【読書メモ】『雑草で酔う 人よりストレスがたまりがちな僕が研究した究極ストレス解消法』(青井硝子、彩図社)
軽快に読める脳みそハック本。
店に著者さんが来てくださってご恵贈いただいたのだが、なんだかんだとしばらく放置してしまっていた。妻が先に読んだのだがめちゃくちゃ推してくる。そんなに言うなら……というわけで読んでみたら確かに良い。
良い、というか面白い。帯に合法的とか書いてあるしドラッグ系の話しかと思ったら、そういう部分もあったけど大事なのはそこではなくて、現行の社会では生きにくい人がどうすれば生きやすくなるか、というところだった。
そのためにバジルやらローズマリーといった安全そうなイメージのある草からアジサイとかサボテンとかキノコとか怪しそうな雰囲気ものを吸ったり、そこからの精神操作の手法を教えてくれたりする。
本文によると借金玉さん(この人は知ってる)や心屋さん(この人は知らない)がいわゆる定型発達者でない人たちのため実用書を作っていてその系譜に属するそうだ。
本屋ライターとしていろいろな人をインタビューする中で、何が面白いってその人そのものに他ならないので、であるならば前提知識は多い方が良いということで興味深く読んだ。
それにしても、著者の父親との話は泣けたなあ。
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