wataru

気ままに綴っていきます。

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  • 雑文集

    記事と呼ぶのもおこがましい駄文です。気軽にどうぞ。

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    日々見たことや感じたことを書いていきます。

  • 私の読書録

    これまで読んだ本について書いています。

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自己紹介

はじめまして。今日からnoteを始めることにしました。初投稿ですので、簡単に自己紹介をさせていただきます。 名前: wataru 年齢: 20代 出身: 中国地方 趣味: 読書、散歩 noteをやってみようと考えたきっかけは、新しいことを始めてみたいと思ったからです。 私は今、派遣の仕事に応募をしているのですが、なかなか仕事にありつけることができていません。加えて世の中では未知のウイルスが猛威をふるっているので、外へ出るのにも抵抗があり、自室で過ごす時間が増えています。

    • 似てる?

      ある日、ブックオフに行った時の話です。 何か掘り出し物がないかなと、文庫本やCDを物色していると、近くにいた人が連れと話をしていました。 「俺の中ではさ、レミオロメンとレイザーラモンが似ててしょうがないんだよね。昔からそうなんだけど」 私は半分ぼうっとしていたので、「なるほど確かに似てるかも、"レ"と"ン"が合ってるし」などと考えていました。その時は気にもとめませんでした。 しかし、しばらく時間が経ってから、じわじわと笑いがこみ上げました。 『粉雪』を演奏するレミオ

      • 特別なレシート

        財布が分厚くなっていることに気がつき、中身を整理することに。 財布のお札を入れるスペースには、レシートやら、餃子1皿(6個入り)が100円引きになるクーポンやら、たい焼き屋のスタンプカードやら、去年行った大塚国際美術館の入場券やらが突っ込んでありました。 よくもまあ溜め込んだものだと、自分のことながら呆れます。期限切れのクーポンはまとめてゴミ箱へ。こだわりがないので、ポイントカードもいくつかは捨てることに。 ただし、レシートは確認してから捨てます。 というのも、私には

        • 暗がりの顔

          仕事帰りにコンビニに寄り、ポテチや鯖缶など適当に食べ物を買って家路につきました。 ほんの気まぐれで、いつもとは違うルートを通りました。表の通りと比べて街灯が少なく、薄暗い道です。 疲労のためぼうっとしたまま歩いていると、前方に何か白く光るものが見えました。何だろうと目を凝らしますが、遠くてよくわかりません。 それは徐々に近づいてきます。そしてようやく、その正体がわかりました。 青白く光る、女性の顔でした。それだけが、暗がりにぼんやりと浮かんでいます。 ぎょっとしまし

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        記事

          私のルール

          2021年、最初の記事です。 約3ヶ月前、期待と不安を胸にnoteを始めて、売れっ子作家にでもなったつもりでエッセイらしきものを幾つか書いてみました。 自分で書いたものを客観的に見てみると、やっぱり拙いなと感じます。考えたことを文字に起こすのは本当に難しい。 しかし、曲がりなりにも続けているうちに、私の記事の書き方がなんとなく形になってきました。今回は、私が自分で定めているルールを書いてみようと思います。 これからnoteを始めようとしている方は、参考にしてみてくださ

          私のルール

          青空

          もうすぐ2020年が終わりますね。 未知のウイルスによって当たり前の日常が崩れ、先の見えないトンネルに入り込んでしまったような1年でした。果たしてこの事態が来年には収束しているのでしょうか。皆目見当もつきません。 毎日マスクで鼻と口を覆われていたので、文字通り息が詰まりました。また、新規感染者数がどんどん更新されていくのを見ていて、外出するのもためらわれます。 いろいろなことが制限されて、ストレスを発散できずに鬱々と過ごす日々が続きました。 それは、皆さんも同じなんだ

          ひそかな楽しみ

          昔から、こまごましたものを集めるのが好きでした。 ペットボトルの蓋、チロルチョコの包装紙、消しゴム、書店でかけてもらえる紙のブックカバーや文庫本に挟んである栞など。 おそらく大半の人は見向きもしないでしょうが、その多彩なデザイン、手のひらに収まるサイズが私には妙に魅力的に思えたのです。 ペットボトルの蓋は捨てましたが、当時の友人の親にも協力を仰ぐほど熱中して集めていた覚えがあります。チロルチョコは100均のカードホルダーに入れて、今も保管してあったりします。 変な目で

          ひそかな楽しみ

          異例のシーズン

          先日、2020年のプロ野球が終了しました。 いつもとは違うシーズンでした。開幕そのものが危ぶまれましたが、どうにか6月にスタートしてほっとしました。 当初は無観客。観客が入ってからも応援に関して色々制限があり、試合は静かに行われていました。プロ野球には、応援団の太鼓とトランペットの音やジェット風船がつきものだという意識があったので、正直物足りなく感じました。 しかしそのかわりに、ボールがグローブに収まる音、打球音、選手の叫びがはっきりと聞こえました。これはこれで臨場感が

          異例のシーズン

          掃除と整理整頓

          掃除と整理整頓をしました。ひねりがないタイトルで申し訳ありません。 A型とは思えない程の面倒くさがりです。しかし、色々な場所に埃が粉雪のように積もっていくのを見てさすがにまずいと思い、ようやく重い腰をあげました。 まず、窓際のスペースに置いてあるものをどかして、埃を拭き取ることに。ちゃっちゃと済まそうと思っていたのに、湿気のせいか埃が固まっていてなかなか手こずらせてくれました。 机の上の電灯、天板、床をウェットシートで拭き取り。埃のせいか体が痒くなり、たまらず窓を開けて

          掃除と整理整頓

          『青い鳥』 重松清

          目の前に、1人で膝を抱えてうつむいて座っている子供がいます。よほど嫌なことがあったのか、暗い表情をしています。 こんな時、あなたはどうしますか。「やあ、どうかした?」と気さくに声をかけますか。それとも、気を利かせて暖かい飲み物を渡してあげるでしょうか。 私は人に声をかけるのが苦手なので、他の人に助けを求めるでしょう。「あそこで座り込んでいる子供がいるのですが…」と。 村内先生の場合は、その子供のそばにいてあげます。その人曰く「先生にできるのは、みんなのそばにいることだけ

          『青い鳥』 重松清

          ドキドキ

          緊張していると気づき、マスク越しに深呼吸。 派遣先との面談へ向かう電車の中、私はにじみ出てきた汗をハンカチで拭っていました。人と話すことが得意ではないので、面談というものは本当に慣れません。 意識するまいと、窓の外の景色に目をやっていましたが、どうにも呼吸が浅くなります。動悸も早くなった気がします。 ああ嫌だ。早く済ませたい。時間を早送りして面談が終わった後の場面に行きたい。そんなことを考えてはため息をついていました。 そんな時不意に、ある歌の歌詞が頭に浮かびました。

          ドキドキ

          『砂の女』 安部公房

          8月の朝。 刺すように照りつけてくる、容赦のない日差し。ハンディタイプの扇風機の風にあたりながら、私はホームで電車を待っていました。 マスクを外したい衝動にかられます。しかし、世の中がこういった状況なので、汗を拭き拭きぐっと堪えていました。ようやく電車が到着。扉をくぐり、「ふう」と一息。 カバンから文庫本を取り出し、『砂の女』と書かれた、お洒落な表紙を開きます。 安部公房という作家は以前から気になっていました。イメージは、シュールな作風を持つ人という感じ。あらすじを読

          『砂の女』 安部公房

          書店へ行く

          ビルから一歩外を出て、「ふう」と一息。 派遣先企業の方との面談を済ませて、しばらく安堵感に包まれます。人見知りの私にとって、面談というものは何度経験しても慣れません。 通常は派遣先に赴くのですが、世の中がこういった状況なので、派遣会社の会議室にてWeb面談が行われました。画面越しだったので、自分の声が向こうに届いているのかが心配になりましたが、どうにかこなしてきました。 昼食をとって、その足で丸善へ向かいました。 * 書店へ行くことが好きです。 主に文庫コーナーを

          書店へ行く

          劇的な瞬間

          noteを始めました。2回目の投稿です。 新しい町に足を踏み入れたような気持ちになっています。これから何を書いていこうか、想像するだけでワクワクしてきます。せっかく始めたからには、長く続けていきたいと思っています。 そのためには、記事を書くための題材を探す必要があります。ところが、早くも困ったことになってしまいました。 その"題材"がなかなか見つかりません。 いや、正確には"題材になりそうなもの"はちらほらあって、下書きも作ってみたのですが、それを記事として投稿しても

          劇的な瞬間