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「10倍速く書ける 超スピード文章術」

ぼくは仕事で、A4にして1〜2枚程度で相手を納得させる文章を書かなければならないことがある。

しかし、なかなか筆が進まない(キーボードが打てない、というほうが正しいか)ことが多く、なにがいけないのか、その原因を探れると思い、「10倍速く書ける 超スピード文章術」を読んでみた。

結論から先に言えば、大当たり!
実際は2週間くらいまえからダラダラと読んでは実践してきて、昨日読み終えた。
実践してみると、あきらかにスムーズに文章が書けるようになったのである。

その大まかなコツは、
・誰に向けて、なにを目的に書くのか最初に確認する
  的はずれな方向にいかないために
・書くための素材を集める
  素材はたくさん集めてあとで削るくらい集める
・集めた素材を箇条書きにして一覧する
・書き始めてから素材を再度探しに行かないように素材を徹底的に集める
・一気に書く!
・(コツ)形容詞をなるべくつかわない → そのほうが伝わる
  たとえば「すごく寒い」を別の表現で言う

というものだった。
ぼくは、仕事上の文章について素材集めを十分にできたと思ったところで、それだけをもとに、一気に書き上げてみた。

たしかに、いままでは書き始めては途中で手が止まり、また、調べ物をして、ちょっと調べたらまた書き始めて・・・、
という繰り返しであったが、それではなかなか文章が出来上がらない。
素材を集めきっておけば、あとはその素材を並び替える作業で終わるのだ。

これからは仕事で「素材を集める」という行為を、いつもと違うアプローチを取ろうと思う。

いままでは、「打ち合わせをする」という名目でクライアントに会って文章の種を探していたものを「インタビューをする」という表現にマインドセットを変えようと思う。
「打ち合わせ」では素材を集めるという行為にフォーカスしていない気がする。それが「インタビュー」となると、素材を集める作業そのものに変わるからだ。

1つマインドセットが変えられただけで、十分に素晴らしい本との出会いとなるね。


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