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【メンタル不調の人のための読書室:ゆるっと本のまとめ】「この会社ムリ」と思いながら辞められないあなたへ(著:井上智介)(その5~会社を辞められない思い込みから解放された人たち①)

*自分もただいまメンタル不調をかかえています。
 メンタルが不調のときは長い文章が読みづらいです。
 そのため、メンタル不調の方が少しでもヒントとなるような書籍をゆるっと短くまとめています。

【会社を辞めて解放された人たち… Aさんの場合】

「もう無理だと思っても、早く治療すれば早く回復して転職活動ができる」
・心や体の危険サインをいくつも見つかる場合は 精神科や心療内科に行ってみることがおすすめ
・早期に治療を始めれば症状も軽いので回復も早く、短期間で自分を取り戻すことができる
・医者に言われるゆっくり休んでくださいを後ろめたと思う人がいますが、 その必要はない。それは、最も大切な治療を休むことが、あなたを回復に導くため
・合わせて処方も 守ろう
・少し体調が良くなったからと勝手に薬を止めない
・なかなか回復が見られないからと、 薬の量を増やしたりするのは厳禁
・ゆっくり休んでリセットすれば、休職期間から転職活動を始めることもできる
・多くの人が専門医に相談、休職、休職中に転職活動、 転職先決定という流れで自分を取り戻している
「次の転職先が決まっていない」「 収入がなくなってしまう」「 転職先でも嫌な状況になるかもしれない」などと様々な理由でやめることをためらってしまう人がいるのが現実だが、井上先生は、辞めて後悔している人に出会ったことがないそう。 皆さん元気に働いているとのこと。

「ノルマが厳しくてやめたい A さんの場合」
・A 業界の中で有名な会社入社
・ 初めは高い モチベーションで頑張っていた
・会社は厳しい 実力主義の社会で、みんな高いノルマを課せられていた
・職場の空気も ギスギスしていた
・明日の仕事を考えると 寝付けなくなる
・やっと眠れたと思ったら12時間で目覚めてしまう
・寝不足で頭が回らないから、仕事でもミスが多くなる
・ A さん これ以上もう働けないので会社を辞めたくなる
・しかし、家族はいるので収入が必要

 収入が心配で会社を辞められないと思っている人
 【傷病手当金】 
   正社員の場合、辞めてから1年半まで傷病手当金が支給される
   基本給の6割程度の金額が支給
   仮に 月35万円の基本給 ならば 21万円程度は 毎月支払われる

 【自分の幸せを最優先にしよう】
・ A さんは憧れの会社にせっかく入れたのに、簡単に辞めてしまってもいいものか
・家族だってとても喜んでくれたのに、やめることで家族を落胆させ 悲しませてしまうのではないか
・以上のことをおもうと、Aさんは簡単に会社を辞められないと考えている

~井上先生からのアドバイス~
 家族は、あなたが毎日楽しく充実した様子へ 出社していくことが、嬉しかったのだと気づけるはず
 休みもなく辛そうに働いてるあなたに家族は心配しています
 自分の体と家族の幸せを最優先にしましょう

 【その後のAさん】
・休職を5ヶ月を経て退職をし、その後 2ヶ月で再就職することができた
・会社が自分にあってもいないのに、無理がしがみつく必要は全くありません
 【誰かと一緒に精神科へ行ってみよう】
~井上先生からのアドバイス~
・A さんが苦しい状況を抜け出したのは家族が精神科に連れてきてくれたから
・思いつめて悩んでいる時は、誰でも一人で抱え込みがちになる
・自分の症状を客観的に見ることができない
・まだ大丈夫と我慢をして病院に行くけない
・病院にいったとしても、すぐに会社を休めと言われるのではないか
・休んだら他の人に営業の数字を抜かされるんじゃないか
・本人は色々と考えて、病院に行き渋ってしまう
・そんなとき、 多くの場合、周りはあなたの限界のサインに気づいている
・精神科医と細かくても繋がっているか否かで精神的な余裕が全く違う
・どうか自分一人で判断せず周りの客観的な意見も求めてみてほしい

【私の感想】
自分の身体と家族の幸せを最優先にということはわかっていても、一家の大黒柱として働いているとくに男性や、今まで高収入で働いてきた女性などは簡単に退職することを考えられないと思います。
私も現在長期休職中で、地方在住のため、ここで正社員を辞めれば、もう正社員になる道はないと思います。そのため、なかなか退職という道を選べずにいます。
まず、体調に変化を感じたら、少しの休みと思って休職をおすすめします。
回復したら復職も可能となりますし、考え方もかわるので周囲の目を気にしてもしょうがないと思えるようになります。
また、環境自体が自分に合っていないと分かれば、休職中に転職活動をすることも可能です。
私は休職したことで、考え方がだいぶ変わってきました。
私は、長期休職を経て近いうちに判断を下すこととなりそうです。


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