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2020年1月の記事一覧

【読書メモ】『雑草で酔う 人よりストレスがたまりがちな僕が研究した究極ストレス解消法』(青井硝子、彩図社)

【読書メモ】『雑草で酔う 人よりストレスがたまりがちな僕が研究した究極ストレス解消法』(青井硝子、彩図社)

軽快に読める脳みそハック本。

店に著者さんが来てくださってご恵贈いただいたのだが、なんだかんだとしばらく放置してしまっていた。妻が先に読んだのだがめちゃくちゃ推してくる。そんなに言うなら……というわけで読んでみたら確かに良い。

良い、というか面白い。帯に合法的とか書いてあるしドラッグ系の話しかと思ったら、そういう部分もあったけど大事なのはそこではなくて、現行の社会では生きにくい人がどう

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【読書メモ】『本とその周辺をめぐる、6か月とちょっとの旅』(誠光社)

【読書メモ】『本とその周辺をめぐる、6か月とちょっとの旅』(誠光社)

今日は夜更かしというか出張やらイベントやらで忙しかった2週間のつけで残務処理を長々とした翌日の休日なので朝から頭が重くて起きたのは10時くらい。前日までの雨と寒さがなんだったのかというほどの陽気なのにあんまり動ける感じがしなくて朝(というにはもう遅い)からだるだるだった。

朝ご飯の用意もないから妻と一緒に駅前のコメダ珈琲店に行こうと思ったけど自転車を店の前に止めると持っていかれるかもしれなあ

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【読書メモ】『あとは野となれ大和撫子』(宮内悠介、角川書店)

【読書メモ】『あとは野となれ大和撫子』(宮内悠介、角川書店)

いつかの本屋大賞にノミネートされていたのかな何なのかなそんな感じでなんとなく記憶に残っていたのでどこかの取材時に購入(なんて情報のない文章w)

期待はしていたけどもまさかの1日で読み切ってしまった。登場人物たちのキャラクターとか、架空の国なのにうまく現実の政治的な話を持ってくる感じとか、話も強引さを感じさせない程度にトントンと進んでいくところとか、やーこれは良かった!

ひとつ気に入った

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【読書メモ】『在野研究ビギナーズ 勝手にはじめる研究生活』

【読書メモ】『在野研究ビギナーズ 勝手にはじめる研究生活』

自分の好きなことを追求する。簡単なようでいて難しいことだが、それが本業でないときは難易度は跳ね上がる。本書はそんな難しいことを実践し、かつ、論文発表や学術誌への掲載など一定以上の成果を出してきた在野研究者の人々の声をまとめたものである。

一人一人まったく違う環境で全然違う方法論で自らの研究に向き合っているのが面白い。というのもフリーランスとして活動していて、制度に回収されない世界ではマニュア

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【読書メモ】『旅屋おかえり』(原田マハ、集英社)

【読書メモ】『旅屋おかえり』(原田マハ、集英社)

原田マハさんの本はアートミステリーも良いけど『本日は、お日柄もよく』以降、他のジャンルの本も面白いのではということで購入。期待通り面白くてさすがだな、と。旅屋、良い仕事だなあ。僕もブックショップトラベラーとしての仕事をもっとしていきたいな。

読書メモ: 『spectator 2015 vol.33 クリエイティブ文章術』

読書メモ: 『spectator 2015 vol.33 クリエイティブ文章術』



特集タイトルを見て反射的に数年前に買ったもの。同誌が考える読み手の心や世に残るストーリー=ノンフィクション記事を再録している。近頃、ノンフィクションについて強い興味があるのでニュージャーナリズム」や様々なノンフィクション作家について知ることができて嬉しかった。

本誌の思想には頷けない部分も多いのだけれどそれでも面白く感じるのだからフィーリングが合うんだろうな。

巻末の編集部推薦のノ

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