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人生で初めて心療内科に行きました

こんにちは。GAFAで心を病んでしまい、ついに心療内科の扉を叩きました。昨年からずっと心身ともに状態が良くなく、数か月前からずっと悩んでいましたが勇気を出して心療内科に行くことにしました。

第一印象は「普通の病院」

電車に乗って数駅の場所にあるビルの中に入っている心療内科に恐る恐る足を踏み入れました。事前にネットで予約をしました。初診はなかなか予約が取れず、正直「比較的近い×予約が取れる×自分の症状を扱っている」という観点で選んだ心療内科です。

行くまで正直かなり憂鬱でした。心療内科に行って何か変わるのかという漠然とした不安もありましたし、少し前まで遠い存在だった心療内科に初めて行くことにかなり戸惑いもありました。

足を踏み入れてみると、普通の内科や耳鼻科のような雰囲気でした。受付に何人かいて問診票を書き待つように伝えられました。待合室は椅子が並んでおり、結構な人数が待っていました。学生くらい若そうな人や、仕事帰りに寄ったようなサラリーマン、中高年の女性など様々な人がいました。皆なにかしらか辛い思いをしているからこそ、この心療内科に来ているのだと思います。でも、座って待っている様子はごくごく普通の病院で見られる光景です。待合室にある水槽をぼんやり眺めながら待ちました。

まずはヒアリングをされました

心理士だと名乗り女性が何で悩んでいるかをヒアリングしてくれました。きちんを目を見てくれて相槌をしながら、しっかりを話を聞いてくれました。ところどころ質問を挟んでくれて、とても円滑に今の状況を伝えることができました。この女性の方はとても感じがよく、話しやすかったため「やっぱり勇気を出して良かった」と思いました。

最初のヒアリングでは特にアドバイスやコメントなどはなく、本当に今の状況確認といった形でした。その後に体調の確認をするための採決と医師の先生による診断があると伝えられました。

ヒアリング自体は良かったのですが、最中に部屋の扉があけたままなのがかなり気になりました。別に知り合いが待合室にいるわけではないのですが、かなりプライベートな話をしているわけでできれば扉を閉めてほしかったというのが本音です。ただ、コロナ対策かもしれないので、何となく言い出せず扉全開のままヒアリングは終わりました。

医師の先生の地獄の診断タイム

その後は採決をされて結果は次回来院したときに渡すと伝えられました。そして、しばらく待った後に医師の先生との診断となりました。こちらも相変わらず扉全開です。すぐ隣に受付もあるのは結構気になります。

この診断タイムが本当に最悪でした。

先ほどのヒアリングをしてくれた方とは異なり、とても感じの悪い先生でした。高齢(60~70代くらいでしょうか)の男性の先生だったのですが、まず入室したときに挨拶もなくパソコンを眺めていました。

最初から暫く無言…。数分経過…。(ん?これって自分から何か話し始めるべき?)

先生がようやく口を開きました。

先生「なるほどね~え~っと仕事の人間関係って悩んでいることですね~なるほど~」この間全く目を見ずパソコンを見たままです。どうやら先ほどのカウンセリング結果をパソコン上で見ているようです。

凡人「はい…。」

先生「あ~なるほどねえ。君が職場で浮いているってことでいいかな!?」相変わらずパソコンを見たまま。

凡人「えーーーっと…まあ…そういうことになりますかね…。」間違ってはいないけどもうちょっと言葉を選んでほしいのが本音。

先生「悩んでいる相手だけどさあ、君と年齢近いよね?なんで年齢も近いのに上手くやれないのかなあ?」

凡人「………。」年齢が近いだけで上手くやれるなら人類全員平和だよ!

先生「まあさ、嫌なら言い返せばいいんじゃないの?」

凡人「え、うーん…そうですかねえ…」ケンカして解決するならとっくにしているけどそういう問題じゃないでしょ!子供じゃないんだし!それで解決するなら心療内科に来ませんよ!

中略

先生「会社の産業医との面談はあるの?」

凡人「自分で予約しまして今週ある予定です」

先生「ハアッ!?」超大声でいきなり体を近づけてきたからすごく驚きました。ちなみにここまでで5分くらい経過していますが、ここで初めてパソコンではなく凡人の目を見る先生。先生じゃなくても、社会人で聞き直す時に「ハアッ!?」ってやばいのでは…。聞こえなかったのかと思い再度言い直す凡人。

凡人「自分で予約しまして週ある予定です」

先生「あ~~~~なるほどね~まあ、自分で予約できるなら元気だね。うん。大丈夫大丈夫。」再びパソコンガン見。

凡人「はあ…。」産業医のカウンセリング予約できる=元気!予約できない=元気ない!まずい!って判断軸どうなのか…?予約できない人ってそれ、、もう入院とかなのでは…。

中略

先生「まあさ、適応障害ってことにしちゃおっか。」パソコンにやたら大きい音を立てながら入力。

凡人「はい…。」しちゃおっか、とは…?????

先生「で、どうしたいの?」

凡人「カウンセリングに通ったほうが良いとか、今体調が悪いので普段の生活で改善すべき点などのアドバイスとかが欲しいです。自分では休んだ方が良い、薬を服用した方が良いなどのレベルなのかは分かりません。」というか、この回答は事前の問診票に書いたんだけどなあ…。

先生「そうだなあ~~~(無言1分経過)ま、産業医と話したらまた来院してよ☆」

凡人「え…?」

先生「ん~なんか今時点ではよく分からないから産業医の先生と話してきて☆」

凡人「………はい」分からない…とは…。

診断終了

心療内科に行ってみた感想

正直、ただの時間の無駄だったと思いました。そして、より落ち込みました。最初の心理士の方の対応はとても良かったのです。でも。医師の先生はかなり高圧的な言い方が多くパソコンをずっと見ているし、対応も適当な感じがしてとても患者の方を考えているとは思えませんでした。

自分としてはストレスにまみれて、恒常的な体調不良に悩まされ睡眠や食生活の面でも普通の生活を送れていないことに危機感を持って勇気を振り絞っていった心療内科でした。毎日泣きながら耐えて仕事を何とかしている状況が嫌で、休日に何でもない瞬間にポロッと涙がこぼれる異常さが自分でも怖かったのです。ちょっとしたストレスとは明らかに異なりますし、昨年からずっと続いているので長期化しているのもかなり不安になります。

心療内科にいってすぐに何かが解決することは望んでいませんでした。でも、話して心が軽くなるとか今後の解決策が見つかるのではと考えていました。また、先生からの心構えや生活習慣、環境を変えることへのアドバイスやカウンセリング受診のすすめなどを期待していました。

結局自分の今の状態がどのような状態かもよく分からないし、解決策も何も見つかりませんでした。ただ、高圧的な先生と嫌な時間にお金を払ったと思ったら何だか悲しくなりました。

心療内科の帰りはなぜか泣きたくなり、公共の場で泣かないようにじっと下を見つめながら帰宅を急ぎました。雨が降っていて傘は持っていませんでした。走るのも面倒だし、傘を買うのも面倒で濡れながら家へと歩いていきました。玄関に着いたら、何故だか涙が溢れてきました。

暗いトンネルの中にずっといるようで、何とかしたくてもがいて心療内科の扉を叩きました。でも、必死の思いでつかんだ藁は、形がなくてサラサラと手からこぼれる感じがしました。

いつもより感傷的でポエマーみたいになってしまいましたが。とりあえず、二度とあの心療内科に行くことはないでしょう。

次回は社内の産業医の先生と話した経緯を書こうと思います。

今日も読んでくださりありがとうございました。

早く元の自分を取り戻して元気になりたいです。


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