「独壇場」よりも「面接」で
何度かnoteで記事を書いて応援してきた元・阪神の伊藤隼太選手。YouTubeを始めたようです。感想を率直に。
まず、なぜ「伊藤隼太の独壇場」という題にしたのか。皆さんは「独壇場」というフレーズを目の当たりにしたら、どんな印象を抱きますか? 俺様とか無敵とかそういう感じですよね。ただでさえ世間の評判がよろしくない状況でこれはどうなのかな。あえて挑発しているとか?
いや、違うはず。少なくとも伊藤選手にそんな意図はないですよね。独り語りをする内容だから「独壇場」なんですよね。でも多くの人はそうは受け取らないわけです。誤解され易い、悪い先入観を持たれて損をし易いという弱点がこういう点にも表れているのかなと思いました。そう考えると、実に彼らしいタイトルです。
あと↑の内容。たしかに「戦力外通告ってどういう風にされるんだろう?」という興味はあります。みんな知りたいところですよね。でも、本気でNPB復帰を狙っていて、そのアピールの手段としてYouTubeを使うことを考えているのなら、まず動画で発信すべきはそこじゃない。なぜクビになったのかという自己分析、自己批判、反省、そして意識改革。NPBに戻れたら何をしたいか、チームのために何をできるのか。
元・プロ野球選手のYouTuberとしてやっていくのなら、これでもOKです。でもあくまでもNPB復帰が目的で「独壇場」はそのための手段のひとつなんですよね? だったら他に訴えるべきことがあるはず。特に業界の裏話的な内容は引退してからの方がいいのでは?
伊藤選手も学生時代、バイトの面接とか受けましたよね? そのイメージの延長線上でやった方がいいと思います。いまは「真面目さが取り柄です」「一生懸命やります」「過去にこういう結果を出しました」というだけでは再就職が難しいご時世です。大事なのは未来。採用されたらどういう形で会社に貢献できるのか、をしっかり具体的に伝えないと。
頑張ってください!!!
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