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【メンタル不調の人のための読書室:ゆるっと本のまとめ】こころの葛藤はすべて私の味方だ~「本当の自分」を見つけて癒すフロイトの教え~(著:チョン・ドオン)(その2~私たちの心の中にいる不安・恐怖)

*メンタルが不調なときは、長文を読んだり、読書したりすることが難しいです。私は双極性障害に罹患しており、うつ状態がひどいときは、読書はもちろん、テレビも観ることができませんでした。 
 今は体調も安定してきました。メンタルにちょっといいことを「ゆるっとまとめ」ていきたいと思います。
 読まれる方も、お暇なときにのんびりと読んでもらえると嬉しいです。

【私たちの心の中にいる問題児】
①不安
②憂うつ
③怒り
④恐怖
⑤挫折感
⑥ためらい
⑦劣等感
⑧ねたみ
⑨嫉妬
私たちの心の中にはこんなトラブルメーカーがいる
敵を知らなければ戦いに勝てない
心の中で起こった戦争を乗り越えて傷を治すには、この問題児たちと親しくなれなければならない

【①不確実なことには耐えられない~不安~】
・不安と恐怖は異なる
 不安:主な対象は目に見えない
 恐怖:はっきりとした外的要因(暗い地下、ナイフなど)
・不安は私たちの心が解き放つ信号
・危険を警告する手紙
・不安をはねのけるには、この手紙を読んで原因となっている葛藤の正体を明らかにしなければならない
・急性不安(ストレスに対する反応)
・慢性不安(不安がクセになってしまった状態、精神科のサポートが必要)
 これといった理由がなくても漠然と不安を感じる
・心配していることのほとんどは起こらない
・度を越した心配は、生きる上でなんの役にもたたない
・心配症の人は「何も起こらなかったのは、不安に震えながら心配して準備を整えてきたおかげだ」と思い込む
・不安が自分の健康状態に向けられる「病気不安症」
・日常的に心配ばかりしてしまうのなら、ノートに心配事を書き出す
 その横に解決策を書いて見比べてみる
・心配の正体がわかる
・今すぐ解決のできないものは頭の中から消す
・先送りできることは先送りにする
・簡単に解決できることはすぐに処理する
・毎日心配事を書いているうちに「うんざり」して、おのずと消えていく
ささいなことに命をかける必要はない
・「パニック障害」
 脳のストレス管理システムがいきなり誤作動を起こした状態
・不安やパニック、恐怖を感じたら「息を吐いてみる」
・不安やパニック、恐怖に対する薬物療法は有益
・さらに効果的なのは不安を「しばらく心に住まわせている住人」として受け入れること
・「人生はバラ色であるべきだ」という幻想を捨てる
 人生は決してバラ色ではない
・不安を感じるのは「その原因を探せ」という自我からのメッセージ
・原因を探すことによって多くの問題が解決する
・症状ばかりにとらわれないことが大切

【④生へと向かわせる強力なパワー~恐怖~】
・恐怖は自分を信じられないときにやってくる
・あたしい経験によって恐怖を克服するのには時間がかかる
・逃げずに目的を果たすといった成功体験で記憶を上書きしていくことによって、乗り越えられるようになる
・「恐怖から抜け出す方法とは?」
 パニック状態になってしまうと冷静な対応ができなくなってしまう
 恐怖を感じたときは心の片隅に追いやる
 恐怖が人生全体に広がらないように阻止する
 残った力で「今この瞬間」を楽しむ
・耐えられそうにない時
 身近な人に抱えている恐怖について話してみる
 書き出してみる
自分を客観的な視点から見つめ直すことでネガティブな感情は弱めることができる
・恐怖は人を麻痺させるが、ほんの少しだけ勇気をもって行動してみる
・なんとか笑顔を作ってみよう
・ちょっと行動によって角度を少し変えれば、脱出口が見えてくる
・今までの失敗は、失敗ではない
 フィードバックを受け取る経験をしただけだ
 こんなマインドで気楽に取り組んでみよう


 





 

 


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