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【メンタル不調の人のための読書室:ゆるっと本のまとめ】「この会社ムリ」と思いながら辞められないあなたへ(著:井上智介)(その3~心の危険サインだと思った時の対処法)

*自分もただいまメンタル不調をかかえています。
 メンタルが不調のときは長い文章が読みづらいです。
 そのため、メンタル不調の方が少しでもヒントとなるような書籍をゆるっと短くまとめています。

【会社でこんなことがあったときは…】

「また怒られたらとビクビクしてしまう」
 ・上司に怒られたり先輩に嫌味なと言われて落ち込むことがあった時、 それが心の傷となってずっと残ってしまう。
 ・他人からのネガティブを打ち消すために、自分で自分を褒めるポイントを持ってみよう。
 ・この時、「自分を褒める=加点する」ポイントは、簡単なレベルに設定
 〈例えば〉
   ① 雨の日は会社に行くだけでえらい! 1点
   ② 朝起きるのはだるいけど会社に行けた! 1点
   ③ いつもより早めにできた! 1点
   など自分なりに点数が入りやすいポイントをいくつも決めておく
   一日に3点も入れば十分合格
   さらには…
   ④ エスカレーターがあっても階段を使う 1点にしたとすると今日の合格点を稼ぐために夕方は疲れてしまっているだろうから、朝に階段を使おう!と言ったように一日の行動を色々と考え前向きに過ごせるようになる。
   是非自分に加点することを毎日の習慣にしてみよう。

「仕事をうまく片付けられず時間ばかり過ぎていく」
・忙しい時間の感覚がなくなってしまう人はよくいて、 理由の一つは 、疲労がたまっているせいで、頭が働いていないこと。
 この場合はとにかく体を休めることが肝心。
 仕事に追われて時間の感覚をなくしている人は、助けを求めるタイミングがわかっておらず、助けを求めるのが遅すぎる場合がある。
 無理と分かった時点ですぐに周りにヘルプを求めてほしい。

「次々と仕事を頼まれ 泣きたくなる」
・どうしたらできるのかに焦点を当てて相談するのが有効
・そこまでお願いしても誰も手伝ってくれないのならそれはそのような同僚 そして会社。
 そんなところにあなたは潰される必要なんてない
 無理をして心身を壊してしまう前に逃げ出す方が得策

「みんなに迷惑わかると思い 、相談したり休みを取ることができない」
・無理して一人で頑張らなくていい
・助けが必要なら SOS を出していい
・あなたに余裕ができたら 、今度は あなたは誰かを助けてあげたり受け入れてあげればいい

「会社に悪いから辞められないというあなたへ」
・あなたが一人いなくなったとしても会社は潰れたりしない
・でもあなたが無理を続けたら 、あなた自身はつぶれてしまう
・会社に対しては自分の代わりなんていくらでもいるでしょうくらいに思っているのが正解

「 会社に自分の居場所がない・悪く思われている気がする」
・会社に居場所がないと感じるのはあなたが会社を「安心・安全」なところだと感じていないから
・特に過労やメンタルヘルスの不調で会社を休んだ後には、誰かの視線を感じるだけで、何か言われてるんじゃないか、 ダメなやつだと思われているんじゃないかと、疑心暗鬼になる。
・優しく接してくれる 態度 そのものに、自分は腫れ物に触れるように扱われていると感じてしまったりする。
・最初に試して欲しいのは会社を安心安全だと感じられる場所にすることです そのためには周りの人の居場所を作ることをしてみよう。それは相手に、「あなたのそばでなら私は素の自分を出せる」と伝えること。
・会社を見回して居場所を作ってあげたいと思える人はいるか。どんなに車内を見回しても 、んな人 一人もいないというのならそこで諦めてOK。
いよいよ 会社から離れることを考え始めよう。

「誰にも会いたくない、人に会わないように過ごしている」
・心身のエネルギーがギリギリの状態であることは確か
・残り少ない エネルギーを温存し 失った分のエネルギーを充電するために心と体をしっかり休めるとき
・リモートワークなどの在宅の仕事に切り替えてもらうとよいかも
・リモートワークだと会社の人と会うことがなくなるだけでエネルギーを取り戻していける
・それが難しい なら思い切って休職する、 もしくは 離職することを検討しゆっくり休める環境を整えてほしい。

【私の感想】
心のサインが出た場合の対処方法を紹介しています。60%くらいの目標設定に自分がもっていければまずは、対処できたことになるかと思います。しかし、対処できない場合は「そんなところにあなたは潰される必要なんてない」「無理をして心身を壊してしまう前に逃げ出す方が得策」というのが、長期休職している私からお伝えしたいことです。
休職中にまずはエネルギーをチャージすることで、見えなかったものが見えてきます。そして、冷静な判断ができるようになります。
次回は体の危険サインについてです。


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