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【メンタル不調の人のための読書室:ゆるっと本のまとめ】Joy at Work~片付けでときめく働き方を手に入れる~(著:近藤麻理恵、スコット・ソネンシェイン)(その2~どんなことをしているかより、その時の自分の感情が大切)

*メンタルが不調なときは長文を読むのが難しいです。
 メンタル不調に関係していそうな箇所を、
 できる限りわかりやすく、簡単にお伝えできるようまとめています

*今回ご紹介する書籍は、近藤麻理恵さん:こんまりさんこと「人生がときめく片付けの魔法」が世界40か国以上で翻訳され、1200万部のベストセラーになった方ですスコット・ソネンシェインさん:ライス大学のビジネススクールの教授であり、組織心理学者である方です。仕事をスムーズに進めるために片付けが大切であることを記載されていますが、メンタルにも役立つ情報がたくさんありますので、そちらを抜粋してご紹介していきたいと思います。

【自分をときめかせる時間を優先的に取ろう】
・近藤さんは、過去に仕事のスケジュールを入れすぎて心身ともに疲弊してしまった時期があった
・その症状は、仕事が終わって夜になると感情はコントロールできず、 涙が止まらない日もあった
・このままではいけないと、近藤さんんは働き方を変えていった
  ~その働き方の変化~
 ①忙しい時ほどまずは自分をときめかせる時間を優先して取ることにした
   家族と過ごす時間を作る
   家にお花を飾る
   ティータイムをゆっくり楽しむ
   疲れていたら マッサージを受けるなど
 ②自分がときめくこと、 やりたいことができる時間を強制的に取る
 ③心を整えてから仕事に取り掛かる
・そうしたら、いいエネルギーで仕事に向き合えるようになった
・忙しい現代社会では、仕事のためと自分をないがしろにして働いてしまう人も少なくない
・ゆとりのない状態で仕事をしていると、どんな好きな仕事でも嫌になってしまい、 長続きしない
・まずは自分の良い状態にするための時間を取る
・残った時間で生産性が仕事にできるようにスケジュールを組み立てる
・このような順番で考え、楽しく、 心地よく働いた方が長期的に考えると生産的

【あえて、イエスと言ってはいけない】
・誰でも他人からよく思われたいので、頼まれたことにはイエスと答えなくてはとプレッシャーを感じがち
・本当はノーと言いたいとき…
  そんな時は、判断を少しだけ先延ばすのが効果的な対策
  「ちょっと考えて後で返事をします」 と答えればいい
  そしてそのタスクのときめきを感じるかどうか考えてみる
  もし感じられなければ、 丁寧に断れば大丈夫
・研究によれば、そうして時間を置いてから答えれば、 イエスかノーか本心ははっきり自覚できる

【大抵の決断は完璧でなくても十分】
・いつも完璧な決断をしなければならないそんな考えは捨てよう
・完璧な判断ができることもあれば、できないこともある
・何かを決める前に、どんな結果があなたにときめきをもたらすか自分に問いかけてみよう
・それなりに十分な決断で幸福になれる時、 完璧さにこだわる必要などない
・変化の激しい今の世の中では、どれほど素晴らしい決断であっても、その完璧さは長続きしないこともある
・完璧な解決法を求めることに力を入れすぎると、 それにこだわるあまり結果として、 時期をいつしかねない
・だからこそ完璧さより、それなりに十分であることの方が役に立つ場合が多い
・完璧主義に至るのを避けるのためには、決断にかける時間を限ろう
・考えすぎや行き過ぎた議論は時間や労力の無駄になる
・新しい情報に応じて決断をアップデートできるように柔軟な心を持とう
・ほぼ例外のない事実として、決断の結果として得られるのは、期待したほどのものではないので、それを忘れずに!

【嫌われるのではないか…心配になったときは】
・何か新しいことをしたい時に、人に嫌われるのではないか、 批判されるのではないかと考える時の対処法は
  「大丈夫、 もう十分に嫌われているから」ということ
・世の中には本当にたくさんの人がいて、その価値観も様々なので全ての人に好かれること理解してもらうことは不可能
・批判されることがあって当たり前
・何をしても、どんな真っ当なことをしても、必ず誰かに誤解されるもの
・そんな批判を恐れて、 ときめかない人生を生きるなんてもったいない
・あなたの人生は一度きり
人の目を気に生きるのか、自分の心に従って生きるのか、 あなたはどちらの道にときめきますか?

【過去を手放すことで未来を楽しむ】
・私たちの頭の中は大きな恐怖感、心配事、過去の失敗や他の人からの批判などでごったがえしている
・たいていの人は、ネガティブなことよりもポジティブなことを多く体験しているはずだが、いやな経験のほうが頭に残りがち
これは精神的な健康に計り知れない影響を及ぼす
・自分の対して批判的になりすぎると、私たちは自信を失う
・失敗したことにこだわることによって、自分の弱点ばかりが気になり、将来的に本当に失敗してまうようになる
・過去の出来事を悔んだり、自分の能力や成果を他人と比べるのはやめよう
・そんなこだわりを捨てるために、ネガティブな考えを紙に書きだそう
・ネガティブな考えを見直すことで
  失敗が何を教えてくれたのか
  今後自分の成長にどう貢献してくれるのか
  考えてみよう
  そして、その紙を捨てれば、ネガティブな考えも同時に消えていく
・そこから学んだレッスンはキープして、自己批判は捨てよう


【子どもを出産してから変わった近藤さんの働き方】
近藤さんが出産前に考えていた生活
 朝はさわやかに起きる
 子どもたちが起きてくる前に身支度や、食事の支度をする
 昼間のうちに仕事を要領よく終える
 子どもたちとたくさん遊ぶ
 夜は愛情たっぷりのご飯をつくる
 家族でディナーを楽しむ
 寝る前にヨガをしてリラックス
 穏やかな気持ちで眠りにつく
 家はいつも完璧に片付いている!

主産後の現実
 とにかく時間がない
 寝る前に歯を磨ければOK
 子どもは生きていればOK
 ゆっくり眠ることができない
 集中力が落ちる
 予定通りに仕事や家事が終わらない
 どんなに片付けても、また散らかる
 物理的に長時間働くことができなくなった

「子どもが小さいうちは、完璧に片付けることを諦めるべし!」
ということを学んだ

毎日の生活の中で、コントロールの利かないことがあるからこそ、自分でコントロールできる場所のときめきは死守することに
「ここにいるとときめく」場所を家の中に一つでもつくることが大切だと分かった

【どんな内容の作業をしているかより、その作業している時の感情が大切】
・何の仕事をしているかよりも、 どんな感情で仕事をしているかの方が大切
・いつもストレスを抱えてイライラ 働いているのではなく、その人自身がときめいていて、いいエネルギーを出して働いていると、周りにもポジティブな影響が伝わる(それは家事でも育児でも…)
・そういう人が増えるほど それが 巡り巡って世界中にエネルギーが広がっていく

【私の感想】
周りからすごい人やすごい仕事をしていると思われることより、自分の感情が一番大切だということに気付きました。
いやいややっていることを、近藤さん流でいう「ときめき」に変えるにはどうしたらいいのか?
どうにもときめかないときは、その環境から離れるのも必要かもしれません。
私はどうにもときめかない仕事をしていて双極性障害を発症しました。
現在はそこから離れて、安定して暮らしています。
でも、まだ「ときめき」が少ないと実感しました。
もっと、ときめく生活をしていきたい!


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