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【広報日記】 歳を重ねるほどに、きっと美しくなっていくよ。

歳を重ねることへの気持ちが
ほんとうに大きく変わったと思う。

「なんだか、毎年若くなっているような気がするのよね、気のせいかもしれないんだけど。不思議なことなんだけど。けれど、今のわたしは、そう思っているの。」

2年くらい前から
誕生日を迎えるたびに思う、
歳を重ねることへ静かな喜びを感じている。

そんなこと、20代のころ1ミリも想像していなかった。歳を重ねることが、こんなにも素敵なことだなんて。あの頃のわたしに教えてあげたい。

人は美しくなるために生きている。

あなたは美しくなるために生きている。

「きっといろいろなことが変わっていると思うけれど、瞳の輝きや色は変わらないというか、本来の自分の瞳の輝きや色を、さらにきれいに磨いていくことが、心の歳を取るってことじゃないかしら。瞳の輝きや色を失っていくことは、残念なことに心の歳をとっていないということかもしれない。それは人として成長していないということ。」

さよならは小さい声で P120 

肉体は老いても、心が若ければ、
その人の目は澄んで、きらきらしている。

瞳に現れる、その人の人柄、品性。

これまで歩んでこられた人生までも
映し出すことさえある。

そういう瞳を持つ人の前にいるとき、
わたしはドキッとして、嬉しくもなる。

美しさは容姿だけではない
瞳の美しさがあるんだと
気づかせてもらった。


「年齢を重ねる、または心の歳を取るということは、一歳、そして一歳と、美しくなるということ。人は美しくなるために生きている。人は瞳を磨くために生きていると思った。」

さよならは小さい声で P121

と、松浦弥太郎さんがおっしゃる。

なんだか若くなっている気がする
という感覚はどうやら勘違いではない。

きっとそうなのだ、と
この言葉を読んで確信に変わった。

人は美しくなるために生きている

私も、そう 思う。
瞳を磨くために生きている。


私の周りにそういう女性が何人かいる。
自分で考え、自分の意見を持ち、自分で選択をしている。
自分の気持ちに素直で、自分を表現している。
すてきなひとたち。

そういうすてきなひと達の存在は
大切なことを教えてくれている。


素直さと好奇心を持ち続ける。

素直なこころを、いつまでも。

歳を取るほど若々しくなっていく人はたくさんいる。そういった人は、いろいろな経験をし、たくさんのことを学び「自分らしさ」という自由を手に入れている。子どものように無邪気になり、新しいことをもっともっと学びたいという好奇心に満ちている。

さよならは小さい声で P14

わたしのすてきな人たちも、
何かに挑戦している。
何かを学んでいる。
そして、本を読んでいる。

じぶんの好きなことにはとことん
情熱をもって取り組んでいる。
それが、瞳にも現れている。


必要なときは休むことも大事。

睡眠をたっぷりと。

すてきな人たちは、
休むタイミングを知っている。

自分のなかにある
その研ぎ澄まされた感覚に
敏感なんだとおもう。

自分をほんとうに大事にしている
わたしも自分を大事にしようと教えてもらう

周りからどう思われるかよりも、
自分の気持ちを優先している。



会うたびに思う、
すてきな人たちの瞳は
どの角度から見ても、
凛として澄んでいる。


簡単に手に入らないほうがいい
時間をかけていいから、ゆっくりでいいから、
私もそんな女性になっていきたい。

※書籍の値段表示がおかしい。こんなに高額ではありません。ご安心を。


今年の誕生日の日も
ささやかに、静かに迎えたい。

昔はあんなに欲しかった
お祝いの言葉やプレゼントも
もう、何もいらない。

淡々と過ぎゆく「ある一日」として
手を合わせて感謝して迎える日。

そして、最期の日まで
私だけが持っている美しさを、
私だけしか表現できない美しさを、
表現して生きていきたい。




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