おやときどきこども
寺子屋ネット福岡代表の鳥羽和久さんによる「おやときどきこども」ナナロク社
この本も名言だらけで、引用するのもどこを選べばいいかわからないくらいですが、少し抜き出してみます。
↓以下 引用
子どもたちを見てみたら、一人ひとりの素晴らしさに気づいた。私はそんなわかったような話をしたいわけではありません。そうではなくて、意味なく当たり前のように転がっている無数の「自分独自の生き方」を目前にしたときに、心の底から湧き上がってくる感動について話がしたいのです。
大人はゲームを生きていながら、これは現実だと嘯きます。一方で、子どもたちはゲームを生きながらも、同時に人生はゲームではないという反定立を打ち立てます。その痛快さにこそ、世界の全てがあるような気がします。
いじめをゼロにするという目標が先に設定されると、ぜろにするという理念だけが先行して無理やごまかしが生じやすくなります。
「勉強のやり方」というのは本来、自らの手で掴み取ることによってしか得ることができないものです。
指導者として大切な素質は、第一に「本人の能力を奪わないこと」であり、それを土台にしつつ「問題解決の糸口を見つけやすくしてあげる」
子どもが苦しんでいるときに必要なのは、理解できないままに、ただ近づいて心に触れることだけです。
うまくいかないのは、どんなにその人のせいだけに見える場合でもそうではなくて、その場にいる一人ひとりが何らかの原因をつくっているものです。
↑ キリが無いのでこのあたりで引用を止めておきます。
おや と こども
だけでなく
こども と おとな
おとな と こども
またはどんな人間関係においても、何かしらの気づきやヒントがある本だと思う。
「こども」の頃から自分の中にいた「おとな」や
今年齢的には「おとな」の自分の中にいる「こども」
と出会い直し、
新しい自分や新しい周りの人の側面
と出会い直し、
また新しい出会いを迎えることにもなるかもしれません。
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