古本と新刊scene

熊本市内、中心部から少し離れた雑居ビルの2階にある本屋です。生き方、働き方を考えるため…

古本と新刊scene

熊本市内、中心部から少し離れた雑居ビルの2階にある本屋です。生き方、働き方を考えるための本、旅、冒険の本、ポップカルチャーの本、コミック、アートブックやデザインの本などを中心にした、古本と新刊を販売しています。 アイコンは森田るりさんに描いて頂きました。since2022。

ストア

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    しっぽ学

    著者:東島沙弥佳出版:光文社発売日:2024年8月仕様:新書判 224ページ多くの動物にあって、ヒトにはないしっぽ。遠い遠い祖先にはしっぽが生えていたが、およそ1800万年前の化石ではすでにしっぽを失っていた。ヒトはしっぽをどのようにして失ったのだろうか。はたまた、人は長い歴史の中で、たくさんのしっぽを描いてきた。八岐大蛇、九尾狐、あるいはしっぽの生えた人々。『日本書紀』にもしっぽの生えた人が登場し、現代ではケモ耳キャラの重要なモチーフだ。そんなしっぽは人にとってどんな象徴なのだろうか。しっぽが分かれば、ひとが分かる―。文理の壁を越えて研究を続けるしっぽ博士が魅惑のしっぽワールドにご案内!目次第1章 「ひと」を知るためのしっぽ学(専門はしっぽ;命名:しっぽ学 ほか)第2章 しっぽと生物学―しっぽがしっぽたりうる所以(しっぽって何?;脊椎動物のしっぽ ほか)第3章 しっぽと人類学―「ヒト」へと至る進化の道のり(しっぽがないのは誰だ!;ヒト上科の体の特徴 ほか)第4章 しっぽと発生生物学―ヒトはしっぽを2度失う(形態学の限界;ヒトはしっぽを2度失くす?! ほか)第5章 しっぽと人文学―しっぽから読む「人」への道のり(しっぽにまつわるエトセトラ;あなたはどんな「ひと」? ほか)
    ¥946
    古本と新刊 scene
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    ショートケーキは背中から

    著者:平野紗季子出版:新潮社発売日:2024年8月仕様:四六判 192ページ『生まれた時からアルデンテ』から10年、やっぱり虚無にはごはんが効く。「きっと私は世界を理解したい。そのための手段が、食べものだったのだ。」実家すぎる店からいつかは訪れたい名店まで、人より貪欲に食べ、言葉を探し続けた20年。その末に見た〈食とは何か〉の(今のところの)結論がここにあり! 著者が自らに課した100本ノック=書き下ろし「ごはん100点ノート」を大収録。
    ¥1,870
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マガジン

  • 本屋営業日誌

    タイトル通り、当店の営業日誌です。日々のちょっとした記録を週1回、7日分まとめてお届けしています。

  • 今週のおすすめ本

    毎週金曜日更新。店頭、オンラインストアで販売している本の中から、特におすすめのタイトルを紹介しています。

  • 本屋開業日記

    2022年、熊本市で本屋を開きます。開業にあたり、これからやっていくことや、これまでにやってきたことを書いていきます。

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    しっぽ学

    著者:東島沙弥佳出版:光文社発売日:2024年8月仕様:新書判 224ページ多くの動物にあって、ヒトにはないしっぽ。遠い遠い祖先にはしっぽが生えていたが、およそ1800万年前の化石ではすでにしっぽを失っていた。ヒトはしっぽをどのようにして失ったのだろうか。はたまた、人は長い歴史の中で、たくさんのしっぽを描いてきた。八岐大蛇、九尾狐、あるいはしっぽの生えた人々。『日本書紀』にもしっぽの生えた人が登場し、現代ではケモ耳キャラの重要なモチーフだ。そんなしっぽは人にとってどんな象徴なのだろうか。しっぽが分かれば、ひとが分かる―。文理の壁を越えて研究を続けるしっぽ博士が魅惑のしっぽワールドにご案内!目次第1章 「ひと」を知るためのしっぽ学(専門はしっぽ;命名:しっぽ学 ほか)第2章 しっぽと生物学―しっぽがしっぽたりうる所以(しっぽって何?;脊椎動物のしっぽ ほか)第3章 しっぽと人類学―「ヒト」へと至る進化の道のり(しっぽがないのは誰だ!;ヒト上科の体の特徴 ほか)第4章 しっぽと発生生物学―ヒトはしっぽを2度失う(形態学の限界;ヒトはしっぽを2度失くす?! ほか)第5章 しっぽと人文学―しっぽから読む「人」への道のり(しっぽにまつわるエトセトラ;あなたはどんな「ひと」? ほか)
    ¥946
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    ショートケーキは背中から

    著者:平野紗季子出版:新潮社発売日:2024年8月仕様:四六判 192ページ『生まれた時からアルデンテ』から10年、やっぱり虚無にはごはんが効く。「きっと私は世界を理解したい。そのための手段が、食べものだったのだ。」実家すぎる店からいつかは訪れたい名店まで、人より貪欲に食べ、言葉を探し続けた20年。その末に見た〈食とは何か〉の(今のところの)結論がここにあり! 著者が自らに課した100本ノック=書き下ろし「ごはん100点ノート」を大収録。
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    うつくしいってなに?

    絵:荒井良二 文:最果タヒ出版:小学館発売日:2024年7月仕様:A4判 32ページきみの だいじなものは なに?女の子が部屋から窓の外を眺めています。窓から見えるいろいろな景色。夕暮れ、海、船、夜空、星、都会の明かり。部屋の中の家具やおもちゃ。ネコ。やがて女の子は自分の世界に包まれて、眠ります。詩人最果タヒと絵本作家荒井良二が紡ぐ、夢のような物語。
    ¥1,870
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短歌と土人形の展示「生活フォーエバー」展が始まります!

歌人、寺井奈緒美さんの短歌とエッセイの本「生活フォーエバー」の展示が、10月5日(土)からスタートします! 「生活フォーエーバー」は、2023年4月に名古屋の書店ON READINGの出版レーベルelvis pressより刊行された、短歌&エッセイ集。良い意味で気の抜けたタイトル通り、ちょっとクスッと来たり、ほんわかした気分になるような、ユーモアと愛のあふれる一冊になっています。 寺井さんは「habotan」という名義で土人形の制作もされており、今回は「生活フォーエバー」

    • 本屋営業日誌 2024年9月23日〜9月29日

      9/23(月)晴れ いつまで夏みたいな天気なんだよと思っていたら、今朝はびっくりするくらい涼しい。いきなり秋が来た。 今日は開店前、11時からZOOM。先週、新しいグッズを作るためにイラストの制作をある方にお願いしていたところ、快諾して頂けたので、どういった内容にするかの打ち合わせ。お話するのははじめてだったけど、イメージ通りの方だった。 今日は秋分の日の振替で休日のはずだったのだけど、店の扉が開くことはなく、そのまま1日終了。店舗の売上ゼロはいつぶりだったか。でもこれまでそ

      • 本屋営業日誌 2024年9月16日〜9月22日

        9/16(月)曇一時雨 台風の影響か、店に着く前はカンカン照りだったのに、オープン直後にいきなり通り雨、その後は微妙に曇天と変な天気。 15時頃に来てくれた2組が良い感じの買い物をしてくれて、今日はもうこのあと誰も来なくてもいいやという気分になっていた(実際はそこまでの売上ではない)けど、その後も3組ほど来店してもらえた。祝日としては良かったとまでは言えないけど、まぁいいか。 今月末の出店のことを考えると、新刊本の発注タイミングがけっこうシビアということが分かり、急ぎ発注をす

        • 今週のおすすめ本 vol.23

          店舗とオンラインストアで取り扱っている本から、おすすめのタイトルを紹介するマガジン「今週のおすすめ本」。 今週は、創元社の人文書シリーズ「あいだで考える」をご紹介します。 現在9タイトルが刊行され、10月にも新刊が控えている「あいだで考える」シリーズ。その特徴と魅力をご紹介しようと思います。 手に取りやすい、学びの入口になる1冊 人文書というのは、哲学・思想、心理、宗教、歴史、社会、教育学といったジャンルの総称ですが、全体的にどうしてもとっつきにくい印象があります。しか

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          本屋営業日誌 2024年9月9日〜9月15日

          9/9(月)晴れ 先週の土日の売上があまりにもひどく、久しぶりにかなり落ち込んでいる。 重い腰を上げて、少しずつ仕事に取りかかる。 夕方に常連さんや取り置きの受け取り。今日は珍しく20時頃にも来客があった。気を取り直して明日からまた頑張ろう。 9/10(火)晴れ 郵便局に寄って、開店時間ギリギリに店に着くと、珍しく入り口で待っているお客さんが。会計の時に少しお話ししたところ、引っ越してきたばかりで仕事を探していて、できればここで働かせてもらえないかと。このnoteを読んでく

          本屋営業日誌 2024年9月9日〜9月15日

          本屋営業日誌 2024年9月2日〜9月8日

          9/2(月)晴れ 気持ちを新たに臨んだ9月最初の平日。しかし待てど暮らせど来店がない。初日からゼロは嫌だなぁと思いつつも、ふだん19時以降人が来ることはほとんど無いため、外が暗くなるにつれてだんだんあきらめムードになってくる。もうだめかと思いながら、通販の梱包をしていると、20時半頃、ひなた文庫のお二人が今月末の古本市のフライヤーを持って来てくれた。差し入れをもらった上にお買い物もしてもらい、ギリギリ売上ゼロ回避。なんか前も同じことがあった気がする。 9/3(火)晴れ一時雨

          本屋営業日誌 2024年9月2日〜9月8日

          今週のおすすめ本 vol.22

          店舗とオンラインストアで取り扱っている本から、おすすめのタイトルを紹介するマガジン「今週のおすすめ本」。 今回はスズキナオさんの新刊『家から5分の旅館に泊まる』をご紹介します。 『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』、『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』(パリッコさんとの共著)など、日常の中にある小さな楽しみを見つけて、私達に届けてくれるスズキナオさん。 はじめての旅エッセイとなる本書でも、そのスタンスは変わらず。肩の力を抜いて楽しめて、そ

          今週のおすすめ本 vol.22

          本屋営業日誌 2024年8月26日〜9月1日

          8/26(月)晴れ 今日も残暑が続く。今週分のnoteを更新するためテキストをまとめていると、13時過ぎに来店が。以前働いていた某VV社の先輩が、現役の店長を連れて遊びに来てくれた。自分はもう辞めて10年以上経つけど、当時一緒に働いていた人達の何人かは今でも会社に残って頑張っている。別の道を進むことになったけど、彼らのことを陰ながら応援しているし、向こうもこちらのことを気にかけてくれていることをうれしく思っている。 その後、夕方に来てくれたお客さんがまとめ買いしてくれたりと、

          本屋営業日誌 2024年8月26日〜9月1日

          今週のおすすめ本 vol.21

          オアシスが再結成らしいです。ロックバンドの再結成なんて珍しくもないどころか、もはや再結成していないバンドを探すほうが難しいと言って良いくらいの昨今ですが、「ギャラガー兄弟の不仲」という再結成を阻む大問題をずっと抱えていたバンドだけに、今回のニュースはけっこう話題になっているようです。 オアシスといえば、90年代から00年代に洋楽を聴いていた人なら誰でも知っているくらいのスターバンドですが、若い人たちってそもそも彼らのこと知っているんでしょうか? 活動時期は1991年から2

          今週のおすすめ本 vol.21

          本屋営業日誌 2024年8月19日〜8月25日

          8/19(月)晴れ 最近休日の売り上げが本当に良くないので、平日に少しでも巻き返したいのだけど、今日も客足は遠い。連休やお盆休みが終わって、通常モードに戻った感じなのか。 通販の売上も月の折り返しくらいから停滞気味なので、このままだとまた落としそう。とにかく本を毎日追加し続けるしかない。 8/20(火)晴れ 夕方に来てくれたお客さんがすごく良い本の選び方をしていて、とても嬉しかった。 来店数が少ない中でも足繁く通ってくださる方も何人かいて、それ自体は大変ありがたいことなんだ

          本屋営業日誌 2024年8月19日〜8月25日

          本屋営業日誌 2024年8月12日〜8月18日

          8/12(月)晴れ 三連休最終日。早めの時間からの来店が何組かあり、少しは休日らしくなるかなと思っていたら、15時台を最後に客足が途絶えてしまう。結局今日もパッとしないまま終わってしまった。この状態が当たり前みたいになってしまうとさすがにヤバいなと思う。 トーハンがやっている「出版区」というYoutubeチャンネルの動画をときどき見ている。本屋に行って1万円分本を買う、という企画をよくやっていて、今回は(ピエール)瀧が出ていた。瀧らしくて面白かった。 8/13(火)晴れ一時

          本屋営業日誌 2024年8月12日〜8月18日

          本屋稼業に疲れたので、仕事の手を止めて本を読むことにした日

          8月13日、火曜日。昨日までの三連休をしょぼい売上で終えてしまい、すっかりやる気を失っていた。 夏季休暇も取らず、毎日ちゃんと開けていたのに、なんなんだよ。だったら、俺だって休みたいよ。心の中でしょうもない愚痴を繰り返しながら、しぶしぶ店に向かう準備をする。 sceneという本屋は、ひとりでやっている店なので、自分の判断で休みにすることもできる。そういうのが個人事業の自由なところだし、たいして人も来ないんだったら1日くらい閉めたって別に構わないとも思うけど、せっかく毎日決ま

          本屋稼業に疲れたので、仕事の手を止めて本を読むことにした日

          本屋営業日誌 2024年8月5日〜8月11日

          8/5(月)晴れ 今日も異様な暑さ。家から店までは自転車で10分くらいの距離なんだけど、着いてからしばらくは、サウナに入っているみたいに汗がどっと吹き出してくる。 溜まっていたメールの返信と、通販の発送。新刊本もZINEなどいくつか届いたので品出しする。夕立が来そうな雰囲気だったけど、結局雨は降らなかった。売上は、店舗、通販ともにぼちぼち。先週末の出店でオンラインストアの更新が少し滞っていたので、その分を取り戻さないと。 8/6(火)晴れ 昨日早めに休んで、今朝も遅めの就寝

          本屋営業日誌 2024年8月5日〜8月11日

          今週のおすすめ本 vol.20

          店舗とオンラインストアで取り扱っている本から、おすすめのタイトルを紹介するマガジン「今週のおすすめ本」。 今回は、雑誌SPECTATORの特集記事を再編した初の書籍「ヒッピーの教科書」をご紹介します。 ハードカバーに箔押しされたピースサインがインパクト大な本書。1960年代に生まれたヒッピームーブメントの歴史と、現代社会に及ぼす影響について、まんが形式で分かりやすく知ることができる1冊になっています。 ヒッピーとはなにか? ヒッピーと聞いた時に思い浮かぶのは、長髪にサ

          今週のおすすめ本 vol.20

          本屋営業日誌 2024年7月29日〜8月4日

          7/29(月)晴れ 某配送会社が配達員さんによって置き配の確認をしたりしなかったりするので、ちゃんと統一してほしい。この前配達員さんから電話がかかってきたけど出れなくて、折り返ししないままあとで店に行ったら普通に置き配されてて、じゃあ何のため電話してるんだいと思った。 今週末の古本市用に用意していた古本をまとめて売り場に出す。 すごい今さらなんだけど、村田沙耶香さんの「コンビニ人間」を読んだ。正常と異常って裏表で簡単にひっくり返るものだし、世の中にある「ふつう」って常に奇跡的

          本屋営業日誌 2024年7月29日〜8月4日

          今週のおすすめ本 vol.19

          店舗とオンラインストアで取り扱っている本から、おすすめのタイトルを紹介するマガジン「今週のおすすめ本」。 今回は、稲垣えみ子さんと大原扁理さんの対談本『シン・ファイヤー』をご紹介します。 「ファイヤー(FIRE)」といえばビジネス書でよく目にするワードですが、sceneにはビジネス書のコーナーはありません。「FIRE」の関連本なんて今まで取り扱ったことはないし、僕自身も読んだことはないのですが、そんな当店でもおすすめしたい1冊になっています。 「FIRE」って何? F

          今週のおすすめ本 vol.19