見出し画像

社会課題を解決するマーケティング&クリエイティブの力|会社説明会 イベントレポート

2023年8月17日、ボーダレスのキャリア採用説明会 -マーケティング&クリエイティブ編-を実施しました。

この記事では、ブランドスタジオの社員2名とのトークセッション「社会課題を解決するマーケティング&クリエイティブの力」を文字起こしで紹介しています。

▼アーカイブ動画でもご覧いただけます


社会課題を解決するマーケティング&クリエイティブの力

進行役 小川(採用担当):
代表のたぐっさんは、ボーダレスはとにかく良い商品・サービスを作ると言う話をされていて、私自身、2020年にボーダレスに入社するまで、 ボーダレスのプロダクトのファンで、いろんな商品を買ったり、使ったり、人にプレゼントしたりしていました。

その上で、入社して思うことは、ボーダレスはマーケティング言語で会話がされる会社なんだなって言うことなんです。

ソーシャルビジネスにおけるマーケティングやデザインの重要性を、たぐっさんがどう考えてるかってところ、まず教えてもらえたらなと思います。

たぐっさん:はい。まず、とにかく最高のものを作る。フェイクとか見せかけはすぐ剥がれると思っていて、まず、本当に最高のプロダクトを作ります。
 
例えば、ビジネスレザーファクトリーで、今すすめているのが全てをリペアブルプロダクトにするってことなんですね。

今もYKKのすごくいいファスナーを使っているのですが、それでも3年くらい毎日バックを使っているとどうしても摩耗して、ファスナーがダメになってしまうことがあります。

その時、パーツだけ取り替えるってことができないバッグがほとんどですが、ここをリペアできる仕様にするといったモノづくり、サービスづくりにむちゃくちゃこだわっています。

こうしたプロダクトづくりまでは起業家ができるんだけど、そのあとどう伝えていくか。

この思いや素敵なポイントをどう伝えていくかと言うときに、デザインがもうとても重要です。デザインが全てと言えるくらい、とにかくむちゃくちゃ大切だと思っています。

さらに、どう伝えていくかという点。ここでソーシャルベンチャーの多くが転けちゃっているんじゃないかと思っているくらい。

志はいいんだけど、プロダクトへの落とし込みが少し甘かったり。落とし込めていたとしても、伝えていくって表現や伝え方の部分が片手落ちだったりする。

僕はソーシャルビジネスっていうのは、生活者がより良い生活をしたいとか、より良い世界を作りたいなと思った時の選択肢を作っていくことだと思っているので、やっぱりその選択肢に上がらないと、良いものを作ってもどうしようもない。

その選択肢に上げていくのが、マーケティングとクリエイティブの力かなって思っています。クリエイティブの力で、やっぱみんなに認知してもらう状態まで持っていくっていうことが、最後の砦として1番大切だって。

今日、特別にマーケティングとクリエイティブの説明会を切り分けて開催したのは、そういう意図があります。

ーーありがとうございます。ボーダレスは初期からインハウスにデザイナーを抱えて、どう表現するか、どう届けるかにこだわっている会社なので、その面白さを伝えたいですね。

たぐっさん:そう、それが、面白いんですよ!みんなには、いつも作品作りって言ってるんです。デザイン1つが作品になるっていうぐらい、一緒にああでもないこうでもないって机を横に並べながら作っていくのがとても面白いので、ぜひ一緒にやりましょう。

ーー全48事業で75億円の売り上げを作ってきた。その要因の1つが、どう表現するかというクリエイティブと、どう伝えていくかと言うマーケティングです。
 
今日は、ボーダレス・ジャパンのブランドスタジオから2名、社員をお招きして、5つの質問を聞いていきたいなと思っています。

社員のプロフィール

ーーではお話いただくお二人を紹介していきます。

神谷 崇範(以下、神谷):はい。皆さん、お昼のお忙しい時間に来ていただいてありがとうございます。ボーダレス・ジャパンのブランドスタジオで、クリエイティブディレクター コピーライターをやってます、神谷です。

6月に入社したばかりで、どういう経歴をたどってきた人間かっていうのを簡単にお話しすると、新卒で広告会社に入社し、コピーライターとして6年間、本当にいろんな業種を経験しました。

それを経て、広告作りだけじゃなくて、物作りの川上から関わりたいっていう意識がすごく強くなったタイミングで、花王に転職しました。そこでは、プロダクトコンセプト、ブランドコンセプトから、 本当に色々な経験をさせてもらいました。

そのあと、2020年ぐらいから、自分の視野を広げたいと複業をはじめました。ボーダレスのもそのうちの1つでした。3年ぐらい複業として関わって、今年の6月に入社をしました。

今はブランドスタジオで、ボーダレスのリブランディングを主に担当していて、10月のホームページのリニューアルに向けて全力でやっています。

これから、色々やっていきたいなっていう中の1つに、 人々の心を揺らすような新しい仕掛け、パブリックシェイキングがあります。

一つ一つのプロダクトやサービスを届けて、お客さまと握手するってのはすごく大事なんですが、もっと日本中の意識をちょっと変えたり、スイッチを入れるような企画や仕掛けみたいなことも、来年にはやっていきたいなと思っています。

よろしくお願いします。

ーー続いてもう1人のスピーカーをご紹介します。

幣 春菜(以下、ハンナ):
はい。私は、新卒でボーダレスに入社して、今5年目です。幣春菜(へいはるな)と言います。

私は肩書を、ブランディングディレクター兼デザイナーというふうに言わせていただいてます。
 
私の仕事は、WEB制作がメインではあるんですけど、ロゴの制作だったり、紙ものや、空間、クリエイティブに関わるものは全て、やらせてもらっています。

ボーダレスにはたくさんの業種の会社があるので、自分が専門とするもの以外の、例えばパッケージ制作の依頼も来るし、 専門にとどまらずいろんなことができるっていうのが、すごくいいところかなと思いながら、クリエイティブを担当させてもらってます。

今は、デザインを作るだけじゃなくて、神谷さんから、背景に潜むコンセプトメイキングみたいなところを学び取っている、修行中でございます。

私は新卒でここに入ったんですけど、デザインをやりたいなら制作会社に入った方がいいんじゃないか、みたいなことを言われることがあります。

私のスタンスとして、デザインをやりたいから入っているわけではなくて、いい社会を作りたいと思っていて、その手段が私はデザインというだけなんですね。

起業家は起業という手段を使って、そういう世界にアプローチしているし、私はデザインという手段で同じ目的に向かっている。

だから、私はここでデザインをやりたいと思って、ボーダレスに入りました。そんな人です。よろしくお願いします。

ーーはい。新卒からボーダレスでデザインを担当しているハンナと、6月に入ってきたばかりの神谷さんをお迎えして、そんな2人の話の対比から、ボーダレスでのマーケティング、クリエイティブの面白さに迫っていく、そんな時間にできたらと思っています。

ボーダレスに転職した理由

ーーでは、Q.0ということで、神谷さんにボーダレスに転職した理由をお聞かせいただきたいと思います。

神谷:振り返ってみると、やっぱ3つぐらいフェーズがあったなと思っています。1つは、コロナの期間に仕事が一旦止まったりして、人生や働く意義を見つめ直す機会になりました。そういう人って多いと思うんですけど、自分もそうで、本当に生きてることって当たり前じゃないんだな、いつまで生きられるか、働けるかみたいなことを、 なんか一度真剣に立ち止まって考える機会があった。

その時に、自分がこの20年磨いてきたクリエイティブのスキルや経験値を、何のために使うのかっていうのがすごく大事なんじゃないかなって。そこを、見つめる機会があったのが第1フェーズでした。

で、そう考えるなら、もうちょっと視野を広げなきゃなと思って、本業以外にもいろんな仕事に、副業として関わることも始めました。で、そのうちの1つが、ボーダレスです。

その時、ボータレスはハチドリ電力をちょうど立ち上げたばかりのタイミングで、その仕事から始めて、いくつか起業家の方の相談を受けるようになって、約3年ぐらいお手伝いしていました。

ボーダレスの皆さんはそれぞれ、なんとかしたい社会課題、ほっとけない社会課題を抱えていて、それを事業として立ち上げて、1人でも多くの人に知ってもらいたいとか、届けたいと思ってやってる人たちの相談を受けて、自分が奮い立ったというか、自分にできることでなんとか力になりたいって思ったんです。

自分はコピーを書いたり、クリエイティブの視点でアドバイスをしたり、その結果として起業家の方が目の前で涙ぐんでくださったり、本当に喜んでくれて。

こういう自分の経験とかスキルの使い方って、本当に清々しいし、こういう人たちと一緒に仕事をしていけたら、これからの人生、すごく 楽しくなるんじゃないかなって思いました。

それを3年ぐらいやっていると、だんだん副業の比率が上がってきて、 今年の6月についに逆転して(笑)、本業としてボーダレスに入りました。

ーーコロナをきっかけに、自分の仕事って何だろうって見つめ直した方って、結構多かったですよね。

神谷:多かったと思いますね。

ーー神谷さんの1日のスケジュールを載せています。ほんと18時に終わってるんですか。

神谷:そうですね。18時を過ぎたら、うちの3人の子どもたちが帰ってきちゃって、もう仕事ができないので、終わってなかったとしても仕事は終了にして、もしやり残したものがあれば翌朝ちょっと早く就業するとか、そういうスタイルで18時以降は基本仕事はしてないです。

ボーダレスの仕事の特徴

ーー次の質問です。マーケティングの仕事、クリエイティブの仕事って世の中にたくさんあると思うんですけど、ボーダレスでやるマーケティング、クリエイティブの仕事の特徴を、外でもお仕事されてきた経験のある神谷さんからちょっと紐解いていけたらと思います。

神谷:
まず最大の特徴は、やっぱり社会課題解決の仕事以外がないっていうこと。

その上で、48も事業があって、今もまたどんどん新規事業を作ろうとしていたり、いろんな各社から相談を受けたり、本当に幅広い社会課題解決に関われるっていうのが最大の特徴かなと思います。

前職との違いを含めてお話しすると、1つ目、意思決定者と仕事するという点は大きいかなと思ってます。今日もこの会の直前に、田口とミーティングしていたんですけど、事業の社長や意思決定者と仕事するんですね。

よくある、関係者が多くて起こる伝言ゲームや、何回も段階を踏んだプレゼンがないので、本当にスピードが早く、密度も濃いです。

フィードバックはもちろん厳しい時もあるんですけど、コミュニケーションのロスなくできるのがストレスなくいいところだなと思ってます。

で、もうとにかくスピードを早く世に出して改善していくのがボーダレスのスタイルなので、そこはすごく特徴的だなと思ってます。

2つ目が、事業目的がぶれないこと。これって当たり前じゃないかとも思うんですけど、実際には優先順位が変わったり、事業目的がブレたりする経験って、クリエイティブに関わる皆さんなら経験したことあると思うんですよね。

この仕事って何のためにやってんだっけとか、何のためのコンテンツを作っていたんだっけとか、そういう議論になりがちなんですけど、ボーダレスは誰のための事業で何の課題を解決するのか、どこを目指して、何のソーシャルインパクトを出すことを目的にしているのかがはっきりしてる分、ブレがなく、もう常にフルスイングができる。

3つ目は、どうしたら伝わるかを、我々で言うとブランドスタジオのメンバーだけで考えるんじゃなくて、事業を作る側のプロと、コミュニケーションとしてどう伝えていくかを作る人が一緒に作っていくってのがすごく面白いところです。さっきも田口が机を並べてマーケティングするって言っていた点ですね。

事業として、サービスとして固まってるから、あとはこれをいい感じによろしくではなくて、これをどう伝えたら伝わるかなっていうところを、事業を作る人間と一緒に作っていける。

そこにクリエイティブももちろん意見できるし、越境し合える、ボーダレスにやっていけるっていうところも特徴的です。

最後は、上下関係なし、全員現場、全員プロって、書いてますけど。上下関係なしって 書いても伝わりにくいと思うんですけど、現場をやらないマネージャー職みたいな人は本当にいないんですよね。
 
これは入社してみないと、どういうこと?って思う部分かもしれないんですけど、田口自身も、例えば事業をフロントラインに出て作ってますし、我々も一緒になってそこで議論して作ってたりします。

そういう全員フラットな関係性で、全員現場で、 全員がそれぞれの持ち場のプロフェッショナルっていうところが、ボーダレスの特徴であり、スピードを上げていくための仕組みなんだなって感じます。

ーー全員持ち場がありながら、このプロダクトをどういう表現でどう伝えていくかっていうところを、それぞれプロの立場から、 意見を出し合って共に作っていくみたいな、そんな進め方なんですね。
ハンナからもこの辺りの補足はありますか。

ハンナ:はい。スピード命ってあるんですけど、ただ早ければいいというわけでもなくて。

確かにスピード、スピードって言われるし、それはとても感じるんですけど、それってやっぱり社会課題は待ってはくれないっていうのがあって。

クリエイティブに時間を取ってしまうより、事業が進んでいくスピードにクリエイティブもやっぱりついていかないと、事業も進んでいかないし、社会課題は解決されないっていうところがあるので、そういう意味でも、 私たちはとてもスピードを大事にしているのかなって思っています。

誤解を恐れずに言うと、スピードを大事にするために、やってみないとわからないってことに対してはすごく許容されてると私は実感しているんです。

例えば原案をまず出してみて、出したから次に分かることがあって、その原案にクリエイティブを載せてまた分かることがあって、それでまた分かったことから原案を揉んだり、クリエイティブをまた付け加えたりして。

段階ごとで分かっていくことが違うので、そういう意味でも、事業を作る人たちと、それを伝えるプロっていう人たちは、なんか一緒に共創している。

やってみないと分からないことを、どんどん許容していくことで、スピードが上がっていく。

そんなことを私たちはやってるのかなと、このニュアンスが伝わると良いんですけど、神谷さんの話を聞いていて、思ったことでした。

マーケティング&クリエイティブが果たす役割ー実例

ーーそのニュアンスをもう少し、現物を見せながら話をしてみましょうか。
マーケティングとクリエイティブがソーシャルビジネスの中でどんな役割を果たすのというところを、
ハチドリ電力のサイトを例にとりながらお話していきます。

これは、神谷さんにコピーを書いていただいて、ハンナがデザイン仕上げたサイトです。
このサイトを仕上げていくときの、エピソードをお願いしていいですか。


ハンナ:
皆さん、ハチドリ電力はご存知でしょうか。お使いいただいてますでしょうか(笑)

電気は変えられる。変えられるんです。 

私、この事業に出会うまで、電気を変えられるということすら知らなかったんですけど、 電気を変えるだけで、環境問題にアプローチできちゃうっていうサービスになっておりますので、是非ご検討ください。

このサイトは、実はこのデザインになる前に、最初は違う形でリリースをされていて、その半年後にリブランディングのプロジェクトが始まって、またその半年後に新しいサイトがオープンしたという流れでした。

たぐっさんも、もしその時どんな感じだったか、補足あればお話ししていただきたいなと思うんですけど。 

最初始まった時は、こういったバシッと強めのデザインではなくて、イラストで柔らかい色を使った「みんなでやっていこうよ」っていうトーンのサイトだったんです。

そこから、事業として、もっとこういう人たちに届けた方がいいんじゃないかってターゲットが変わっていって、リブランディングのプロジェクトがスタートしたと私は認識をしています。

その中でも、やっぱり誰に届けたいのかっていうのを、デザイナーチームとたぐっさんとめちゃめちゃ議論をして、これを作りました。

ここにたどり着くにも、本当に毎日ぐらいトンマナを出して、「 いやこれじゃないな」って、また次の日にトンマナを出して、「いや、これでもないな」みたいなことを結構続けた記憶があります。

最初に、こういう人たちに届けたいよねっていうのがあった上で、ビジュアルを作っていくと、 やっぱりこの人たちにも届けたい、いや、この人たちは違うよねみたいなところが見えてきて・・・。そんな風にデザインと一緒にやっていったっていう感覚がありました。

だから、失敗を恐れずに、とにかく出して、出して、出して。みんな、これじゃないっていうのは分かっているんですけど、これが良いっていうのがずっと分かんなかったっていう状態だったと思います。

で、今のこのデザインが出た瞬間に、「あ、これだ」ってなった記憶がありました。

なので、本当にクリエイティブを作りながら、事業の方針も定まっていっていると思うし、 事業の方針が前提で決まっていたとしても、クリエイティブで再認識をしている過程なのかなと思ってデザインを作っていました。

ーークリエイティブと、マーケティングの軸。まず事業側がコンセプト固めてみて、それで出てきたデザインを見て、改めてコンセプトの方も深堀りをされていく、そんな二人三脚のような進め方になってる感じですかね。

ハンナ:そうだと思います。

ーー今のお話の、これじゃないっていうのは分かっていて、でもこれだっていうのが誰も分からない。だから、そこを探り当てていくっていうところが、ボーダレスのやっていることの本質をすごくついてる言葉だなと思いました。

ハンナ:たぐっさんはどうですか。これを作っていた時、そんな感じじゃなかったですか。

たぐっさん:いや、ほんとに2人3脚だね。オープンした瞬間に、あれなんか違うな。やり直そうってなりました。

最初のデザインも、外部のデザイナーさんがそれはもう一生懸命作ってくれたし、これで行こうってなったんですけど、表に出してみると何か違う。
 
僕らはすごく違和感を大切にして、違和感を感じた時にそのままは絶対にしない。この違和感と向き合い続けて、クリエイティブを続けました。

これはデザインチームと本当に2人3脚で作り上げたものです。

これ、実はもう2年前に出したクリエイティブです。クリエイティブって、どうしても摩耗するというか、賞味期限があると思うんです。作った人間が飽きてくるっていうことが起こったりしますよね。

でもこのハチドリ電力のサイトは、2年経っていても全然飽きない。やってる側が飽きないデザインっていうのは、素晴らしいものを出してくれたなと思いますし、事業屋として自分が飽きないサイトでサービス提供をし続けられてるっていうのはすごい心地がよくて、本当にありがたいです。

これは本当にきつかったけど、いい作品ができたなと。ハチドリ電力は創業以来、広告費を1円も使ったことないんですけど、 このWEBのおかげで、自然に毎日お申込みが何十人と入ってきます。そういう状況が変わらずあるのは、本当にWEBの力だなと思ってます。

ーーこのサイトは、クリエイティブがソーシャルビジネスに力を与えた例として、社内でもよく挙がります。

環境問題というお勉強チックになりそうな内容を、そうならないようにどう伝えていくかがとても難しかったとハンナが話してくれました。

見ていても楽しくワクワクするような、それでいて生活に寄り添ってくれるような、そういうサイトですよね。

クリエイティブとして、ターゲットにちゃんと、明確に当てていくこと。それが外れたとしても、当たったとしても。ターゲットに明確に当てていくということが、デザインに落とし込めた時に、違ったら違ったで、合ってたら合っていたで、事業が一歩前に進む。

そういうクリエイティブとマーケティングを何回試していけるかっていうところなのかなと思っています。

先ほどの神谷さんのお話で、意思決定者と仕事するし、事業の目的がぶれないということで、最終的にひっくり返るというようなクリエイティブのマイナスがない中で、どうやったら伝わるかっていう本質のところにかなり時間がさける。

まあ、そこに難しさと面白さが同居しているんですが、そんなお仕事なのかなという風に思っています。 

仕事のやりがい

ーーでは、この仕事のやりがいについて教えてください。

神谷:まず、人として共感できる事業しかない。これもすごく大事なポイントだと思ってます。

自分が自信を持ってオススメできる、1人でも多くの人に知ってもらいたいって思える事業だと、本当にクリエイティブとかマーケティングのアイデアを出そうって思った時も、やっぱり自分が思ってる以上にパワーが出せたり、原動力になるんだなって思います。

ハチドリ電力もそうです。僕が初めて聞いた時に、そんな電力会社あるんだって思ったし、なんかそれが広がってったら、本当に世界変わるんじゃないかなって思ったんです。

で、そういう共感できる事業に、しっかり 自分の力を発揮できるっていうのは、やりがいのすごく大きな部分だなと思っています。

2つ目も、それに近いんですけど、役に立つものって世の中にすごくたくさんあると思うんですよね。で、電気で言うと、スイッチを入れたら電気がつくとか、価格がいくらかとか、機能的な側面って今はほとんど横並びだと思うんです。

でも、やっぱり意味があること。これを取り入れることで、暮らしが変わるとか、地球環境が変わっていくみたいな、意味があることをしっかりサービスとして組み込んで、そういう暮らしの選択肢を提案できるのは、すごくやりがいを感じるポイントだなって思ってます。

次の、 全打席チャレンジングってのは、やっぱり簡単じゃないんですよね。新しい事業もそもそもチャレンジングだったり、マーケティングやクリエイティブにおいても、そもそもチャレンジングなんですよね。

で、全てが挑戦っていうのは、クリエイターにとって、すごくワクワクするし、やってやろうって思うんで。ボーダレスに来て、その点はすごくこの先も絶対飽きないだろうなっていうのは、 自信を持って言えるポイントかなと思ってます。

最後はハンナさんかな。

ハンナ:これ、冒頭に少しお話した内容と重なるんですけど。

他でデザインをやると、クライアントの人がすごい大事とか、事業側の人たちとクリエイターの人たちって、なんというか対等というより、ちょっとだけ上下関係があるように感じる時が、私自身あるんですね。

けど、ボーダレスはそんなこと全然なくて、 ほんとにそれぞれの手段で、みんながそれぞれ頑張ってるっていうところなので。

相手が起業家だから遠慮するとか、そういうことは全然なくて、むしろ向こうも本気だから、こっちも本気、同じ熱量でやれる場所かなというふうに思っています。

たぐっさんにもそうかもしれないですね。

ーーたぐっさんからは、ハンナはオーダー通りには絶対出してこないよとコメントが来ています。依頼に対してフルスイングで返しているってことですよね。

ハンナ:はい、全力で。(笑)

たぐっさん:僕らも、「これをこんな風に作ってほしい」とはやっぱり言わないです。

クリエイティブの原案も、ここまでは考えたけど、ここから先はもう分かんないって相談する。そうすると、最初の原案のここがそもそも違うんじゃないかって、やっぱりクリエイティブの視点で意見をくれる。

それで、僕らも気付きがあるし、その上で僕らからの返しを見ながら、クリエイティブ側も、ああ、そこが本論だったのかみたいに理解してくれたり。

オーダー通りに作りましたという、答え合わせをするような納品になっていくより、一緒に答え探していくっていう、 そういうスタイルになってますね。

ーーこの会の事前打ち合わせをしていて、そういう共創の仕方というか、分からないものに立ち向かっていくみたいなことに面白さを感じる人には、本当に向いてる場所かなと思いますし、逆に、かっちりとしたオーダーにかっちり答えていきたいという人にとっては、ちょっと辛い場所なのかもしれないというふうに思うので、そういう面でのご自身の好みも見極めていただけたらなと思ってます。

コメントをいただいてます。

「クリエイター自身が世の中を変えているという実感が持てそうで、生きがいに繋がりそうですね。」

ありがとうございます。

ここで働く理由

ーーじゃあ、2人に最後のご質問です。こんなスキルもある2人が、ボーダレスっていう場所で働く理由をそれぞれお聞かせください。

神谷:自分の持ってるスキルや経験、得意なことをやっぱり社会のために活かせるっていうところですね。やっぱり何のために生きるのかっていう時に、そこが1番自分にとって大きくて、そういう場所をやっと見つけられたなっていう。

ここでもういろんなチャレンジをしていくことで、5年後、10年後、いい意味で自分がどうなってるかわからないというか、そこも楽しみなところだなと思っています。

ハンナ:私も、やっぱりスキルがなくて、何度か他の制作会社行った方がいいのかなとか、いろいろ悩んではいたんですけど。

やっぱり、結局ここにたどり着くのは、 専門的なスキルは、自分でどうにかすれば学べると思っていて。でも本当に世の中を良くしていくためにはっていうことに対する学びは、やっぱり他の会社では得られなくて。

人としての姿勢とか、その考え方みたいなところを糧にして、どうクリエイティブに活かしていくかを学びたいし、そういう人生を歩みたいなって思っているので、ここを離れられないというよりは、ここにいたいなって思わせてくれる場所だと思います。

ーーありがとうございました。

採用情報


現在、ボーダレスでは世界13カ国で48のソーシャルビジネスを展開しており、新規事業開発やマーケティング・クリエイティブなど複数ポジションで採用強化中です。

カジュアル面談も受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

●キャリア採用
●新卒採用(新規事業開発コース)
●インターンシップ

◇社会起業を目指す方はこちらをご覧ください

-LINEで説明会や新着求人情報も発信中です!-
●新卒向けLINE
●社会人向けLINE

TOPICS
経済産業省の学生社会起業「ゼロイチ」をリディラバとボーダレス・ジャパンが協働運営します


ボーダレスがキャリア採用を強化している背景

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?