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劇的な瞬間

noteを始めました。2回目の投稿です。

新しい町に足を踏み入れたような気持ちになっています。これから何を書いていこうか、想像するだけでワクワクしてきます。せっかく始めたからには、長く続けていきたいと思っています。

そのためには、記事を書くための題材を探す必要があります。ところが、早くも困ったことになってしまいました。

その"題材"がなかなか見つかりません。

いや、正確には"題材になりそうなもの"はちらほらあって、下書きも作ってみたのですが、それを記事として投稿してもいいのだろうかと考えたのです。このように考える理由は、私が気後れしてしまっているからです。

noteに投稿された記事を読んでいると、皆さんのアイデアの豊かさや文章の巧みさが目に留まります。ジャンルも多岐に渡っているので、その度に「すごいなあ、文才やセンスがあるって素敵だよなあ」と羨ましく感じることもしばしばです。

そこへ私の拙文を並べることに、何だか申し訳なさを感じます。「記事として投稿するからには、ある程度の質がないといけないよな」とか「浮いてしまわないだろうか」などということが気になって、なかなか投稿に踏み切れないのです。

これではいけないと、一旦休止して気分転換をすることにしました。音楽を聴こうと思いたち、イヤホンを耳に詰め、再生。

音楽はリフレッシュに最適です。しばらくじっとしていると、ある曲の歌詞が耳に残りました。

なんとなく一日が過ぎて行った気がしてる
だから今日の出来事を紙に書いて声に出した
浮かんだり 沈んだり 笑ったり 怒ったり
それなりにいろいろあったんだ
ー『劇的な瞬間』詞、曲:斉藤和義

何か、ヒントを貰った気分でした。これを聴いたあと、私はメモに書き込みをしました。以下は、とある1日の出来事を箇条書きにしたものです。

・起床、朝食

・NHKの『あさイチ』を視聴(作家の桜木紫乃さんがゲスト出演)

・昼食(魚介豚骨ラーメンと餃子3個、替え玉1回)

・登録している派遣会社からの連絡を受ける(求人への応募について)

・紀伊国屋書店にて新刊をチェック

・ドトールにてコーヒーを飲みながら読書(北村薫さんの本)

・夕食(炊き込みご飯、豚キムチ、ブロッコリーとゆで卵のサラダ)

・Eテレの『2355』を視聴して就寝

本当だ、と思いました。私としては何気ない1日だったのですが、書けそうなこともそれなりにいろいろあったんだな、と。こうして文字に起こしてみるというのは、有効な方法に思えました。

霧が晴れたような気分でした。前回の自己紹介では"大したことは書けない"と言いましたが、なんとかなりそうな気がしてきました。斉藤さん、ありがとう。

私はおもむろにnoteを開き、新しい記事を書くことにしました。タイトルは『劇的な瞬間』としました。

私は少し、気負い過ぎていたのかもしれません。とにかく立派な文章を書こう、多くの人に見てもらいたい、と。

noteに新規登録することさえ、「自分ごときがクリエイターを名乗ってもいいのだろうか」などと逡巡していたくらいです。元来、何かをする前にあれこれ考え込んでしまうたちなのです。

けれど、noteを日記やメモとして使っている方もいらっしゃるようなので、もう少し気楽になってもいいのかなと思いました。平凡なら平凡なりのものを書こうと割り切ることにしました。

劇的な瞬間は僕が僕じゃないようで
だから今日の出来事を君にだけ聞かせたくて
嬉しそうに 悲しそうに 君は聞いてくれたから
一人じゃないって思った
ー『劇的な瞬間』詞、曲:斉藤和義

先日投稿した初めての記事を確認してみたら、「スキ」してくださった方が7人もいました。沢山ある記事の中から選んで、読んでくださったんだなと思うと、とても嬉しいですし、1人じゃないのだと励みになります。

何気ない日常の、私にとっての劇的な瞬間を切り取り、丁寧に綴っていきたいです。

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