#書評講座
陰謀論について語りたい──【書評】チャック・パラニューク著『インヴェンション・オブ・サウンド』
SNS台頭後、ハリウッド映画は作品に「語る仕掛け」を織り込んでいる。そのために、一見普通に楽しめる映画に敢えて違和感のあるものや雑なものを投げ込んで、人々に「あれは変だろ」と指摘させ、その議論まで計算してメッセージを伝えることまである。……そういった手法を小説界に持ち込んでいるのが、映画「ファイトクラブ」原作者のパラニュークだ。
パラニュークの18年ぶりの邦訳作『インヴェンション・オブ・サウンド
<書評>あの人たちが本を焼いた日 ジーン・リース短篇集(西崎憲・編)
つい先日「第4回翻訳者のための書評講座」というものに参加させていただきました。これまで書評など書いたことはなく何をどう書いたらいいものやら頭がぐるぐるになりつつ提出した初書評でしたが、講師の豊崎由美さん始め参加者のみなさまから合評いただき大変勉強になりました。以下、講評を受けて書き直したほうの書評、いただいたコメントとわたしの意図、提出した書評の順で掲載します。
*修正後*
<七月の日曜の朝は