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読書から最大限の学びを得るための4つのメソッド


今回の記事は以下動画を参考にして編集制作させて頂いております。どうぞよろしくお願い致します。

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以下「読書との対話 : How to read a book」に収録させて頂きました。読書を快適にする方法を探求する、BooksChannelの研究と分析マガジン。 このマガジンでは、読書の素晴らしさを伝え、より多くの人が読書を楽しめるようにすることを目標とさせて頂きます。「読書」に興味のある方は ご登録頂ければ幸いです。

はじめに

読書は私たちの人生に多大な影響を与えるものですが、せっかく読んだ本の内容を忘れてしまったり、大切だと思った箇所にマーカーを引いても二度と見返さなかったりすることはありませんか?新しい本を読み始めるのが無意味に感じたり、何をハイライトすべきか分からず不安になったりすることもあるでしょう。
こうした問題の多くは、読書のノートの取り方に原因があります。私たちの多くは受動的に読書をしがちで、本を読み終えた後に脳を十分に働かせていないのです。しかし、読書から最大限の学びを得るためのたった4つの方法があります。

1:本の印象を記録する

読書中に興味深い点や印象に残ったことを、3〜5文程度でメモしていきます。本の語り口はどうか、内容に引き込まれたか、人生が変わるような内容だったか、どのような人におすすめできるか、など自由に書き留めてください。これによって後から本の内容を思い出しやすくなり、書評やレビューを書く際にも役立ちます。

2:行動に移せる教訓を見つける

本の中で興味深い点やハイライトしたい箇所を見つけたら、自分の人生にどう活かせるかを考えてみてください。例えば、ある有名作家が「毎晩寝る前に、翌日楽しみにできることを見つける」というルーティンを持っていたとします。これを単に下線を引くだけでなく、「毎晩、翌朝の楽しみを見つけて就寝する。そうすれば目覚めがよくなり、充実した一日を過ごせるはずだ」のように、自分に当てはめた文章に書き換えてみましょう。

本から学んだ大切な教訓を、自分の言葉で10個程度にまとめるのがポイントです。膨大な量のハイライトよりも、厳選した教訓を自分なりの表現で記述することで、内容が心に深く刻まれ、行動に移しやすくなるのです。

3:お気に入りの引用を残す

著者の言葉をそのままの形で残したい、心に響いた文章を厳選してピックアップしましょう。感銘を受けた表現を、プレゼンテーションやビデオ、文章作成など今後の創作活動に活用することができます。また、力強いメッセージとして記録に残すことで、いつでも励みを得られるでしょう。お気に入りの引用は、3〜5個、長い本であれば10個程度に絞り込むのがおすすめです。

4:特別な教訓や心に響くエッセンスを別にまとめる

本の中には、ステップ2で扱った範疇を超える、特別な学びが含まれていることがあります。登場人物の成長プロセスを表す複数のステップ、人生の難局を乗り越えるための画期的な問いかけ、幸福になるための秘訣など、あなたの人生に大きな影響を与えうる教訓があれば、「ボーナス」として別個にまとめておくと良いでしょう。
大切なのは、こうした特別な教訓を、いつでも取り出せる形で残しておくことです。例えば、「喪失を乗り越える3つの問い」として、以下のようなエッセンスを書き留めておくのです。

  1. この喪失が近い将来に起こると分かっていたか?

  2. 失ったものとさらにどのくらい一緒にいたかったか?

  3. 失ったもののせいで、自分の価値は下がったと感じるか?

読書から得た学びを、自分だけの言葉と形で昇華させる。そうすることで、その教訓はずっと心に残り続け、あなたの歩みを導いてくれるはずです。

まとめ:

読書から最大限の学びを得るためには、受動的な読み方から能動的な読み方に切り替える必要があります。本を読みながら、教訓を自分の人生に当てはめて考え、大切な学びを自分の言葉で記録する。そうすることで、得た知見が記憶に深く刻まれ、長く心に残るようになるのです。

読書ノートの取り方を工夫し、印象に残った点、行動に移せる教訓、お気に入りの引用、特別な学びを丁寧に書き留めていく。これによって、読書をさらに楽しく、有益で実りあるものにしていくことができるでしょう。

本は私たちに新しい視点と智恵を与えてくれる、かけがえのない存在です。折れない心を持ち続けるためのヒント、困難を乗り越える勇気、夢を追いかける原動力。読書から得られる学びは、人生のあらゆる場面で私たちを助けてくれます。

だからこそ、読書をただ消費して終わりにするのではなく、一冊一冊を自分の糧として昇華させていくことが大切なのです。今日からさっそく、4つの方法を実践して、読書の学びを自分のものにしてみてください。

人生を変える良書との出会いを心から願っています。

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