフレームワークについて共有します。

※本記事は『【生産性向上】SMARTの法則でスマートな目標を設定しよう(2022年10月3日公開)』を再編集しました。


SMARTの法則とは

SMARTの法則とは、ジョージ・T・ドラン氏が1981年に発表した目標達成の実現可能性を高めてくれる効果的な目標設定の方法です。

『Specific』、『Measurable』、『Assignable』、『Realistic』、『Time-related』という5つのポイントの頭文字をとってSMARTの法則と呼ばれています。

あのスターバックスでも指標として用いられているそうです。

よく長い議論の末に「次はこうしよう」という結論にいたったとしても、その内容が明確ではなく、人によって認識違いがあったり、少しも進捗が進まなかったといった経験はありませんか。

SMARTの法則を使って、目標設定をすれば、こうした曖昧で行動につながらない、といったことがなくなります。

では、SMARTの法則の中身を説明していきます。


Specific:具体的

曖昧で広すぎる目標では、目標達成のために何をすればいいのかがわかりにくくなります。

誰にでも理解でき、同じ認識を持つことができる具体的な目標が必要なのです。

具体的な目標とは、「Who(誰が)」「What(何を)」「When(いつ)」「Where(どこで)」「Why(なぜ)」「How (どのように)」という5W1Hの視点で考えるとよいです。

具体的な目標の例
×仕事で成果を上げる
〇私はABCプロジェクトを今期中に完了させる。


Measurable:測定可能

目標は達成するために設定します。

達成したかどうかを判断するためには、目標の達成の度合いを測定できる必要があります。

つまり、指標などを用いた数値化が必須です。

また、数値化することで関係者全員や第三者に対しても、目標の達成度合いを評価して示すことができます。

測定可能な目標の例
×仕事で成果を上げる
〇私はABCプロジェクトの3システムの設計書を今期中に納品する。


Assignable:達成可能

高い目標を掲げることは大事です。

しかし、あまりに高すぎてとても達成できないような目標では目標達成そのものが不可能になってしまいます。

人はがんばれば達成できそうな目標にはやる気が高まります。
しかし、到底達成できない目標に対しては、やる気がなくなってしまうものです。

あまりにたやすく達成できる目標では、やる気や成長につながりませんので、少し上のレベルの目標にすることがコツです。

達成可能な目標の例
×私はABCプロジェクトの300システムの設計書を今期中に納品する。
〇私はABCプロジェクトの3システムの設計書を今期中に納品する。


Relevant:関係性

その目標が自分たちの利益や成果に関係していることが明確になると、目標達成に対する意欲も変わってきます。

目標を達成しても何の利益や成果ももたらさないのであれば、自分にとっては何の意味もありません。

目標達成が自分の利益になることがモチベーションの維持につながります。

関係性がある目標の例
×TOEIC800点を達成する。
〇私はABCプロジェクトの3システムの設計書を今期中に納品する。
 →これにより部内の評価が上がる


Time-related:期限

目標達成の期限がなければ、具体的な計画が立てられずに行動にもつながりません。

期限がなくだらだらと日々のワークに流されていては、目標達成に向けた行動を先延ばしにしてしまいます。

期限がある目標の例
×私はABCプロジェクトの3システムの設計書を納品する。
〇私はABCプロジェクトの3システムの設計書を9月20日に納品する。


SMARTの法則を用いた目標設定

実際にSMARTの報告を使って目標設定する場合は、以下の
チェックを行い、目標を見直してみてください。

  • 目標は具体的か(5W1H)

  • 達成度はどのように測定するか

  • 目標は達成可能か

  • 達成すると自分の利益になるか

  • 期限は明確か


まとめ

SMARTの法則は目標達成の実現可能性を高めてくれる効果的な目標設定法です。

  • Specific:具体的

  • Measurable:測定可能

  • Assignable:達成可能

  • Relevant:関係性

  • Time-related:期限

上記の5つのポイントで目標を検証すれば、目標達成の実現性が高まります。

目標は達成するために設定しますが、あまり簡単に達成できる目標では、成長にはつながりません。

あなたもSMARTの法則をうまく活用して、目標達成や自信の成長に役立ててみてはいかがでしょうか。

この記事がタメになった、面白かったと思われる方は、ぜひ「スキ」を押していただくと嬉しいです。

以上、Boschでした。

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