堀未央奈さんの件で考えた「親しい」と「馴れ馴れしい」

私はTwitterでどんなものが流行っているかを手っ取り早く知るために，
●万超えRTや話題ツイートを集めたアカウントを眺める．

昨日その中で目に止まったのが，乃木坂46の堀未央奈さんの動画だった．
どうもメンバーが日替わりで，一人ずつライブ形式で映像をお届けするサービスで流れたものらしい．（のぎおびというロゴが見えた）

コメント欄に「隈ができてる」のコメントをいくつか発見したようである．それに対して堀さん．「隈があるのは遺伝なので．」と応え，その後．

「隈あるよって言われるのは私好きじゃないので，
言わないでください．今後一生」

普通に生活しているだけなのに，思ってもいなかった方向から，美醜に関して否応無しに言われることって意外とある．
彼女みたいに，アイドルといったテレビに出る仕事をしていたらなおさらだろう．

でも外見は，生まれつきで決まっていることがほとんどである．
一重とか二重とか．顔が小さい大きいとか．背が高い低いとか．太っている痩せているとか．挙げだしたらキリがないくらい，皆が皆違っていて当たり前なのである．わざわざ言うものでもないのである．

堀さんは，秋元康が作る「会いに行ける」アイドルグループの一員であり，他の芸能人よりもファンと会う機会があることは事実かもしれない．
だからと言って，ファンは彼女の家族でもなければ友達でもない．

物理的に距離が近く感じるからと言って，何でも言っていい間柄になったわけではない．この「親しい」と「馴れ馴れしい」は履き違えてはいけない．もちろん普段の生活においても言えることである．

ちなみに，
マイナス要素を指摘したところで解決策にもならないぞ，とも言いたい．

嫌なこと言われて笑顔になる人はいないし（なったとしても無理してる），
太った人に関しては「太ったね」と言うと，その後健康に問題が出るという研究結果も出ている．

良かれと思っての発言は，ただの自己満足でしかないのだよ．

しかし，この堀さんのセリフは聞いて痺れた．反応しないで流すことも出来たし，笑ってかわすことも出来ただろう．
でも嫌なものは嫌とはっきり言える堀さんは，本当に格好いい．
今後応援せざるを得ないじゃないか．