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子供時代

著者 リュドミラ・ウリツカヤ
絵 ウラジミール・リュバロフ
訳 沼野恭子
出版 新潮クレスト・ブックス

著者のリュドミラ・ウリツカヤは『ソーネチカ』で一躍脚光を浴びた現在ロシアで最も活躍する人気作家。

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第二次世界大戦が終わってしばらくした頃の旧ソ連。 
スターリンが政権を握っていた時代の、子どもたちの屈託のない様子が描かれている。 

一連の短編の登場人物の子供たちはそれぞれ近所なのだろう。
最後のお話でゲーニャの誕生日にこれまでの短編の中で登場した子供たちが集まる。 

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印象的なのは、いじめられっ子だったゲーニャが、ピアノや折り紙といった芸術を通して子どもたちに受け入れられる最後のお話だった。 

また、ウラジミール・リュバロフによる挿絵は直接的にはストーリーと関連性はなくとも、どこか素朴な暖かさがある。

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この本は妻が図書館で借りてきていたもの。
あまり本を読まない彼女にとって、字も大きくとても読みやすく、内容も優しさに溢れている、と気に入っていた。


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