才能と凡庸の話


「ヨーコさんの言葉」を、また読みました。

エッセイは読みやすく、心にもグッとくるので、

とても好きです。

ちなみに、このヨーコさんの言葉ですが、

NHKで放送されたものが、書籍化したそうです。



その第1弾の「ヨーコさんの言葉」の中から、

「才能ってものね」というお話しを読んで、、、

才能や自分にあったものに対しての考えが、書かれていました。



ヨーコさんが、子どもを水泳教室に連れて行ったときのお話しです。


その水泳教室に二、三十人の子どもがいれば、

ぬきん出て才能のある子が一人二人いる。

その反対に、

特別に才能に恵まれない子が一人二人いる。

その特別と特別の間に、凡庸という集団がゾロリといる。

凡庸は凡庸な努力をし、競争をし、

その中で喜びも悲しみも生きていく。


そして、最後に、


水を盛大にとび散らしている少年に

一つや二つ特別な才能がなくても、どうにか生きていこうぜ。

三つや四つの凡庸ってものにありつけるわよと、見えないメッセージを送った。

と、締めくくられています。


このお話から、

なにか、特別に苦手なことがあっても、

凡庸なことは見つかると思うと、

どこか気が楽になります。


どんなに頑張っても、どうしても苦手なものは、

意外とだれにでもあるのかも?

できないことよりも、積み重ねてできるようになることに

目を向けるよう、優しく言われている気がします。


ただ、反対に何でも才能のせいにしてはいけないようなことも言われている気がしました。

しばらく続けることで、発見があるんじゃないかなと思います。


そして、

大多数の人間が凡庸であること、

秀でている一部の人間に目が行くことも

事実そうなのかもしれません。


もし、その中で人より上手にできるものが見つかったら、

それは、とても幸せなことかもしれませんね。



最後までお読みいただきありがとうございました!


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