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BONXが経団連で語った音声コミュニケーションの可能性

『日本経済団体連合会』からのご招待

6月3日に開催された経団連主催のピッチイベント、「Keidanren Innovation Crossing(KIX)」のオンライン版である「KIX+」の第3回イベントにおいてBONXの宮坂が登壇しましたので、当日の内容を踏まえて、BONX活用の未来についてレポートしたいと思います。

当日のイベントの概要とイベントレポートはこちらにまとめられています。
名称:第3回 「Keidanren Innovation Crossing + (KIX+)」
開催日:2020年6月3日(水)
テーマ:「新型コロナウイルスを協創で乗り越える」
経団連レポートURL:http://www.keidanren.or.jp/journal/times/2020/0618_01.html

テーマは、緊急事態宣言解除直後ということもあり、「新型コロナウィルスを協創で乗り越える」でした。一緒に登壇したスタートアップはこちら。
 (1)ZENKIGEN様
 (2)SmartHR様
 (3)ヤプリ様
 (4)ベルフェイス様
 (5)カラクリ様
 (6)BONX
 (7)Hacobu様
 (8)READYFOR様

錚々たるスタートアップが並んでいる中に、BONXもご招待いただきました。ご招待をくださった経団連様とイベントの企画・アレンジをしてくださったForstartups様に大変感謝しております。では、CEOの宮坂がプレゼンをした内容とBONXの考える未来を見ていきましょう。

この記事のポイント
ポイント1.COVID-19の重症患者の受け入れでも使える機能性
ポイント2.新しい生活様式におけるテレワークへの対応
ポイント3. BONX Gripの物理ボタンがもつ可能性


ポイント1.COVID-19の重症患者の受け入れでも使える機能性

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宮坂のプレゼンテーションはいきなりこのインパクトのあるスライドから始まりました。防護服とスノーボーダーが並んでいます。新型コロナウィルス(COVID-19)感染者のいる、防護服着用が必須のレッドゾーンという環境と、スノーボードをしている環境、どちらも手を自由に使えないという共通点があります。

この環境では、耳に入ってくる情報が頼りになります。グローブをしているのでスマートフォンを取り出して画面を操作することもできません。そこで、話している時にだけ繋がるハンズフリー機能やグローブをしていてもボタンを押して会話ができるプッシュトーク機能やが非常に有効な手段として活用していただきました。

防護服の着脱の間に、BONX Gripをどのタイミングで装着するか、患者のいるレッドゾーンと、所謂ウィルスがない状態のグリーンゾーンでの扱いなど細かいオペレーションを決めてご利用いただいています。

実際にBONXは、3月上旬からCOVID-19の影響を受けた医療機関様向けにBONX Gripとアプリケーションを合計1,000台・1,000アカウントご用意して、6月末まで無償で提供しておりました。COVID-19の重症患者を受け入れる大規模な総合病院や大学病院にも多数導入して頂きましたし、神奈川県の軽症者宿泊療養施設でもご利用いただいております。

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ポイント2.新しい生活様式におけるテレワークへの対応

それだけでなく、BONXは新しい生活様式に適応できるように、テレワークでも活用できるTeam Growth Platformとして、この間にも爆速で進化をしています。

テレワークが長期化してきますと、「業務効率の低下」や「孤独感を感じる。と言った記事を目にします。

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実際に、フランスの首相府付きの戦略分析センター(CAS:Centre d'analyse stratégique)が作成した「明日のデジタル社会におけるテレワークの発展」と題する2009年の報告書によると、テレワークの日数と仕事上の効率の相関性においてはいくつか分岐点が観察されるといいます。


 1.テレワークが「週1日未満」の場合、テレワーク態勢を整えるための手間が増えるだけで、テレワークのメリット(ストレス減、ライフワークバランス、意欲向上)を引き出すに至らない。
 2.「週1日」「週2日」の場合、効率が上がって生産性が向上する。
 3.「週2.5日以上」の場合、社員は企業との接触感を失い(孤立化)、生産性はピーク時より落ちる。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57780?page=3

このように、テレワークの日数が増えれば増えるほど、社員は企業との接触感を失い孤立化し、生産性はピーク時よりも落ちることが指摘されています。新しい生活様式を取り入れるためにテレワーク日数が増え、社員同士の接触が減ってしまうと、雑談などを通じた新しいアイデアの創出、新規事業創造や人間関係の構築が難しくなってしまうことが課題として認識され始めています。

BONXでは、上記のようなテレワークの課題を解決するために、機能追加を行いました。
https://bonx.co.jp/remote-work/
この機能追加によって、効率の低下と孤独感の二つの問題を解決しています。

・チームのみんなと常時接続しているので孤独を感じさせない
BONXを使うことで、チームのみんなと常時接続しながら仕事をすることができます。データ通信を最小化する設計で話した時だけ通信をしますので、仕事中にずっと(20営業日×8時間)使っていても1ヶ月での通信量は2GB程度で済みます。これは一般的なVoIPの音声通話ツールの1/4程度になります。ですので、通信量を気にすることなくいつでも繋がっていられるので、孤独感を感じづらい仕組みになっています。

新加入メンバーが爆速でチームをキャッチアップしたお話はこちらから。


・いつでも簡単に声を掛けられるのでコミュニケーション効率UP
BONX for BUSINESSのプロフェッショナルプランには、複数のルームに繋がることができる機能があり、7つのルームと一つの個別トークルームに繋げることができます。これによって、自分が所属するSalesのチームで会話をしながら、横耳でBack Office Teamの会話を聞いておいて情報を収集することができます。仕事をしていて、「アレなんだっけ?」とちょっと聞きたい時に、簡単に声を掛けることができますので、効率が落ちたなと思う瞬間はありません。

このノートを書いている間にも、5回くらい「アレなんだっけ?」とか、「どうなってんだっけ?」という質問に答えることが出来ています。

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ポイント3. BONX Gripの物理ボタンがもつ可能性

上記のように宮坂がプレゼンをしましたが、実は上記のプレゼンでも活躍しているBONX Gripの物理ボタンが割と凄いので、物理ボタンの可能性に焦点を当てて、紹介をしたいと思います。普段のプレゼンテーションではサラッと流しがちですが、実は色々とできます。

BONX Gripにはボタンが2つ搭載されています。デザインをする上で、出来るだけシンプルにしながら機能性を担保するため、ボタンは2つに絞られています。
それぞれのボタンで標準でできることは、
1.メインボタン:ハンズフリー通話時にはマイクのミュートアンミュートの切り替え、Push to Talk通話時にはボタンを押している間だけ会話が繋がります。
2.音量ボタン:シングルクリックをすると音量の調節ができます。1秒間長押しすると、スタンバイモードになって、ルームの声が聞こえず、相手にも自分の声が聞こえないモードになります。

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Bluetooth Low Energyという技術を使って、スマートフォンとBluetooth通信をして音量の調整や、音声を送る、送らないを制御しています。実は、このボタンは上記の内容だけではなく、まだまだ他にもアクションと機能を設定することができるのです。例えば、ダブルクリックをすることでBotと繋いでBotと会話をするといったことも可能です。物流トラックのドライバーさんが運転している時に、交通状況を教えてくれるAPIと繋ぐことで以下のようなことも出来ます。

ダブルクリック

運転手「今日の首都高の混雑状況を教えて」
Bot「首都高の混雑状況は箱崎を先頭にXXキロ渋滞しています。渋滞を抜けて、6号に入るのにおよそ40分かかります。」

ダブルクリック

運転手「下道で言ったら何分?」
Bot「20分です。」
運転手(めっちゃ早いやん・・・下道で行こう。)

このように前の会話を引き継いで、Botと会話が続けられます。

今回の例は運転中の操作でしたが、ボタンの動きに対して、様々な機能を割り当てることで、様々な業務シーンで何かをしながら、システムと繋いで情報を引き出したり、逆に入力することもできます。このような、カスタマイズによって、何かをしながら音声でできる作業を増やすことでもっと効率的な未来を創っていきたいと思っています。

BONXでは、音声コミュニケーションを活用したTeam Growth platformとして成長を遂げています。BONXと一緒に音声コミュニケーションの未来を創っていきたいパートナー企業様を募集しております。

また、今回ご紹介したBONX Gripのボタンを使った音声ソリューションについても提案が可能ですので、お気軽にお問い合わせをいただけますと幸いです。

・お問い合わせ用メールアドレス
b4b_sales@bonx.jp