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【凡人の勉強法】凡人の皆様。資格予備校選びって難しくないですか?

私が思う資格予備校の選び方

王道の前にたちはだかる迷宮。ザ、予備校選び。

前回、凡人の勉強法は結局王道の「それなりの予備校に課金する」という趣旨の記事を書きました。

どの資格にも数々の予備校があります。
たくさんのホームページやカタログを見比べ、内容を確認し、金額を確認し、体験動画を見てみて
「キミに決めた!」と思ったものの、割引金額やらなんやら調べているうちに「やっぱ高いな・・・」と決心がゆらぐ・・・
「明日また考えよ」と思い棚上げ。
翌日も同じような流れでグダグダ。
そのうち疲れてきてどうでもよくなってきたりして。
情報の波にアップアップしているうちに、ふと、合格者が書いているようなブログにたどり着き、うっかり「おすすめランキング」なるものにひっかかってしまいそうになる。
飛んで火にいる夏の虫。
まさに今の私の姿でもあります。

他人が選んでくれるおすすめランキング。
これは迷宮に仕組まれたトラップです。
優柔不断な凡人はひっかからないよう注意しましょう。

なぜなら予備校選びは凡人にとっては最重要事項だからです。
「どの予備校も大して変わらない」とか言っている人がいたら
その人は天才、秀才さんであると思われます。


予備校選びのヒント

数ある予備校の中で凡人が選ぶべき予備校を断言することはできませんが、さけるべき予備校の特徴はわかりやすいかもしれません。
見るべき箇所は、やはり基本中の基本、予備校が公表している実績かと思われます。
資料をとりよせる際に合格体験記の冊子を取り寄せる。もしくは動画にて合格者の声を聞いてみることで多少なりとも把握できると思います。

① 入手できる合格体験記の件数
この数はおおよそではあるがその予備校の実力と思われる。
予備校はあの手この手をつかって自社の合格者として体験記を書いてもらっているという情報も聞くが、あの手この手をつかっても件数が少ない予備校はチャレンジングな予備校だと思われるため凡人向けではない。
 
② 合格者の経験やプロフィールが具体的に書いてある?
「合格しました!」という誇らしい体験なのにプロフィールをぼかしている人ばかりであればその体験記はもしかしたら予備校が書いてるんじゃないか?と怪しむ。さくらの可能性大。

③どんなこと書いてある?
講座の宣伝ばかり書いてあれば予備校が書いているんじゃないか?と怪しむ。
どんなに講座が優秀であろうが、合格には自身の努力が必要なのだから合格体験記が講座の宣伝ばかりであるならさくらの可能性を疑うし、さくらでないとしてもその試験の情報としては使えないので、その講座の実力もたいしたことないと判断する。

④紙のテキストの有無
紙のテキストがない講座は論外。
どんなに電子テキストが便利だと力説されようが電子テキストはあったらいいな、程度のもので勉強のメインとはなりえない。
語彙力がないのでここでは掘り下げて説明できないがとにかく紙のテキストがない講座は論外。

合格体験記の読み方

合格体験記の読み方も凡人用の読み方があると思っています。
どの予備校の合格体験記も一発合格者や短期合格者を前面にだした構成になっています。
よって合格体験記の最初の方にのせてあるのは華々しい天才、秀才さん達のお話です。
この天才、秀才さん達の体験記は読んでも読まなくてもよいですが読むのなら後回しにした方がよいように思います。
理由は後で書きます。

優先して読むべきは自分と同じくらいのスペック(学歴、年齢、バックグラウンド)の人で、かつ、何回か不合格を経験している人の体験記です。

失敗は成功の元

そうです。
合格体験記で一番入手したい情報は失敗談です。
「こんなことやったら消化不良になって失敗しました」「本番で真っ白になりました」
「本番で時間が足りませんでした」
凡人は普通に勉強すれば普通に失敗します。
だって凡人ですから。
失敗は成功の元ですが、時間は限られています。
ただでさえ、凡人が歩む道のりは下りエスカレーターです。
ぐずぐずしているとあっという間にスタート地点に戻ってしまう茨の道です。
避けられる落とし穴は回避したい。
その貴重な情報をくれるのが我らが凡人の先人不合格者たちです。
(不合格体験後に合格って意味)

さらに言えば、凡人の合格体験記は本当に感動的です。
凡人が乗り越える壁は相当に高く、一度も失敗することなく合格できた天才、秀才さんたちとは達成した時の感動の度合が違うと思っています。
彼らが書く合格体験記は何度も谷底へ滑り落ち、そこから這い上がってきたものたちの
プロジェクトX ~挑戦者たち~ の物語です。
風の中のすーばるぅ~♪ が脳内で再生され、涙がこぼれることもあります。
自分も合格してこの感動を味わいたい! 
そう思わせてくれ、もっともモチベーションをあげてくれるのはやはり凡人の合格体験記です。

天才・秀才たちの合格体験記

天才、秀才さんたちの合格体験記は読んでも読まなくてもよいし、読むなら後回しがよい、と書いた理由は先にこちらを読んでしまうとその資格試験の本当の難易度を誤解してしまうからです。
私がまさにその通りでした。
天才、秀才さんたちが書いてある「こんなこんな勉強をして一日10時間くらい勉強したりして一発合格しました」を先に読むとそれが最初の基準となります。
それをやれば合格できるような錯覚を覚えるのです。
ですが難関資格であれば、実際のところ一発合格者なんて本当に天才、秀才しかなしえませんし、凡人がそれを目指すと体を壊します。
一発合格なんてごくごくまれなケースなんですよ、と教えてくれる予備校もありますが宣伝上は「うちの講座を使ったら一発合格できます」といったニュアンスも消しきれない。
結果、その試験の本当の難易度を知らないまま勉強に突入してしまうのです。

このような痛恨のミスは、凡人たちの合格体験記を先に読むことで回避できます。
何度も挫折を味わった人の体験記を読み、目指すべき道がどれほど険しいものなのかを先に疑似体験しておけば、天才、秀才さんたちのアメリカンドリームに惑わされる危険は少なくなると思います。

そういう意味では、その資格の難易度を軽く見せるような宣伝文句があるかどうかも予備校の選択の判断に使えるように思います。
たとえば。
「隙間時間で取得」
「基本問題をしっかりやれば合格」
「無理なく合格」
などといった「世間が思うよりは意外ととりやすいんですよ」といった感じの文言。
こちらは、勉強にあまり自信のない凡人をおびき寄せる魔の文言だと思っています。

私の体験からいうと実際はこうです。
「隙間時間で取得」 
 → 実際は「隙間時間もすべて勉強にあてる覚悟がないと取得できない」

「基本問題をしっかりやれば合格」
 →実際は「基本問題は一問でも落としたら不合格。かつ、基本問題は解けて当然。マッハのスピードで解けないと不合格」

「無理なく合格」
 →実際は「これまので自分より1段も2段も成長するような苦難をへて合 格」

よって、結論としてはその試験の難易度をぼかしている予備校は凡人用の予備校の選択肢からははずれる、ということになろうかと思います。

長々と書きましたが
消去できる予備校を消去した後は、残った予備校から自分にあう講師の予備校を選択するのみです。
体験版で、講座のコンセプトや講師の講義内容をしっかり確認。
どんな教材を使うのか確認。

とはいえ、初めてその資格に挑戦する人にはこれがまた難しい・・・。
悩ましい・・・。
教材の良し悪しなんて初めて勉強する内容であればわかるわけないですしね。

掲示板作りました。

ということで、情報交換できる場を大真面目に作りました。
真実の予備校レビュー、試験勉強の苦難、その他もろもろ資格試験に立ち向かう多くの凡人同志諸君の拠点になれば本望です。




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